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  • 八尾(やつお)のそば

    【販売者】 北山製麺(富山県富山市)
    【購入価格(税込)】 486円(220g)
    【特徴】
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】 7~8分
    【管理人のコメント】 富山と言ってすぐに思いつく麺類は「氷見うどん」と「富山ブラック(ラーメン)」だろう。そばのイメージは薄いが、調べてみると八尾山間部では江戸時代からそばが盛んに作られていたという。さらに現代では「おいしいそば産地大賞2022」で八尾産在来種のそばが第2位を受賞している。(ちなみに1位は福井在来、3位は茨城の常陸秋そば)北山製麺はその伝統の味を乾麺で引きついでいるのだ。
    かなり太目なので茹で時間が7~8分と長い。小麦が主成分なので滑らかな舌触りでコシがあり、うどんのような食べ応えがある。それでいて野趣に富んだ田舎そばの雰囲気もあり、幅広い麺食いに好まれるだろう。


  • 二八蕎麦 ふなくらのそば

    【販売者】 ふなくらや(富山県富山市)
    【特徴】立山山麓を望む富山県船峅地区で農薬、化学肥料を一切使用せずに育てた玄そばで作った二八そば。
    【購入価格(税込)】 586円(180g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉
    【茹で時間】3~3分半
    【管理人のコメント】 干しそばをいただくとき、必ず最初の一口は何もつけずに食べてみる。その一口が美味しいと、そのまま何もつけずに一人前食べてしまう時がある。「ふなくらのそば」はそのパターンで、一袋(2人前)を茹でて、半分の一人前は何もつけず、純粋でまじりけのない美味しさを楽しんだのち、残りをつゆでいただいた。もちろんそば湯も美味しくいただいた。

    【ふなくらのそばの成り立ち】
    「ふなくら(船峅)」とは珍しい地名なので少し調べてみた。
    船峅村は、かつて富山県上新川郡にあった村で、昭和29年に下タ村と合併し、大沢野町を新設して消滅した。この地域は立山連峰を望む自然豊かな台地で寒暖差があり、美味しいそばが育つ条件を満たしている。
    「ふなくらのそば」の原料(玄そば)は、販売元のふなくらやが地域の農家と協同で生産、2022年4月に販売開始となった出来立てほやほやの商品だ。
    商品化のきっかけは、コロナのあおりで売り先を失った5tのそば粉の大量在庫を、ある農家さんが1人で抱え、その販売支援を始めたことらしい。乾麺の商品化は初めてで、製麺会社をあたるも10社から断られてしまうなど、かなりの苦労があったようだが、個性を生かしながら、とても上質な干しそばに仕上がっている。他人事ながらオファーを断った製麺所に「どうだ!」と言ってやりたくなる。


  • 黒部の結(むすび)

    【販売者】有限会社はなと(富山県黒部市)
    【製造所】沼田製粉株式会社(富山県南栃市)
    【特徴】 名水の里・黒部の地に育まれたそばを、乾麺にできる限界まで配合。そのため、乾麺とは思えぬ香り高いお蕎麦に仕上げた。
    【購入価格(税別)】 310円(160g入、1,938円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉(黒部産)、食塩、山芋粉
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 富山の干しそばがなかなか見つからなかったが、やっとみつけた。しかも黒部産のそばと言うからうれしい。富山と言えば氷見うどんがあまりに有名で、そばの印象は薄い。あまり知られてないようだが山の方に行くと、そば通をうならせる多くの名店があり、その多くが黒部産のそば粉を使用しているらしい。
    白くて少し太めの平打ち麺。滑らかな舌触りで適度な噛み応え。田舎そばと思いきや上品なそばだった。
    販売者の有限会社はなとは、富山県内でとんかつ・麺類・軽食等の飲食店を展開する会社。はなと本店では黒部そばが食べられる。