• 天領よもぎそば

    【販売者】 株式会社奈良屋(福島県南会津郡)
    【特徴】 ほのかに香るよもぎが爽やかに広がる、すっきりとした歯切れ良さが特徴の細切り蕎麦。
    【購入価格(税別)】 頂き物なので不明(200g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、よもぎ
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 異なる太さの麺を混ぜ合わせる「乱切りそば」が有名な奈良屋さんの商品はこれで4つめとなる。
    麺を袋から取り出すと想像していた以上に濃い緑。よもぎと思われる緑の粒がたくさん含まれる。しかし食べてみると、よもぎの香りはさほど強くなく、飲み込んだあとで鼻の奥にわずかに抜けていく感じ。食感はコシがあってのど越しよく爽やかなそば。


  • セブン&アイ プレミアム そば

    【製造者】 藤原製麺株式会社(北海道旭川市)
    【購入価格(税別)】 178円(360g入/494円/kg)
    【特徴】 二種のそば粉をブレンド。風味のど越し歯切れの良さが引き立つそば。
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、小麦たん白
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】 同じ商品でもお値段が少し高めの印象があるコンビニだが、この干しそばは安い。その割にバランスがとれていて美味しい!
    以前投稿した西友の「みなさまお墨付き のどごしなめらか 信州そば」もそうだったが、大手企業の開発力を感じる商品だ。

    セブンプレミアムとは
    セブンプレミアムは、セブン&アイグループ独自の商品として2007年5月に誕生。グループ各社の開発担当者が結集しそれまで価格中心に作られることが多かったプライベートブランドの常識をくつがえし、お客様に提供する価値を重視した安全・安心な「プライドブランド」です。(セブンプレミアム向上委員会ホームページより)


  • BARの鴨せいろ

    ふつうBARと言えばお酒だけを楽しむ場所。フードメニューは乾き物や軽食程度の店がほとんどなので、1件目から行く人は少ない。
    東急田園都市線の三軒茶屋駅近くにあるGo’s BAR(ゴーズバー)は、季節の美味しいおつまみを出してくれる1件目から行けるBAR。最初にお通しとして、お浸しや煮物などが4品程度、そのあともお願いすれば次々と美味しい手作り料理を出してくれる。
    そのマスターが、「BARがここまではやりすぎかな?」と言いながら作ってくれた鴨せいろ。出汁が効いた濃い目の汁にカモ肉の薄切りとつくね、焼きネギが入る。麺は干しそばを使用しており、この日は会津奈良屋の「裁ちそば」。乱切り麺が汁によく絡んでいい組み合わせ。そば屋さんが舌を巻く美味しさである。
    かくしてGo’s BARは1件目で完結できるBARとなった。このご時世におススメ。


  • 広島 特別謹製 干麺

    【製造者】 迫製麺所(広島県江田島市)
    【購入価格(税別)】 630円(400g入/1,575円/kg)
    【特徴】完全天日干しで作られた麺は、しっかりとしたコシがあり、熟成された旨味に溢れている。
    【原材料】 そば粉、小麦粉、食塩
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】 江田島市は広島市の南にあり、江田島・西能美島・東能美島の3つの地域からなっている。迫製麺所は西能美島で昭和18年から、うどん・そうめん・そばの干麺を製造している。瀬戸内海の豊かな気候に恵まれ、昔ながらの完全天日干しの伝統製法によって、熟成された旨味とコシを生み出す。その中でも干しそばは国産の厳選したそば粉を使用しており、全国のそば通に愛されていると言う。
    麺は極細で色は極めて濃く、蕎麦皮を多く含んでいるようだが、意外とモチモチとした食感。今まで味わったことがない独特な風味は瀬戸内海の潮風が運んだのだろうか。蕎麦湯も濃く出て美味しく、やみつきになりそうな一品。


  • 大窪寺そば

    【販売者】 石丸製麺株式会社(香川県高松市)
    【製造者】 枡田屋食品株式会社(長野県飯山市)
    【購入価格(税別)】 頂き物なので不明(300g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 医王山 遍照光院 大窪寺は、香川県さぬき市にある四国八十八ヶ所巡礼の結願(けちがん)の霊場。つまりお遍路さんが最後に訪れる札所だ。大窪寺周辺には讃岐うどんの名店が点在し、それらのお店では美味しいそばもいただけるようだ。
    ところで、販売元である石丸製麺は百有余年、讃岐うどんを作り続けてきた会社。つい最近食べた国産そばの匠も同社が販売元で製造は岩手県だったが、この商品は長野県で作られている。当然、風味や食感は全く異なり、この商品の方が見た目、風味、食感ともに野趣にあふれていた。調べると石丸製麺は出雲でも干しそばを作らせている。四国の人たちに様々な干しそばを楽しんでいただこうという心意気だろうか。


  • 越前蕎麦「八助」

    両親の希望で地元のお蕎麦屋さん「八助」で昼食。
    何年か前から他県の人が訪れるほどの人気となり、土日ともなると開店の11時には行列ができる。
    足の悪い母が心配だったが、来る前に氏神様に寄って奉納したご利益か、さほど待たずに食べられた。
    歴史を感じさせる素朴なたたずまい。店舗の半分は製粉所になっている。
    父は定番のおろしそば、母は温かいかけそば、私はざるそばを頼んだ。
    一目見て麺の違いがお分かりいただけるだろう。
    あえて食レポはしないので、是非ご自分の舌で確かめていただきたい。

    おろしそば 470円
    かけそば 470円
    ざるそば 650円

  • ふるさとの味 花咲そば

    【販売者】 JA花咲ふくい(福井県坂井市)現JA福井県
    【製造者】 友吉製粉製麺(福井県坂井市)
    【購入価格(税別)】 頂き物なので不明(300g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 10分
    【管理人のコメント】 干蕎麦日記をよく読んでくれている福井の友人からのいただきもの。調べると、JA花咲ふくいは令和2年3月31日にJA福井県に合併されて今はない。よってこれは幻のパッケージということになる。
    以前、友吉製粉製麺製造の「ふるさとの味 越前そば」をいただいたが、当時の写真や茹で時間から推測して恐らく中身は同じだろう。
    サクサクとした食感でのど越しがよい。そして何より福井産のそば粉にこだわっているのが嬉しい。


  • 国産 そばの匠

    【販売者】 石丸製麺株式会社(香川県高松市)
    【製造者】 株式会社北舘製麺(岩手県八幡平市)
    【特徴】 香り豊かな風味は国産石臼挽きそば粉にあり、歯ざわりの良さは国産小麦粉のつなぎにあり。
    【購入価格(税別)】 頂き物なので不明(200g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、でんぷん、食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 愛媛県松山市出身の人が地元スーパーで買ってきてくれた。香川でうどんの乾麺を生産する製麺所は、その傍らで干しそばを生産することが珍しくない。しかし、この商品は岩手の製麺所に委託して作っている。委託先の北舘製麺は安比高原に自社そば農場を持つほど、そば作りへの強いこだわりがある。百有余年、讃岐うどん一筋に歩んできたからこその選択ではないだろうか。
    野趣に富んだ田舎風そばが好きな人も、更科タイプが好きな人も、美味しく食べられる両得そば。


  • 太郎兵衛そば 蕎香

    【販売者】 太郎兵衛そば本舗
    【製造者】 サラヤ株式会社(山形県寒河江市)
    【特徴】 50年変わらぬ味、太め切りの田舎風、野趣豊かなそば
    【購入価格(税別)】 215円(200g入、1,075円/kg)
    【原材料】 小麦粉・そば粉・食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】  蕎麦の香りと書いて蕎香(きょうか)。太郎兵衛そば 蕎香は以前投稿した金線太郎兵衛そばの姉妹品で、純国産原料にこだわった上位商品だ。
    金線太郎兵衛そばは、とても美味しくバランスのとれた干しそばで、蕎香もその特徴は変わらずに、香りがより豊かになった。(以降は繰り返すことになるが)太めでしっかりした噛み応え。適度にもちもち感があり、つるつるっとしたのど越し。「野趣豊かな田舎そば」と言いながら、上品な質感を備えている全体的にバランスがとれた蕎麦。


  • 紀州 梅そば

    【販売者】 株式会社ナルト(和歌山県有田郡)
    【製造者】 カネス製麺株式会社(和歌山県有田郡)
    【特徴】 良質の小麦粉とそば粉に、紀州産の南高梅を粉末にしてタップリと練り込んだ。
    【購入価格(税別)】 700円(300g入、2,333円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉(1割未満)、食塩、梅粉末、ほか
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 色鮮やかで気分を高揚させてくれる商品。梅に合うと思って大葉をたっぷり添えていただいた。ほんのり梅の香りがして、食感はモチモチ、ツルツルと素麺のよう。


  • もずくそば

    【製造者】 株式会社ヨロン島(鹿児島県大島郡)
    【特徴】 海藻の持つ養分を十分にいかすため、小麦粉6割、若もずく4割の割合で練り込んで自然乾燥で作りあげている。
    【購入価格(税別)】 880円(300g入、汁付き)
    【原材料】 小麦粉・もずく
    【茹で時間】 3~5分
    【管理人のコメント】 「ヨロン島のそば」という珍しさに魅かれて、よく確認しないで「ぽちっ」と購入。届いた商品の原材料表記を見たら、そば粉が入っていなかった! 本来は対象外だが掲載させていただくことにした。
    茹で上げたそばを洗っている最中から、まるでもずくを触っているような滑りがある。食感は普通の干し蕎麦に近いが、風味はかけ離れていて少々癖がある。付属の蕎麦汁も癖があった。


  • 越前 田舎おろしそば

    【販売者】 株式会社大津屋(福井県福井市)
    【製造者】 石塚七左ヱ門商店(福井県大野市)
    【特徴】 「本物・美味・納得・伝統・とりこ」をキーワードに福井県産そば粉のみを使用し、昔ながらの太麺で仕上げた。そば粉の割合は5割以上。
    【購入価格(税別)】 1,200円(270g入、汁付き)
    【原材料】 そば粉・小麦粉・山芋粉・小麦蛋白・植物油・食塩ほか
    【茹で時間】 10分
    【管理人のコメント】 乾麺の状態で幅5ミリもある超極太平打ち麺。商品名に従って越前風おろしそばでいただいた。蕎麦の風味を存分に味わえ、食べ応えも十分。そば処らしい干しそばのレベルを超えた干しそば。地元贔屓無しで絶対おすすめの一品。

    越前おろしそばとは
    東京のおろしそばは少量の大根おろしをそば猪口にいれて麺をつけながらいただくが、福井のおろしそばは大根おろしを混ぜ混んだ汁を麺にぶっかけ、かつお節とねぎをトッピングして、お好みで七味または一味唐辛子をかける。お店では2皿食べる男性が少なくない。


  • 金線太郎兵衛そば

    【販売者】 太郎兵衛そば本舗
    【製造者】 サラヤ株式会社(山形県寒河江市)
    【特徴】 50年変わらぬ味、太め切りの田舎風、野趣豊かなそば
    【購入価格(税別)】 215円(200g入、1,075円/kg)
    【原材料】 小麦粉・そば粉・食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 太めでしっかりした噛み応え。適度にもちもち感があり、つるつるっとしたのど越し。「野趣豊かな田舎そば」と言いながら、上品な質感を備えている全体的にバランスがとれた、お値段以上の蕎麦。

    最上早生のはなし
    山形を代表する玄そばは「出羽かおり」と「最上早生(もがみわせ)」の2種類があり、太郎兵衛そばは最上早生と北海道産の玄そばをブレンドして製造している。
    最上早生は元々山形県の最上地方で栽培されていた最上在来種を、大正時代に選抜し生産してきたもので、現在では山形県のそば作付面積の約4割を占めている。


  • 多賀そば

    【製造者】 有限会社高木製麺工場(岐阜県養老郡)
    【特徴】 多賀産そば粉を100%使用して、こだわりの製法「しまだ掛け」で仕上げた。
    【購入価格(税別)】 810円(そば240g、そば汁付き)
    【原材料】 小麦粉、そば粉(多賀産)、食塩、小麦たん白
    【茹で時間】 7~8分
    【管理人のコメント】 滋賀県の玄そばを岐阜県で製麺。麺と言い、包装と言い、手作り感が満載でいい。滋賀県多賀市は近畿地方でも指折りのそばの産地。山間地が多いため寒暖差が大きく、そばの栽培に非常に適していると言う。
    甘皮を挽き込んだそば粉五割の太麺は、野趣に富んだ風味とガシッとした食感で、そばを食べてる実感に浸れる。付属のつゆも自然な風味で大変美味しかった。

    「しまだ掛け」とは
    乾麺の形状が日本髪の「島田結い」に似ていることからこの名前が付けられた。
    干蕎麦日記では過去、奥越五大麺そば(福井)と、奥美濃 古式しまだ麺 茶そば(岐阜)がこの製法で、生産地が隣接していることから、この地域における古くからの製法なのだろう。
    特徴は形だけではない。普通の乾麺は長い麺を乾燥させるため、麺自身の重さで麺が伸び過ぎないように水分量を抑える必要があるが、しまだ掛けは短い麺を乾燥させるため、より多く加水できる。この水分が熟成時にグルテンを作り、コシのある麺になると言う。


  • 常陸秋そば100%使用 十割そば

    【製造者】 有限会社本田商店(島根県雲南市)
    【特徴】 常陸秋そば100%使用
    【購入価格(税別)】 498円(そば180g、2,767円/kg)
    【原材料】 そば粉、食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 いつものスーパーで限定販売していたもの。本田商店さんは季節ごとに様々な限定商品を出していて、その数量は限られる。たまたまこの商品に出会えたのは幸運だった。
    それにしても久しぶりの十割。平打ちの太麺で、茹で始めるとたちまち蕎麦が溶け出し泡立つ。
    決してモチモチではない噛み応え。香りと甘みは抜群。最後にそば湯もたっぷりいただいて、十割の素晴らしさを再認識した。

    「常陸秋そば」とは
    茨城県農業試験場が常陸太田市の在来種を元に磨ぎあげて昭和60年に奨励品種として認定したブランド品種。
    実が大きく、粒ぞろいが良く、黒褐色の見た目にも大変美しいそばで、口に含んだ時の甘味と、鼻腔に広がる芳醇な香りが特に優れており、いまや”玄そばの最高峰”と評され、茨城県が全国に誇るブランド品種。
    そばの収穫量が北海道に次ぐ全国第2位の茨城県だが、その生産量のほとんどが「常陸秋そば」。


  • 加賀 丸いもそば

    【販売者】 ダイエー食品工業株式会社(石川県金沢市)
    【製造者】 株式会社土谷(山形県山形市)
    【特徴】 加賀丸いもそばの素朴な風味とコシが強くつるりとした食感。
    【購入価格(税別)】 250円(そば180g、1,388円/kg)
    【原材料(乾麺)】 小麦粉、そば粉、丸いも粉(やまいもを含む)、食塩
    【茹で時間】 3分~5分
    【管理人のコメント】 加賀地方の特産品「加賀丸いも」の粉を練りこんだ干しそば。
    色がひと際濃く、平打ちでこれほど細い麺は初めてかもしれない。細い割にしっかりした噛み応え。同時にのど越しと風味が良い。加賀丸いもの良さが活きているのだと思う。山芋粉をつなぎに使っている干しそばは多いが、これは別格だ。

    「加賀丸いも」とは
    石川県の能美市・小松市で栽培される特産のブランド山芋。ヤマノイモ属ツクネイモ群に属する黒皮種の大和芋で、大人の男性の握りこぶしほどの大きさがあり、すりおろすとビックリするほどの粘りがある。
    加賀丸いもの歴史は諸説あるものの、大正時代初期、澤田仁三松さんと秋田忠作さんが伊勢へお参りに行ったときに、伊勢いもを食べて「これは美味しい、家族にも食べさせたい」と思って持ち帰り、栽培したのが始まりとされている。当時はデコボコした形でしたが、昭和9年に手取川の大洪水があり、粘土質の田んぼに川砂が混ざり込んで土壌が変化したことから、次第に丸い芋が育つようになった。このような丸いもが育つのは、手取川扇状地が広がる能美市と小松市のなかでも一部エリアだけ。特別な土壌でしか作れない、オンリーワンの山芋。
    (南加賀地区丸いも生産協議会ホームページから抜粋)http://kaga-maruimo.com/


  • 在来品種 いぶきそば

    【製造者】 (農)ブレスファーム伊吹 (滋賀県米原市)
    【特徴】 在来種「伊吹そば」は緑みがあり、香りとうま味や甘みも優れている。
    【購入価格(税別)】 1,800円(そば180g×3袋、3,333円/kg)
    【原材料(乾麺)】 そば粉(米原産伊吹在来そば使用)、小麦粉、小麦蛋白、食塩
    【茹で時間】 4分半
    【管理人のコメント】 野趣に富んだ挽きぐるみの細麺。茹でても然程膨張せず強い腰を持つ。そばの香りと甘みを強く感じる上質な干しそば。貴重な在来種をありがたく味わった。

    伊吹山周辺は古くからの上質なそば栽培地
    「伊吹在来そば」は小粒であるため、そばの実を挽くと実の外側の皮が多く入ります。そのため、粉や麺にしたときに皮特有の香りなどの個性が強く発揮されます。その味は数百年前から評価されており、かつてはこの地を代表する名産として、諸侯藩士にふるまわれたり、藩に献上されたりしていました。現在でも、そば通の間では「独特の風味と味がともに強く、野性味にあふれたそば」と評され、喉ごしよく上質な香りと甘みを感じさせてくれる、そば本来の味が受け継がれています。

    (伊吹そば公式ウェブサイトから抜粋)https://ibuki-soba.jp/


  • 長州 瓦そば

    【製造者】 株式会社江戸金(山口県下関市)
    【特徴】 ふぐ料理とともに下関の名物料理
    【購入価格(税別)】 1,100円(そば200g+つゆ2人前+刻みのり)
    【原材料(乾麺)】 小麦粉、そば粉20%、抹茶、食塩、くちなし色素
    【茹で時間】 3~4分
    【管理人のコメント】 瓦そばは茹でた茶そばを油でいためて様々な具をトッピングするご馳走である。すき焼きのたれのように濃くて甘いつゆでいただく。お取り寄せの際にはつゆとのセットが必須だろう。
    干しそばの中では変わり種の王様的存在。下関料理の店で食べた時は、瓦の形を模したお皿に盛られていた。地元家庭ではホットプレートで調理して、そのまま突っつき合うのが一般的らしい。今回は瓦のイメージに近いお皿を選んだが茶そばの保護色。錦糸卵も失敗し、栄えない写真になってしまった。

    瓦そばの始まり
    江戸末期、長州藩では長州征伐、馬関戦争など維新戦争が続いた。野戦の合間に食事する兵士たちは手軽に済ませる必要から屋根瓦を使って肉、野菜、野草などを焼いて食べたことが始まりとされている。


  • 伊予中山 七福そば

    【製造者】 宮野そば製粉製麺所(愛媛県伊予市)
    【特徴】 自家製粉の挽き立てのそば粉使用。じっくり2日間乾燥させたなめらかな喉ごし。
    【購入価格(税別)】 170円(250g入、@680円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 7分
    【管理人のコメント】 国内で最も蕎麦との縁が薄い四国。その中で蕎麦屋を営む猛者たちは、長野や栃木、福井などで修業して四国で開業した若いお店が目立つ。とりわけ取り寄せができる干しそばは限られる。
    愛媛の干しそばを求めて見つけた七福そばは、田舎風の濃い色の極細麺。茹で時間が7分との表記に不安を感じ、5分で上げたがそれでも柔らか目。(愛媛の人は柔いそばが好みなのだろうか。)
    のど越しとコスパが良い商品。


  • にら蕎麦のすすめ

    栃木県鹿沼市はニラの生産が盛んで「にら蕎麦」は地元の定番料理だ。
    一見ただの嵩増しそばと思いきや、これが実に美味しい!
    茹でたニラを麺つゆで食べるだけも美味しいが、ニラとそばの相性がとてもよいのだ。

    作り方をネットで調べると、たいがい「そばとニラをいっしょに茹でるだけ。」と紹介されているが、ニラは別に茹でて水にさらした後、水気を絞り切ったほうが汁が薄まらずに美味しくいただける。さらに大根の細切りを混ぜると色どりもよし。
    にら蕎麦、是非お試しを。