• カテゴリー別アーカイブ 十割
  • ひがしどおり 十割そば

    【販売元】 一般社団法人東通村産業振興公社(青森県下北郡東通村)
    【製造元】 山本食品株式会社(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 565円(200g)
    【特徴】 青森県東通村で古くから愛されている十割そば。地元で収穫する玄そばの風味を生かすべく石臼で丁寧に粉挽きした、そば本来の香りが楽しめる本格十割そばです。
    【原材料】 そば粉(青森県東通村産)
    【茹で時間】 6分茹で、2分蒸らし
    【管理人のコメント】 青森県東通村で収穫される「キタワセ」を使用した無塩の十割そば。しっかりした噛み応えと滑らかなのど越し。そばそのものの風味を堪能できる商品。濃厚なそば湯も美味しくいただいた。

    余談ですが、、、
    東通村は本州最北端、青森県下北半島北東部に位置し、山林・原野の豊かな大自然に恵まれ、北東端には寒立馬(かんだちめ)で有名な尻屋崎がある風光明媚な土地。
    気候は、偏東風(やませ)の影響を強く受け、年平均気温が約10度前後と夏でも冷涼なため、蕎麦やブルーベリーの栽培が盛んである。
    東通村のそばの歴史は稲作よりも古いとされ、東通村では昔から各家庭でつなぎ無しの十割そばを打ち、慶事などで振舞われてきたと言う。

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    寒立馬(かんだちめ)は、尻屋崎周辺に放牧されている馬。厳しい冬にも耐えられるたくましい体格の馬であ。(画像はパブリッドメイン)


  • まぼろしのそば 千葉在来十割

    【販売者】 株式会社千葉穀物(千葉県山武市)
    【製造者】 山本食品株式会社(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 810円(200g)
    【特徴】 百年前から千葉県で脈々と受け継がれてきた在来種を千葉の大地で肥料や農薬に頼らず、純粋に土と太陽と雨の力のみで育て上げました。
    【原材料】 千葉県産自然栽培そば粉
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 乾麺の表情から非凡さを予感させる。茹でているときの湯気の香りで、予感が確信に変わる。これ絶対間違いないでしょう!
    腰とか弾力とかではない、何とも言えない噛み応え。蕎麦汁に浸すのがもったいない。ずっと麺だけを味わっていたい。最後に濃厚なそば湯で身も心も満たされる。まさに感動の一品。お値段も非凡。


  • 和みの十割 出雲そば

    【製造者】 有限会社本田商店(島根県雲南市)
    【特徴】 十割・太打ち・平打ち。出雲の地、島根で製粉。挽きぐるみそば粉。
    【購入価格(税込)】 432円(そば200g)
    【原材料】 そば粉、食塩
    【茹で時間】 ざる5分、かけ4分半
    【管理人のコメント】 乾麺グランプリ開催前後から池森そばの投稿が続くが意図はない。たまたま友人が「ブログネタにどうぞ」と言って、池森そばをドサッとくれたのだ。
    本田商店さんは干しそば界では超有名メーカーで、このブログでも過去6品を掲載しており、その中には十割もあった。この商品は2020年に投稿した「常陸秋そば100%使用十割そば」に酷似している。そばの原産地は違うと思われるが、極端な平打ち麺で、そばらしいもったりした食感(いい意味です)、香りと甘みが抜群な点はほぼ等しい。
    言うまでもなく、最後はそば湯もたっぷりいただいて満足度200%!


  • 幸せの十割 信州戸隠

    【製造者】 株式会社おびなた(長野県長野市)
    【特徴】そば粉100%の贅沢な味わい。そば湯もおいしい食塩無添加。自家挽きそば粉で香り豊か。
    【購入価格(税込)】 いただきもの(200g)
    【原材料】 そば粉(国内製造)
    【茹で時間】 ゆで6分半+むらし2分
    【管理人のコメント】 おびなたさんの十割は3年前にこちらで投稿している。茹で時間、蒸らし時間も同じことから、パッケージを変えただけの商品だと思ったが、麺の形が若干違うので一応 別物らしい。
    十割らしいサクサクとした食感がいい。豊かな風味にあふれた上質な干しそば。濃厚なそば湯もたっぷりいただいた。


  • 最果てそば

    【販売者】 株式会社上原農場(北海道 標津郡 中標津町)
    【製造者】 山本食品株式会社(長野県長野市)
    【特徴】 有機栽培原料を使用したこの上ない味の十割そば
    【購入価格(税込)】 800円(200g)
    【原材料】そば粉
    【茹で時間】 7分
    【管理人のコメント】 上原農場は中標津町で蕎麦や馬鈴しょを生産して100年以上の歴史を持つ農場。そばは北海道の主力品種である「北海道キタワセ」を生産し、 顧客の好みに合わせて挽き目を分けた自社製粉をして販売している。
    そのそば粉を100%使用して、十割そばの製麺技術で有名な山本食品で製麺したのが「最果てそば」だ。中標津町の物産展で、大変高価で迷ったが、手に入りにくそうだったので購入した。
    盛り付け写真でもわかるように、強い張りがありスルスルと大変のど越しが良い。癖が無くすっきりした風味だ。
    超特濃のそば湯もたっぷりいただいた。


  • BIO-RAL 国産有機十割そば

    【製造者】 有限会社本田商店(島根県雲南市)
    【特徴】 有機JAS認定のそばです。食べても害が少ないものは、環境にもやさしいと言えます。
    【購入価格(税込)】 494円(180g)
    【原材料】 有機そば粉、食塩
    【茹で時間】 4分
    【管理人のコメント】 
    「BIO-RAL(ビオラル)」は、首都圏と近畿圏に店舗を展開する大手スーパーマーケット「ライフ」が、オーガニック・ローカル・ヘルシーをコンセプトに、健康で豊かなナチュラルライフスタイルを提案する新業態。
    この干しそばは、島根県の本田商店が製造するBIO-RALブランドの有機JAS認定商品なのだ。本田商店の十割と言えば、昨年9月にいただいた「常陸秋そば100%使用十割そば」は野趣に富んだ平打ち太麺だったが、こちらは上品な細麺でサクサクっとした食感。軽く咀嚼するだけでそばの甘みが感じられる。十割の中で、田舎系と更科系のちょうど真ん中って感じだろうか。もちろんそば湯も美味しくいただきました。


  • 魚沼産全粒そば粉100% 十割そば

    【販売者】株式会社イチカラ畑(新潟県魚沼市)
    【製造者】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【特徴】弊社農園で無農薬栽培し添加物や塩を一切使用せずに製麺した十割そば。乾麺ではめずらしい全粒粉を使用している為、栄養価の高い乾麺。
    【購入価格(税込)】 648円(180g入)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 7分
    【管理人コメント】 株式会社イチカラ畑の商品5種類うち、3品目はシリーズ最上品の十割そば。
    全粒100%だから乾麺の状態で実と甘皮を挽いた粒々がはっきり見えて野趣にあふれているが、茹で上がりは転身してしなやかで美しい。適度にモチモチ感があり、自然な香りと甘みがあふれて旨い!。もちろんそば湯もたっぷりいただいた。
    イチカラ畑の上質なそば粉と、山本食品の高い製麺技術によって完成した、干しそばの最高峰と言って過言ではない商品。


  • 農家のそばや 羊蹄山十割そば

    【販売者】 (有)湧水の里 農家のそば屋羊蹄山(北海道虻田郡)
    【製造者】 信州戸隠そば株式会社(長野県長野市)
    【特徴】 北海道羊蹄山ニセコ高原で、香り高い牡丹そばを自家焙煎、石臼挽きされたそば粉を原料に特殊技法により食塩を使用せず、そば粉と水だけで製造され、そばの栄養成分、おいしさを最大限に活かした100%のそばです。
    【購入価格(税込)】 いただき物なので不明(180g)
    【原材料】 そば粉(北海道産)
    【茹で時間】4分茹で、蒸らし2分
    【管理人のコメント】 羊蹄山の伏流水が湧き出る麓で、幻の品種「牡丹そば」を、十割または二八の挽きたて・打ち立てが味わえる店。店のホームページに「ヘリポートもご用意しておりますので、ヘリコプターでの来店の場合は事前にご連絡ください。」との案内に、さすが北海道!スケールが違う!
    黒くて荒々しい表情。モテッとした食感と、甘く香ばしい濃い風味は、大げさに言えば蕎麦掻きを食べている感じ。決して悪い意味ではなく、素材の特徴があふれ出ているということだ。2人前をペロリと平らげて、最後は濃厚なそば湯をたっぷりいただいた。

    「牡丹そば」とは
    牡丹そばは道内で古くから作付けされていたが、背が高くて倒れやすく栽培が難しい、収量が少ないなどの理由から、その改良種である「キタワセソバ」が主流となり絶滅の危機に瀕していた。
    他品種に比べて味や香りが優れていることから、栽培技術の向上、品質の改善が取り組まれているが、現在も生産量が少なく「幻のそば」と呼ばれている。
    本ブログでは以前、北海道樺戸郡薄浦町の「ぼたんそば」を投稿した。


  • 阿波名産 祖谷十割そば

    【製造者】 岡本製麺株式会社(徳島県板野郡)
    【特徴】石臼挽きそば粉100%使用。食塩不使用の完熟無塩めん。滑らかで歯切れの良い麺。
    【購入価格(税込)】 380円(200g)
    【原材料】そば粉(国内製造)
    【茹で時間】 6分
    【管理人のコメント】 岡本製麺の祖谷(いや)そばは以前いただいたことがあるが、今度のは全く別物だった。
    茹で始めるとたちまちそば粉が湯に溶け出して泡立つ。十割そばはこの濃いそば湯が美味しいのだが、今回のは”干蕎麦日記”史上最高の濃度。麺が溶けて無くなるのではと心配になるほどだった。
    さすがに茹で上がりは少し痩せた感じの細麺。一口食べた瞬間は(少し大げさだが)その意外な食感に衝撃が走った。十割で、しかもそば殻を多く含んだ田舎そばなのに、驚くほどの弾力と滑らかさを出している。これはそば粉に秘密があるに違いないと、そば粉を提供している株式会社谷食糧のホームページを訪れた。
    すると同社は自社の取り組みを下記のように述べている。
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    既存の製品に満足しない、世の中にないものを作りたい。
    多様な用途に最適なそば粉を提供できるよう、これまでの製粉方法に加え、独自に開発した製法で様々な特性を持ったそば粉を製造しています。
    また、市場とお客様のさらなるニーズにこたえられるよう、日夜開発を進めております。
    社長も社員も機械好き同士ゆえ、新しい技術を積極的に導入し、これまで「できない」「難しい」と言われていた“そば”の実現を可能にしています。
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    なるほど、同社のそば粉なら今ままでに無い十割ができても不思議でない。
    さらに読み進めると、乾麺に向いているそば粉が4種類紹介されている。その中にあるとすれば恐らく「優香十割石臼挽」であろう。その特徴は以下の通り。
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    「ロール製麺で十割そばを作りたい」というご要望にお応えして開発。
    普通のロール製麺機では十割そばが繋がらないという問題を解決しました。
    優れた風味と滑らかさ、そしてつながるそば粉です。
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    長々と書いてしまったが、とにかく美味しいので一度ご賞味あれ!


  • 信寿食 十割蕎麦

    【販売者】株式会社美包(長野県長野市柳原)
    【製造者】信州戸隠そば株式会社(長野県長野市竹富)
    【特徴】純国産の良質なそば粉を水だけで打ち上げた正真正銘の十割そば。
    【購入価格(税込)】 550円(200g)
    【原材料】 そば粉(国産)
    【茹で時間】 4分茹で+2分むらし
    【管理人のコメント】  「信寿食」は長野県の郷土料理「そば・おやき」を通販で販売しているブランド名。販売者である株式会社美包は「雪村そば」(ブランド名)の製造・販売元としても有名だ。
    この干しそばの製造元・信州戸隠そば株式会社の自社ブランド品は、この干蕎麦日記でもいくつか紹介したが、中でも「信州 本十割そば」はとても美味しかったので印象に残っている。見た目はそれと似た太めの平打ちなので味も同かと思いきや全く異なり、こちらは超ワイルドな田舎そば!風味の強さという点では群を抜いており、好きな人もいれば、癖が強いと感じる人もいるだろう。以前も述べたが十割はどれも個性が強くて面白い。


  • 信州戸隠製麺 十割そば

    【販売者】 日清フーズ株式会社(東京都千代田区)
    【製造者】 株式会社おびなた戸隠工場(長野県長野市)
    【特徴】 引き立つ甘みとなめらかで歯切れの良い食感が特徴の、信州の戸隠地方で製麺した十割そば。
    【購入価格(税込)】 459円(200g)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 再沸騰後4分
    【管理人のコメント】 クールな配色とデザインのパッケージ。日清フーズの十割は、以前「滝沢更科 十割そば」をいただいたことがあるが、この商品は新製品で少々高価な価格設定。十割では珍しい細切りで製麺技術の高さを物語っている。
    細くても団子にならずハラハラとほぐれる適度な張りがあり、軽率なコシや滑らかさがなく、あくまで自然で柔らかな甘さと香りは、干しそばが目指してきた到達点かもしれない。純白で濃厚なそば湯は体が喜ぶ美味しさだった。
    十割そばは単一原料なのに商品それぞれの強い個性がある。


  • 十割そば本舗 国産の十割そば

    特徴】北海道産100%国産の十割そば
    【購入価格(税込)】540円(200g入)
    【原材料】そば粉(北海道産)
    【茹で時間】5分ゆで+蒸らし1分
    【管理人のコメント】このところ変わり種が続いたので、久しぶりに十割が食べたくなった。製造元の山本かじのは、40年以上十割を製造販売をしてこられたパイオニア企業。
    2年ほど前に投稿した同社の「元祖十割そば」は太めの平打ち麺で、野趣に富んだ風味が特徴だった。いまは多くのスーパーで定番販売されている。
    その山本かじのが「ついに完成!」と言わしめたのがこの商品。北海道産の上質なそば粉のみを使い、細めに仕上げた麺は、従来の十割とは全く違う。のど越し良く食べやすいが、それでいて噛み応えがあり、香りも味もしっかりしている。勿論、濃厚な蕎麦湯も美味しくいただいた。
    お値段は少し高めだがその価値は十分。「十割そばは苦手」という人にも是非試していただきたい。


  • 常陸秋そば100%使用 十割そば

    【製造者】 有限会社本田商店(島根県雲南市)
    【特徴】 常陸秋そば100%使用
    【購入価格(税別)】 498円(そば180g、2,767円/kg)
    【原材料】 そば粉、食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 いつものスーパーで限定販売していたもの。本田商店さんは季節ごとに様々な限定商品を出していて、その数量は限られる。たまたまこの商品に出会えたのは幸運だった。
    それにしても久しぶりの十割。平打ちの太麺で、茹で始めるとたちまち蕎麦が溶け出し泡立つ。
    決してモチモチではない噛み応え。香りと甘みは抜群。最後にそば湯もたっぷりいただいて、十割の素晴らしさを再認識した。

    「常陸秋そば」とは
    茨城県農業試験場が常陸太田市の在来種を元に磨ぎあげて昭和60年に奨励品種として認定したブランド品種。
    実が大きく、粒ぞろいが良く、黒褐色の見た目にも大変美しいそばで、口に含んだ時の甘味と、鼻腔に広がる芳醇な香りが特に優れており、いまや”玄そばの最高峰”と評され、茨城県が全国に誇るブランド品種。
    そばの収穫量が北海道に次ぐ全国第2位の茨城県だが、その生産量のほとんどが「常陸秋そば」。


  • 本物の信州そば(よこ亭監修)

    【製造元】 山本食品株式会社(長野県長野市)
    【販売元】 有限会社飯綱町ふるさと振興公社
    【特 徴】 長野県上水内郡飯綱町にあるそば処 よこ亭の十割そば。蕎麦は無農薬の自社栽培。飯綱町で収穫した高品質なそば粉「信濃1号」を100%使用。飯綱町は寒暖の差が大きい地域で、甘みと香りが高く、コシが強いのが特徴。
    【購入価格(税別)】 600円(200g入、@3,000円/kg)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 ネット上で購入者から高い評価を得ている。干しそばの中ではかなりお高めの商品。
    調べると「よこ亭」は有限会社飯綱町ふるさと振興公社が、そばの栽培から店舗までを一環して運営する屋号。この干しそばは同社が原材料の提供と監修を行って山本食品が製造している。
    見た目は玄そばを外殻ごと砕いたものを丸ごと石臼で挽いた「田舎挽き」。そば殻のつぶつぶが多く見られる。
    田舎挽きのそば粉を十割で乾麺にすることは非常に難しいはず。しかもこの商品はよこ亭のこだわりなのか若干細打ち。それを成し遂げてしまう山本食品は凄い。
    沸騰した湯に干しそばを投入すると、あっという間にそばが溶け出しブクブクと泡立ってくる。吹きこぼれと麺折れに気を付けてゆっくりかくはんしながら茹でる。
    噛み応えがあって少しモソっとしているが細めなので、つるつるっと行ける。甘みと香りは評判通り。
    そば湯は蕎麦殻の粉が多く沈殿していて濃厚。


  • 信州 本十割そば

    【製造者】信州戸隠そば株式会社(長野県長野市竹富)
    【特徴】(社)長野県農村工業所の開発による二軸エクストルーダーを用いた特殊加工により結着性を強化されたそば粉と高級そば粉をブレンドして製造。長年かけた研究と技術により完成したそば粉100%の「究極のそば」。
    【購入価格(税別)】 383円(200g入、@1,915円/kg)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 4分茹で+2分むらし
    【管理人のコメント】 久しぶりの十割に心が弾んだ。茹でる前は変哲のない挽きぐるみの平打ち麺に見えたが、茹で上がりは濁りがないきれいな杏子色に変貌。この時点で異彩を放っている。
    最初に何も付けずにそのまま食べて思わず「おー!」と発してしまった。豊かな蕎麦の風味。十割なのにもちもちした食感とのど越しの良さ。干しそばの可能性がまた広がった。
    とにかく十割にありがちな「ごりごり、ざらざら」といった食感や臭みがないので、十割を嫌っている人にも是非お試しいただきたい。
    無塩で濃いそば湯もたっぷりいただきました。


  • 信州 十割そば

    【製造元】 株式会社おびなた(長野市戸隠)
    【特徴】 自社製粉したそば粉で作った十割そば。そば湯も美味しい。
    【購入価格(税別)】 298円(200g入、@1,490円/kg)
    【原材料】 そば粉(国内製造)
    【茹で時間】 ゆで6分半、むらし2分
    【管理人のコメント】 十割を茹でるとき注意することが2つある。一つは吹きこぼれやすいので目を離さないこと。もう一つは麺が切れやすいのでデリケートに扱うことである。今回この2点両方について失敗してしまった。
    十割干しそばには賛否両論がある。好きでない人の気持ちもよくわかる。しかし私は十割が好きだ。茹でているときから楽しい。
    十割の良し悪しについて書き始めると長くなるので、また別の機会で書くことにしよう。


  • 松代そば善屋 十割蕎麦

    【製造者】株式会社松代そば善屋(新潟県十日町)
    【特徴】蕎麦粉のみを原料とし、じっくり練り上げ、時間をかけて乾燥させた風味豊かなそば。
    【購入価格(税別)】 432円(210g入、@2,057円/kg)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 5分半~6分半
    【管理人のコメント】 「干しそばの中で一番おいしい」との書き込みをSNS等で散見する。
    近所で手に入らないので、ネットショップから同社の製品を全種類購入した。
    70gの束が3つ入っている。十割は茹でると痩せるので2束がちょうどいい。
    茹で時間は6分ちょうどにした。
    ただ硬いのではなく、何とも言えない強い噛み応えは干しそばの域を超えてている。風味も満点。ゆで汁最高!
    噂を裏切らない美味しさだった。


  • 十割そば 芯せいろ

    【製造者】 山本食品株式会社(長野県長野市)
    【販売者】 株式会社山本かじの(同上)
    【特徴】 すっきりとしたのど越し。奥深い確かな香り。口に広がる上品な甘み。旨味のある濃厚なそば湯。蕎麦の実の中心「芯のそば粉」を加えた今までに無い十割そば。
    【購入価格(税別)】 318円(180g入、@1,767/kg)
    【原材料】 蕎麦粉
    【茹で時間】 6分
    【管理人のコメント】 唯一無二の干しそば。茹でている時から香りが違う。茹で上がりの色艶も独特だ。蕎麦粉だけでこんなに腰が出るのかと驚く。蕎麦殻を含まないので純粋な蕎麦の風味を楽しめる。この品質に対して価格の安さにも驚きだ。
    十割そばは小麦などのグルテンを含まない為、茹でるとタンパク質がたくさん溶け出してドロドロの蕎麦湯になる。つまり十割は蕎麦湯を飲まないと十分に満喫できない。
    この干しそばは素晴らしいが、一方で小麦粉を含む蕎麦の良さにも気がつかせてくれた。


  • 韃靼入り十割そば

    【製造元】 山本食品株式会社(長野県長野市)
    【販売元】 株式会社山本かじの
    【特徴】 韃靼そば粉と普通そば粉だけで造り上げた、本格派の自然食です。そばの種類は普通種(甘そば)と韃靼種(苦そば)の2種類が有ります。かじのの韃靼入り十割そばは両種の特徴である甘みと苦味を最も適した配合に仕上げ、さらに純そば粉100%で造り上げたおそばです。栄養価の高い「そば湯」も是非お召し上がりください。
    【購入価格(税別)】 430円(720g入、@2,387円/kg)
    【原材料】 韃靼そば粉(国内製造)、そば粉
    【茹で時間】 6分茹で2分蒸らし
    【管理人のコメント】 贅沢な韃靼そば粉入れて、しかも十割という贅沢を極めた干しそば。
    期待を裏らない風味と食感に感動!さすが十割そば専門工場を持つ山本食品さんの作品だ。
    無塩かつルチンたっぷりの濃い茹で汁は美味しくて体に良い。この茹で汁を飲まなかったら商品の半分を捨ててしまったようなものだ。


  • 元氣蕎麦 十割無塩

    【製造元】 山本食品株式会社(長野市長野市)
    【販売元】 はな農場(北海道上川郡新得町)
    【特徴】 農薬、化学肥料を使用せず栽培した、北海道新得町産そば粉で作った十割蕎麦。
    【購入価格(税別)】 650円(200g入、@3,250円/kg)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 5分茹で1分蒸らし
    【管理人のコメント】 近所の広場で行われていた北海道展で、生産者(はら農場さん)から直接購入。新そばとのこと。製麺所は長野の山本食品。十割の干しそばを作れる会社はあまりない。
    茹で汁がほんのりと黄色く染まり、新そばに偽りがないことを示している。
    食べてみると感動!今までにない爽やかな香りを感じた。干しそばの可能性がまた広がった。
    お値段は過去最高!