• カテゴリー別アーカイブ 十割
  • 石臼挽き十割そば

    【製造元】 株式会社 小山製麺(岩手県奥州市)
    【購入価格(税込)】410円(180g)
    【特徴】 回転する石臼でゆっくり時間をかけて挽いた、香り豊かで滑らかなそば粉を使用しました。 茹でた後はぜひ蕎麦湯もお楽しみください。
    【原材料】 そば粉(国内製造)、食塩
    【茹で時間】ざるで5分、かけで4分30秒
    【管理人のコメント】 小山製麺の商品は過去3つの商品「のりそば」「池森そば 香りの外一」「西わらび入り蕎麦」を投稿した。
    驚くのは同社の開発力だ。乾麺のうどん、そば、そうめんを中心に、岩手名産の「盛岡冷麺」「わんこそば」や郷土食である「はっと(小麦粉のすいとん)」など、バリエーションに富んだ商品を実に100種類以上も出している。本品のような高割合の干しそばは製麺が難しいが、同社は「真空製法」を用いて8割、9割、10割と自由自在に商品化できるようだ。
    いちいち麺の太さを計ってはいないが、これは十割史上最も細い麺だろう。素麺ほどだろうか。それなのに凄いコシがある。「真空製法」が成せる業だろうか。
    干しそばは、細すぎたり、コシが強すぎたりすると、そばを食べている気がしないが、この商品は蕎麦の風味がしっかりしているためか、そういった違和感がない。干しそば十割の中でも、かなり個性的だと思うが幅広い人々に人気があるだろう。
    ちなみに、以前おすすめしたピンク塩は、なぜか微妙に合わない気がした。製麺時に塩を使っているからだろうか・・・。

    「真空製法」とは(Aiによる回答)
    そば粉と水を混ぜ合わせて生地を練る工程を、完全に密閉された真空(減圧)状態のミキサーで行う技術です。
    通常の環境(大気圧下)で生地を練る場合と比べて、主に以下の3つの優れた効果が生まれます。

    1. 水分が芯まで均一に浸透する(高密度化)
      空気の邪魔がない真空状態では、そば粉の粒子一つひとつの隙間へ一瞬で水が行き渡ります。これにより、生地の中に余分な気泡(空気のプチプチ)が入らず、非常に密度が高くて引き締まった均一な生地に仕上がります。
    2. つなぎ(小麦粉)がなくても麺が崩れなくなる
      十割そばは小麦粉(グルテン)を一切使わないため、本来はボソボソと切れやすく、茹でるとお湯に溶け出しやすいという弱点があります。しかし、真空製法で高密度に練り上げられた生地は、粉同士が強力に密着し合っているため、つなぎがなくても茹でる時に麺が溶け出さず、しっかりとしたコシを保てます。
    3. 風味の劣化を防ぐ(酸化防止)
      空気に触れさせない状態で生地を練り上げるため、そばの繊細な成分が酸素によって酸化するのを防ぎます。石臼挽きされたそば粉の本来の甘みや、搾りたてのようなフレッシュな香りを、乾麺になってもそのまま閉じ込めることができます。この技術があるからこそ、小山製麺は「十割なのにボソボソしない、なめらかで細打ちののど越し」という奇跡的な食感を実現できています。


  • 十割サロマの乾そば

    【販売元】 株式会社はまほろ(北海道常呂郡佐呂間町字幌)
    【製造元】 山本食品株式会社(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 624円(200g)
    【特徴】 キタミツキ100% 爽やかな香りと噛むほどに増す味わいが特徴です。
    【原材料】 そば(北海道産)
    【茹で時間】5分~6分
    【管理人のコメント】 口に含んだ第一印象は、穀物臭が控えめでさっぱりした感じだが、噛むとナッツのように芳醇な香ばしさと甘みが湧き出してくる。コシや粘りは控えめでサラッとしており、サクサクとした食感。個人的には最も好きなタイプの干しそばだ。
    そば湯は白くて穀物臭が少なく、たいへん美味しかった。

    株式会社はまほろと「キタミツキ」
    株式会社はまほろは、北海道常呂郡佐呂間町を拠点に約580〜600ヘクタール(東京ドーム約120〜130個分)という広大な農地で、大型の農業機械やスマートシステムを駆使したダイナミックな近代農業を行っている農業生産法人。ただ農作物を育てるだけでなく、高品質な食品へと加工・製造し、全国へ届ける「6次産業化」に力を入れており、「十割サロマの乾そば」はその代表例。原料の蕎麦「キタミツキ」も自社で栽培している。
    「キタミツキ」は、農研機構(北海道農業研究センター)が開発した比較的新しい品種。しっとりとした粘り気があり、麺のつながりが非常に良いのが大きな強みで、小麦粉などのつなぎを一切使わない十割蕎麦を乾麺にする際にも、ボソボソと切れにくく、つるっとした抜群の喉越しと食感を生み出すことができる。
    多くのお蕎麦屋さんで使われている「キタワセソバ」や「常陸秋そば」のように、干しそばの原料は将来「キタミツキ」が凌駕する時代が来るかもしれない。


  • 幌加内 十割蕎麦

    【販売元】 株式会社ほろかない振興公社(北海道雨竜郡幌加内町)
    【製造元】 株式会社おびなた(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 680円(200g)
    【特徴】 日本有数のそは産地 北海道 幌加内町のそばを100%使用した十割そばです。そば湯もお楽しみいただけます。
    【原材料】 そば(北海道 幌加内町産)
    【茹で時間】7分
    【管理人のコメント】 たまたま幌加内産の十割そばが続いた。前回の製麺所は山本食品さんで、今回はおびなたさんだ。十割の干しそばが製造できる数少ない会社。
    正直に言ってこの二つは、味、見た目、食感、すべてにおいて酷似している。強いて言えば、こちらの方がより白く、食感は歯切れが良い。
    そして今回もピンクの岩塩でいただいた。やはり十割とピンク岩塩の組み合わせはいいと思う。


  • 幌加内十割そば 白銀の郷

    【販売元】 株式会社ほろかない(北海道雨竜郡幌加内町)
    【製造元】 山本食品株式会社(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 626円(200g)
    【特徴】 日本最寒の地と語られている幌加内町の地域特性を生かし雪を利用した利雪型低温倉庫(雪乃御殿)の施設で熟成させた原料100%使用
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】6分~6分半
    【管理人のコメント】 茹でる際にかなりの蕎麦が溶け出して麺が瘦せるため、もったいない気にがしたが食べてみて「美味しくなるためのプロセスだった」と納得。濃厚なそば湯は捨てないで有効活用しよう。
    今回は麺つゆを使わず、ピンク岩塩のみで食べてみた。そばの風味を隠すことなく、自然に引き出してくれる。食感は比較的モテッとしており、風味が口内から鼻にかけて長く残る。
    十割にピンク岩塩は是非お試しいただきたい。

    余談ですが、、、
    パッケージの裏に記載されている幌加内の二つの施設「そば日本一の館」「日本一の牙城」について調べてみた。
    北海道は蕎麦の生産量が全国の4割(日本一)を占めており、道内でも幌加内町は作付面積・生産量ともに日本一(市区町村)なのだ。その生産量は年間2,400〜2,900トンもあり、巨大な乾燥施設が必要になる。2000年にそば乾燥調製施設「そば日本一の館」が完成、その後の生産量増加により2012年に「日本一のそばの牙城」が建設された。
    二つの施設は自然乾燥に近い除湿マドラー通風乾燥方式の乾燥を行っている。風味が損なわれないよう、1次→2次→仕上げと3段階の丁寧な乾燥で風味を維持しているそうだ。二つの施設は、北海道内の生産の50%(全国の約20%)をこなしている。
    参照元:幌加内町公式サイト


  • TOPVALU 十割そば

    【販売元】イオン株式会社(千葉県千葉市)
    【製造元】 山本食品株式会社(長野県上水内郡)
    【購入価格(税込)】 354円(200g)
    【由来】 挽きぐるみそば粉を50%以上使用。
    【原材料】 そば粉(国内製造)
    【茹で時間】3分+蒸らし1分
    【管理人のコメント】 十割そばの多くが500円以上する中、この商品はかなり安価だ。細かい点だが、茹で時間を短かく抑えたことも消費者目線からだろう。安易にパッケージを変えただけでなく、ちゃんと中身を吟味したうえでプライベートブランド化している。この商品が乾麺の十割市場拡大に大きく貢献しているに違いない。
    久しぶりの十割だったが、やはり美味しい!純粋にそばの滋味が味わえる。今回は麺つゆを使わず1人前を間食してしまった。無塩なので濃厚なそば湯もたっぷりいただいて満足度100%!!


  • 妙高十割蕎麦

    【販売者】有限会社嶺村製麺所(新潟県妙高市)
    【製造者】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 750円(200g)
    【特徴】新潟県妙高市原通地区の農事組合法人ふるさと妙高との契約栽培による在来種の玄蕎麦のみを使用し、特殊な製粉技術と製麺方法により製造された『つなぎ』を使用しない本物の十割蕎麦です。
    【原材料】 そば粉(新潟県妙高市産)
    【茹で時間】茹で5分、蒸らし1分
    【管理人のコメント】 銀座のアンテナショップ「THE NIIGATA(銀座5丁目6-7)「みのりそば」といっしょに購入したもの。
    妙香山麓は古くから蕎麦の里として知られている。特に希少な在来種「こそば」は、 一般的な品種の約3分の1という小粒さで、ラグビーボールのような形をしており、旨味と香りが濃縮されていると言う。この干しそばに「こそば」が使用されているかは定かでないが可能性はある。
    パッケージの歯車と石臼のマークは、水車による製粉から始まった嶺村製麺所のルーツを示している。数ある十割干しそばの中で、食感は特異でないが、風味は独特で味わい深い。最も上質で希少な干しそばのひとつだろう。

    嶺村製麺所の横を流れる渋江川。かつてはここに水車が設置されていた。


  • 霧下そば とわり(十割)

    【販売者】株式会社霧下そば本家 (東京都墨田区)
    【製造者】信州戸隠そば株式会社(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 600円(200g)
    【特徴】 従来の霧下そば乾麺と同様に、黒い殻を丁寧に取り除き、中心部〜甘皮部分までしっかりと挽き込んだ当社自慢の霧下そば粉を使用。特殊加工により粘着性を強化したそば粉をつなぎとしてブレンドし、これまで不可能とされていた そば粉100%の究極の乾麺が完成いたしました。
    【原材料】 そば粉(国内製造)
    【茹で時間】 4分+むらし2分
    【管理人のコメント】 株式会社霧下そば本家は安永元年(1772年)、新潟県妙高高原に創業。初代、田光五郎右衛門が米穀商のかたわら、そば粉を賃挽※したのが始まり。その後、昭和8年に「霧下そば」を商標登録。昭和28年に上京し、そば粉専門の粉屋として全国にその名を広めた。
    「霧下そば(粉)」は国内外からもその年・時期に最も良質な玄そばを厳選して使用し、独自の技術で製粉したものだ。一般的なそば粉よりも、硬い甘皮の部分まで時間をかけてしっかりと挽き込んでいるため、麺はボソつき感がなく、ほんのり甘みが出るのが特徴だそうだ。実食では粘りの強さと共に、その意味が十分に感じられた。

    ※そば粉の賃挽とは
    そば粉を賃挽(ちんびき)とは、他人のそばの実を預かり、製粉機(または石臼)でそば粉に加工する、そばの実の製粉作業を請け負うこと。
    様々な原料の性質に合わせて調整する製粉技術が「霧下そば」のブランドを生み出したのだろう。


  • おひさま蕎麦 十割

    【生産者・販売者】Team麦畑(千葉県東金市)
    【製造者】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 700円(200g)
    【特徴】 千葉県で栽培した千葉県在来種そば100%。
    【原材料】 そば粉(千葉県産)
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 一般社団法人麦畑は地域の子ども・子育て支援や、遊びを通した学びの場づくり事業を行っている。この干しそばの販売は、それらの目的を達成するために必要な事業のひとつなのだろう。
    強い香りと粘りある食感はかなり特徴的だ。2023年9月に食べた『まぼろしのそば 千葉在来十割』とよく似ているので同じ玄そば『千葉在来(野呂在来)』かもしれない。
    つゆに付けずに食べ始めると止まらなくなるほど、そのままが美味しい。そば湯もお腹タプタプになるほど飲んでしまった。干しそばの中では大変高価だが、十分その価値がある。


  • みわび 信州十割そば

    【製造者】 株式会社おびなた(長野県長野市)
    【特徴】 そば処「長野県(信州)」にて製造しました。自社製粉したそば粉だけでつくった十割そばです。挽きぐるみそば粉を使用したので、そばの風味をしっかり残しつつ、非常に食べやすい食感に仕上げています。
    【購入価格(税込)】 394円(200g)
    【原材料】 そば粉(国内製造)
    【茹で時間】 茹で7分、蒸らし2分
    【管理人のコメント】 日本中のスーパーマーケットの乾麺売り場で「おびなた」の商品を見ない日はない。更におびなたは、様々な大手企業とコラボした干しそばを数多く製造しており、本ブログでも日清フーズ株式会社とのコラボ十割西友のお墨付きブランドの干しそばを紹介してきた。おびなたは干しそば界の覇王だ。
    「みわび」は大手総合食品商社である株式会社日本アクセス(伊藤忠グループ)の乾物ブランド。以前のブランド表記「miwabi」から「みわび」に変更してパッケージデザインも一新した。また、株式会社日本アクセスはつい最近報告したTHE乾麺グランプリ2024の主催者でもある。
    久々の十割に茹でながら心が弾む。薄いクリーム色をした艶々の美しい茹で上がり。無塩十割にありがちなボソボソ感も無く、つるみと適度な弾力はベストな食感。噛むと蕎麦の香りと甘みが強く、麺つゆ無しで食べ続けてしまうタイプ。最後に濃厚なそば湯もたっぷりいただいた。お値段の安さも含めて満足度200%!


  • 信州 十割そば

    【製造元】 株式会社沢製麺(長野県上伊那郡)
    【購入価格(税込)】 327円(200g)
    【特徴】 当社の長年の研究と技術の完成により作り上げた、そば粉十割の本造りそば。
    【原材料】 そば粉、、食塩
    【茹で時間】茹で4分+蒸らし2分
    【管理人のコメント】 沢製麺さんは大正7年(1918年)に創業。そば造り一筋100年越えの老舗だ。つなぎを一切使わない、そば粉十割の干しそばはを作るためには高い技術が必要なので、数少ない製造者のひとつとなる。
    茹で上がりは太目、且つ硬めで歯応えがある。のど越しよりも、よく噛んで野趣に富んだ風味を楽しむタイプだと思う。濃厚で美味しいそば湯もたっぷりいただいた。