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  • 佐渡の朱鷺(とき)そば

    【製造者】 入澤製麺株式会社(新潟県南区)
    【購入価格(税込)】 260円(180g)
    【特徴】 「朱鷺と人が安心して暮らせる郷づくり」を進める新潟県佐渡。「佐渡の朱鷺そば」は、佐渡にて栽培されたそばの実を使用しております。
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、海藻、食塩
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 「ときそば」と聞くと落語の「時そば」を連想するが、こちらのトキは鳥の方。朱鷺そばは、ちょっと前にいただいた「佐渡のなが藻そば」の姉妹品。新潟の干しそばの多くは海藻を使用していて、朱鷺そばは定番の「ふのり」をつなぎとしている。
    白く美しい茹で上がり、柔らか目で滑らかな食感と優しい風味。入澤製麺がモットーとする「体にやさしいめん造り」がちゃんと伝わってくる商品だった。

    朱鷺(トキ)の話
    トキはかつて日本全土に生息していた。狩猟や農薬の使用、生息地開発などの環境破壊によって激減し、1952年に「特別天然記念物」、1960年「国際保護鳥」に指定される。その頃にはすでに20羽前後にまで減少していた。
    1981年から野生のトキを保護して人工飼育が始めたが成功せず、日本の国内産トキは2003年に絶滅した。
    しかし中国から提供されたトキから繁殖・放鳥を繰り返し、現在佐渡には推定500羽近くが生息している。トキをシンボルにした佐渡の自然再生の取り組みが「佐渡モデル」として注目されている。


  • 佐渡のなが藻そば

    【製造者】 入澤製麺株式会社(新潟県南区)
    【購入価格(税込)】 260円(200g)
    【特徴】 「なが藻」をつなぎに使用することで、磯の風味と特徴であるぬめり(フコイダン)を活かしたのど越し抜群のおそばに仕上げました。佐渡海洋深層水を使用しております。
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、なが藻(アカモク)、食塩
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 なが藻は一般的に「アカモク」と呼ばれる海藻で日本列島全土に分布するが、佐渡では5m以上に成長することから「なが藻」と呼ばれ昔から食されている。1月から3月が収穫時期で、さっと湯通しして二杯酢で酢の物にしたり、味噌汁、ラーメンに入れたり、熱いご飯にかけて食べる。
    その「なが藻」を粉にして練り込んだ干しそばだ。茹で始めると磯の香りが漂ってくる。茹で上がりはコンニャクのような透明感があり、プルプルした食感は少し蕎麦離れしているが喉越し良く美味しい。連日猛暑が続いていますが、よ~く冷やしたなが藻そばで乗り越えられそう。


  • イチカラそば

    【販売者】株式会社イチカラ畑(新潟県小千谷市)
    【製造者】高橋製麺株式会社(埼玉県鴻巣市)
    【特徴】自社農園で栽培した石臼挽きそば粉、厳選した国産小麦・伝統海塩「海の精」使用。
    【購入価格(税込)】 249円(めん90g、粉末スープ付き)
    【原材料】 小麦粉(国産)、そば粉(有機そば100%(新潟県産)、植物油脂(パーム油)、馬鈴薯でん粉(国産:遺伝子組み換え原料不使用)、植物性たん白(大豆:遺伝子組み換え原料不使用)、食塩(香川県産)
    【茹で時間】 2分半
    【管理人コメント】 株式会社イチカラ畑の商品5種類の最後は、可愛らしいパッケージのインスタントそば。インスタントと言っても侮るなかれ。自社農園で有機栽培して脱皮した蕎麦の実を丸ごと挽いた全粒粉を使用。挽きたてのそば粉を使用した新潟県産即席そばなのだ。しかも鍋ひとつで2分半調理のお手軽さ。
    同じタイプのインスタントそばでは、以前「マルちゃん 天ぷらそば」があった。お値段にかなり差があるので仕方ないが、イチカラそばは麺の質が段違いに良い。スープもアミノ酸や保存料を使用しないこだわり。


  • 魚沼産全粒そば粉 畑のそば

    【販売者】株式会社イチカラ畑(新潟県魚沼市)
    【製造者】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【特徴】自社農園で栽培した石臼挽きそば粉、厳選した国産小麦・伝統海塩「海の精」使用。
    【購入価格(税込)】 518円(180g入)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、食塩(海水)
    【茹で時間】 5分
    【管理人コメント】 株式会社イチカラ畑の商品5種類うち、4品目は小麦粉と食塩が入った干しそばの基本形。しかし並の干しそばではない。原料はすべて国産で、そば粉の含有量は半分以上。何よりこだわりは食塩に伊豆大島産の「海の精」を使っていること。「海の精」は海水を平窯で煮詰めて作られ、キロ2,000円以上する高級塩だ。
    当然、昨日食べた十割より麺の張りがあり、のど越しがよくなる。その分そばの風味は若干封じ込まれるのは仕方ない。
    「海の精」がたっぷり溶け出したそば湯は、麺つゆを加えずにそのままが美味しい。


  • 魚沼産全粒そば粉100% 十割そば

    【販売者】株式会社イチカラ畑(新潟県魚沼市)
    【製造者】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【特徴】弊社農園で無農薬栽培し添加物や塩を一切使用せずに製麺した十割そば。乾麺ではめずらしい全粒粉を使用している為、栄養価の高い乾麺。
    【購入価格(税込)】 648円(180g入)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 7分
    【管理人コメント】 株式会社イチカラ畑の商品5種類うち、3品目はシリーズ最上品の十割そば。
    全粒100%だから乾麺の状態で実と甘皮を挽いた粒々がはっきり見えて野趣にあふれているが、茹で上がりは転身してしなやかで美しい。適度にモチモチ感があり、自然な香りと甘みがあふれて旨い!。もちろんそば湯もたっぷりいただいた。
    イチカラ畑の上質なそば粉と、山本食品の高い製麺技術によって完成した、干しそばの最高峰と言って過言ではない商品。


  • 雪室貯蔵「雪室そば」

    【販売者】株式会社イチカラ畑(新潟県魚沼市)
    【製造者】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【特徴】魚沼産玄そばを雪室で貯蔵し、石臼挽きすることで香り高く仕上げた挽きぐるみ蕎麦。
    【購入価格(税込)】 540円(180g入)
    【原材料】 そば粉・小麦粉・食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人コメント】 株式会社イチカラ畑の商品5種類うち、2品目は布海苔が入っていない挽きぐるみ蕎麦。
    薄いクリーム色の麺は久しぶり。これが自然のそばの色。茹で上がりも何とも言えないいい色。食べずして「こりゃ間違いないでしょう!」てやつだ。残りの3品も楽しみ~。


  • 雪室貯蔵「雪室そば ふのり」

    【販売者】株式会社イチカラ畑(新潟県魚沼市)
    【製造者】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【特徴】魚沼産玄そばを雪室で貯蔵し、石臼挽きした蕎麦粉を布海苔でつないだ魚沼地方の伝統色。
    【購入価格(税込)】 540円(180g入)
    【原材料】 そば粉・小麦粉・海藻・食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人コメント】 新潟駅構内のお土産売り場で、ちょっと目を引くパッケージの干しそばが並んでいた。株式会社イチカラ畑の代表 吉田勇童は、中越地震で閉鎖した牧場の再利用から手探りで、まさにイチカラ事業を始めた。無添加で体に優しい食品を、親しみやすいパッケージデザインに込めたという。
    同社の商品を5種類を購入したうち、まずは新潟らしい「布海苔入り」から。茹でていて驚いたのは茹で汁の濃さ。布海苔入りそばでここまで濃いのは珍しい。そばの割合が高いからだ。自然なそばの甘みを邪魔するものは一切なく、サクサクと箸がすすむ。もちろん、そば湯もたっぷりいただいた。少し高めだがお値段以上の価値あり!


  • 善屋へぎそば 喬へぎ

    【製造者】株式会社松代そば善屋(新潟県十日町)
    【特徴】独特のコシとかたさを併せ持ったご当地そばの新スタンダード。
    【購入価格(税別)】 322円(240g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、海藻ゲル、小麦たん白、食塩、増粘剤
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人コメント】 松代そば善屋さんの干しそばは、これで5品目の投稿となる。その中で最も滑らかさと弾力に富んでおり、見た目も御前粉のような白さで少々そば離れしている。こういう麺が好きな人は少なくないだろう。


  • 真昆布そば

    【販売者】 株式会社能水商店(新潟県糸魚川市)
    【製造者】 株式会社自然芋そば(新潟県上越市)
    【特徴】 新潟海洋高校の生徒が、実習繁殖した真昆布を練り込んがそばを商品化しました。
    【購入価格(税込)】 378円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、粉末昆布、山芋粉、食塩、小麦たん白、ふのり/加工でん粉
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 販売元の能水商店は、新潟県糸魚川市で近隣河川に回帰するサケの有効利用と新潟県立海洋高等学校の職業教育を支援するため2010年に設立された。様々な商品を開発しているが、鮭の魚醤「最後の一滴」が一押し商品のようだ。
    さて、この真昆布そばには海洋高校資源育成コースの実習で養殖した真昆布が練り込まれているという。海水温の高い新潟県沿岸に真昆布は自生しないが、冬場の低水温の時期だけ養殖ロープを能生弁天浜に敷設して生長させるらしい。
    今まで食べてきた海藻入りのそばの中で、最も強く昆布の香りが感じられた。更に布海苔も入っているのでヌルヌル食感かと思いきやそうでもなく、自然な食感と爽やかな風味の大変美味しい干しそばだった。
    余談ですが、糸魚川市に「糸魚川」という川はありません。


  • 小千谷のへぎそば

    【販売者】 有限会社小千谷そば和田(新潟県小千谷市)
    【特徴】 新潟を代表する郷土食「へぎそば」のご自宅用乾麺。
    【購入価格(税込)】 246円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、海藻、食塩、着色料(クチナシ)
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 和田は昭和元年に現JR小千谷駅前でへぎそば屋を創業、地元のファンはもとより、遠方の客も訪れる名店だ。ついこの前、同社の地粉「とよむすめ」を使用した「和田 小千谷のへぎそば」を食べたところだが、この干しそばはレギュラータイプ。とは言ってもへぎそばの特徴を十分味わえる高いクオリティーだ。


  • 十日町そば

    【販売者】 株式会社新川屋(新潟県十日町市)
    【特徴】 そば処で知られる雪国十日町地方にあって、古くから伝わる海藻を使った製法で作られた伝統のそば。
    【購入価格(税込)】 196円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、澱粉、小麦たんぱく、海藻、増粘多糖類
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 十日町市は、新潟県南部と長野県の県境に位置し、南北にかけて信濃川が流れ、雄大な河岸段丘が形成されている。毎年2メートルを超える雪が降る厳しい冬から生み出される恵みの水は、お米や地酒、そばなどの美味しい食材を育む。
    販売元の新川屋さんは、もち米を使ったおこわや団子が主力商品。この干しそばはリーズナブルな割に、なかなかの風味・食感だった。


  • 新潟 茶蕎麦

    【製造者】 有限会社カネミヤ(新潟県新発田市)
    【特徴】 お茶の色と香りを活かすため、独自な方法でお茶の葉を粉末にして製造しています。自然乾燥ですので、ゆでのびが遅く、麺に透明感があり、光沢があります。
    【購入価格(税込)】 196円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、お茶、食塩、青色色素(クチナシ色素)
    【茹で時間】3~4分
    【管理人のコメント】 つるつるもちもちの食感と清涼感のある後味は、これから熱い季節、食欲がないときにも食べられる。
    村上市は新潟県北端にあり商業的なお茶の生産地としては最も北に位置している。栽培の歴史は江戸初期(1620年代)、村上藩の大年寄・徳光屋覚左衛門(とくみつやかくざえもん)が宇治伊勢の茶の実を買い入れて、主要地場産業にしようとしたのがその始まりとい言われている。


  • 和田 小千谷のへぎそば

    【製造者】 有限会社小千谷そば和田(新潟県小千谷市)
    【特徴】 小千谷産のソバ粉「とよむすめ」と国産小麦粉を使用した「へぎそば」乾麺です。
    【購入価格(税込)】 354円(200g)
    【原材料】 そば粉(小千谷産)、小麦粉(国産)、海藻、食塩、着色料(クチナシ)
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 和田は昭和元年に現JR小千谷駅前でへぎそば屋を創業。地元のファンはもとより、遠方の客も訪れる名店だ。乾麺の自社製造のきっかけは、都内有名デパートで開催された新潟物産展に出店したことで、今では全国に販路が広がっているらしい。
    地粉だけを使用したワンランク上のへぎそば。コシとのど越しの良さは言う前もない。飲み込んだ後で爽やかな香りが鼻を抜ける。新潟の干しそばは、どれも上質で甲乙つけがたい。

    「とよむすめ」とは
    2003年に中央農業総合研究センター・北陸研究センターが新品種として育成を報告。収穫時期がやや遅めだが収穫量が多く、千粒重(1,000粒の重さ)も重く充実している。最も大きな特徴はルチンが多いことで健康効果が高いそばなのだ。当初は中国地方での栽培が見込まれたが、現在種苗が入手できるのは新潟県小千谷市のみらしい。(農研機構ホームページを参照)


  • わたや へぎそば

    【販売者】 株式会社わたや(新潟県小千谷市)
    【製造者】 株式会社自然薯そば(新潟県上越市)
    【特徴】 縮織物の街、小千谷。麻糸を噤む際に使われる海藻「布海苔」がつなぎに使われるようになり、へぎそばは生まれました。しなやかで、のどごしのよいそばです。
    【購入価格(税込)】 375円(200g)
    【原材料】 そば粉(国内製造)、小麦粉、小麦たん白、海藻、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 新潟市内のスーパーには、実に多くの干しそばが販売されている。わたやは小千谷でへぎそば店を創業して100年の老舗。新潟県民に親しまれている。そば屋を始める前、綿の打ち直しなどを生業にしていたことから「綿屋」の屋号がついたらしい。
    少し緑がかった美しい茹で上がり。へぎそばならではのコシと抜群ののど越し。そばの風味も大変豊かで、そば粉の含有量の多さを確信する。新潟のへぎそばはスランプなしの美味しさだ。


  • 自慢のほそぎり

    【製造者】 株式会社自然芋そば(新潟県上越市)
    【特徴】 越後の名水「尾神岳大出口泉水」を製麺水に使用し、当社自慢の極細麺に仕上げました。
    【購入価格(税込)】 324円(270g)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩、海藻
    【茹で時間】3分
    【管理人のコメント】 株式会社自然芋そばは、深い山に囲まれた新潟県上越市浦川原区で伝統的に親しまれている自然芋(じねんじょ)が練り込まれたそばを製造販売している。干しそばだけで13種類もの商品があるが、本ブログではこれが5品目となる。ちなみにこの商品は自然芋(山芋粉)は入っていない。
    3分で茹で上がる極細麺。布海苔の効果であろう滑らかでシャキッとした歯応えは、まるでそうめんを食べているかのようだ。早ゆでの麺を常備しておくと、急いでいるときに便利だ。


  • 越後 蕎麦八

    【製造者】 株式会社自然芋そば(新潟県上越市)
    【特徴】 風味がしっかり伝わるそば粉80%配合。海藻「ふのり」入りで、ツルツル食感。そばの豊かな香りとのどごしの良さ、どちらも楽しめるおそば。
    【購入価格(税込)】 410円(200g)
    【原材料】 そば粉(国内製造)、小麦粉、小麦たん白、海藻、食塩/加工でん粉(タピオカ)
    【茹で時間】4分半~5分
    【管理人のコメント】 株式会社自然芋そばは、深い山に囲まれた新潟県上越市浦川原区で伝統的に親しまれている自然芋(じねんじょ)が練り込まれたそばを製造販売している。干しそばだけで13種類もの商品があるが、本ブログではこれが4品目となる。ちなみにこの商品は自然芋(山芋粉)は入っていない。
    ふのりが多めなのだろうか。いままでの中で最もねっとりした食感。いわゆるそばやうどんで言う「のど越し」とは違う。かといって二八らしさでもない。何とも言えない感じだった。


  • 越後魚沼 入広瀬のそば

    【販売者】 一般財団法人 魚沼農耕社(新潟県魚沼市)
    【製造所】 有限会社カネミヤ(新潟県新発田市)
    【特徴】 魚沼農耕舎が自社圃場で栽培し、雪室で貯蔵した甘みの増したそばを石臼で挽いた香り立つそば。
    【購入価格(税込)】 330円(240g)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、小麦たん白、食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 新潟駅内の「ぽんしゅ館」で購入。販売元の(一財)魚沼農耕社は、魚沼市北部地域の受け手のいない農地を預かり、米やそばなどを栽培し、加工・販売を行っている。商品名にある「入広瀬(いりひろせ)」は北魚沼郡にあった村。2004年11月1日に小出町、堀之内町、湯之谷村、広神村、守門村との合併により魚沼市となった。
    種皮を多く含んだナチュラルな色合い。新潟の干しそばにしては珍しく、フノリ(海藻)が入っていない。そのためかコシは弱めでサクッと噛み切れる。良い意味で蕎麦らしからぬ滑らかさがあり、好む人が多いだろう。

    余談ですが、、、
    新潟駅を訪れた人はご存じだと思うが、この干しそばを購入した「ぽんしゅ館」は新潟県内にある全蔵の酒を試飲できる素敵な場所。受付で500円を支払い、お猪口とメダル5枚をもらってズラリと並んだ唎き酒マシーンから、好みの地酒をお猪口5杯分まで楽しめるというシステム。お酒とマリアージュするおつまみや、厳選した新潟のお土産も最高の状態で取り揃えている。


  • 日の出そば

    【製造者】 有限会社日の出そば(新潟県十日町市)
    【特徴】 つなぎに良質な海藻(ふのり)をたっぷりと使用して風味が良く、コシも強く食べごたえがある。
    【購入価格(税込)】 260円(200g)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、ふのり、塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 有限会社日の出そばは、新潟県十日町市松代で大正6年(1917年)の創業から100年余り変わらない味を守り続けている。
    新潟の干しそばに布海苔(ふのり)が入ってるのは当たり前だが日の出そばは、布海苔を茹でて煮溶かし練り上げる工程から自社で行っている。
    布海苔がもたらすしっかりした噛み応えと滑らかな食感は、今まで食べた新潟のどのそばよりもはっきりしている。風味も良く良質な干しそば。
    布海苔について詳しく知りたい方はこちらを参照。

    余談ですが
    日の出そばの茹で方の説明に「煮立ったら水を少々入れ、そばのシンがなくなる程度まで茹でる。」とある。
    差し水は「びっくり水」とも呼び、麺類・豆類などをゆでる時に沸騰した湯をいったんしずめるために加える冷水。吹きこぼれを防ぐほかに、材料の中心まで均一に茹で上げる効果があるので、一般的に茹で時間が長い材料に用いるが、火が通りやすい材料に用いると再沸騰まで時間がかかり、ふやけてしまう恐れがある。
    干しそばの場合は賛否に分かれているが「差し水はしないで火加減で調整せよ。」との記述が圧倒的に多い。おそらく麺の太さや原材料によって適不適があるのだろう。


  • 布乃利 へぎそば

    【製造者】 株式会社小嶋屋総本店(新潟県十日町)
    【特徴】 長年の乾燥作りの経験から得た温度湿度管理でじっくりと手間ひまかけた乾麺。
    【購入価格(税別)】 260円(200g入、@1,300円/kg)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、海藻(ふのり)、食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 フノリを使ったへぎそばの特徴でもあるが、とにかく滑らかでのど越しがよい。つるつるっと1袋(2人前)は軽くいただける。
    このところの猛暑で水道水では麺が締まらないので、水道水で洗った後、最後に氷で冷やした水にくぐらせていただいた。特にへぎそばは、こうすることをおすすめする。

    余談ですが・・・
     以前は長岡小嶋屋さんのへぎそばをいただいたが、これは小嶋屋総本店(本店:十日町市)のへぎそば。2社の源流は同じである。家内が新潟出身なので市内の直営店には何度かうかがったことがある。蕎麦屋さんとは思えない大きな店構えで、店内は高級感がある意匠。そばだけでなく、ご当地の多彩な料理が味わえて、プライベートにビジネスに大切な人のおもてなしができるお店なのだ。


  • 十日町名産 妻有そば

    【製造者】株式会社玉垣製麺所(新潟県十日町市)
    【特徴】厳選した玄そばを自社製粉し、挽きたてのそば粉を使用した香り高いそばです。 つなぎに布のり(海藻)を贅沢に使用することで、風味豊かで独特なコシと滑らかな舌触りが特徴。
    【購入価格(税別)】 220円(200g入、@1,100円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、海藻、食塩、加工澱粉
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 三軒茶屋で小料理屋を営む十日町出身の女将がおすすめ。
    布のりが生み出すねっとりとして弾力のある食感は、今まで食べたへぎそばのどれよりも強く感じた。風味良く噛むと甘みがあふれてくる。さすが女将おススメの逸品!
    新潟県の一番南端の雪国地帯を「妻有郷(つまりごう)」と言って、現在の十日町市(旧川西町・旧中里村・旧松代町・旧松之山町)・津南町が属している。
    パッケージが英語併記なので、海外の人も助かるだろう。