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  • 奥州 霧谷そば

    【製造者】 白石興産株式会社(宮城県白石市)
    【購入価格(税込)】 90円(180g)
    【特徴】 蔵王山麓で育まれた伝統の技。自社製粉のそば粉を使用した逸品です。
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩/加工でんぷん
    【茹で時間】 6分
    【管理人のコメント】 白石興産株式会社は明治19年創業の老舗製粉・製麺会社。白石市の特産品「白石温麺(うーめん)」をはじめ様々な乾麺を生産している。その伝統の製法を用いて製造された「霧谷そば」だが、驚きの価格と美味しさから多数のネットショップで販売されている。そばの割合10%にかえって興味をそそられた。
    結果的には他の干しそばと比べてまったく引けを取らない美味しさ。温麺で培った原料選びと加工技術のたまものなのであろう。

    白石温麵(うーめん)とは
    一見は素麺を短く切っただけのものと思われがちだが製法が違う。素麺は生地を延ばす際に油を塗るが温麺は油を用いないでうち粉を振りかけながら製麺する。また、素麺は夏に冷やして食べることが主流だが、温麺は通年を通して食べられる。温かいお椀で食べるため長さ9センチメートル程度で束になっている。柔らかくて消化しやすいため老人食や離乳食にも重宝されている。


  • ぜいたく手おろし長芋そば

    【製造者】 はたけなか製麺株式会社(宮城県白石市)
    【特徴】青森県五戸産長芋を生のまま約15%練り込んで仕上げたおそば。
    【購入価格(税込)】 259円(240g)
    【原材料】小麦粉、そば粉、長芋、食塩/増粘剤
    【茹で時間】 4分
    【管理人のコメント】 
    はたけなか製麺は宮城県白石市で明治23年に創業、名物「白石温麺(うーめん)」の製造元だ。素麺は油を使うが白石温麺は使わないので酸化しにくく、胃にやさしい麺とのこと。
    「ぜいたく手おろし長芋そば」は、その伝統的な手延べ製法で作られており、ツヤがあってコシの強い麺に仕上がっているという。
    この麺の凄い点は長芋の粉ではなく、長芋そのものを練り込んでいること。乾麺の状態で白い長芋のつぶが混ざって見える。
    茹で上がりは弾力に富み、長芋のヌルヌルをまとっていて、少し大げさに言えば山かけそばをすするような感覚がある。
    つゆは絡みにくいので、濃い目にすることをおすすめする。


  • あかもくそば

    【販売者】 はたけなか製麺株式会社(宮城県白石市)
    【特徴】国産の小麦粉・そば粉に国産あかもく粉を練り込み、つるりとした新食感と海藻の旨味・磯の香りにあわせてお蕎麦の風味も楽しめる。
    【購入価格(税込)】 324円(200g)
    【原材料】小麦粉、そば粉(10%未満)、食塩、あかもく粉/香料
    【茹で時間】 4分30秒
    【管理人のコメント】 一部の地域でのみ食べられていた海藻のアカモクが数年前、美容や花粉症に効果あるとテレビで紹介され、一時のブームになった。地域によってギバサ、ギンバソウ、ナガモ、ジャマモクなどとも呼ばれる。海藻類の中でもフコイダンを最も多く含み強い粘りが出る。
    そのアカモクを粉にして練り込んだ干しそば。茹で始めると磯の香りが漂ってくる。茹で上がりはコンニャクのような透明感があり、プルプルとした食感は蕎麦離れしているが喉越し良く美味しい。キムチなどをトッピングして冷麺のようにいただくにもピッタリの干しそばだ。


  • 紫然(しぜん)そば

    【販売者】 株式会社 貝茶舗(宮城県大崎市)
    【特徴】ポリフェノールの「アントシアニン」を多く含む紫黒米を練りこんだ蕎麦。
    【購入価格(税込)】 474円(200g)
    【原材料】そば粉、小麦粉、黒米粉、小麦たんぱく、食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 紫黒米は玄米が黒色で胚乳が黒いわけではない。ぬかを完全に取り除くと普通のコメ同様白色になる。黒いぬか層にはアントシアニン(ポリフェノールの一種)が豊富に含まれており、アンチエイジングや眼精疲労に効果があるので、2部搗きくらいで摂取すると体に良い。
    その米粉が入ることで、わずかに赤みを帯びた濃い色となり、食感は滑らかでモチっとする。紫黒米の香ばしい香りが、ほのかに鼻を抜けていく。美味しくて健康に良い、一石二鳥の干しそば。

    余談ですが・・・
    販売者の所在地、宮城県大崎市はNHK朝ドラ「おかえりモネ」の舞台である登米市のお隣り。出演者の大島蓉子さんの出身地でもある。
    大崎市に色麻町・加美町・涌谷町・美里町の4町を加えた「大崎耕土」は、江戸時代に設けられた巧みな水管理による水田システムが現代に引き継がれており、2017年に世界農業遺産に認定された。
    鳴子温泉地域では通称「鬼そば」という良質なそばが生産されていて、街道沿いのお店で味わえるらしい。
    大崎耕土オフィシャルサイト:https://osakikoudo.jp/


  • ぜいたく ほうじ茶蕎麦

    【製造者】 はたけなか製麺株式会社(宮城県白石市)
    【特徴】 茶師が作ったほうじ茶蕎麦
    【購入価格(税別)】 290円(200g入、1,450円/kg)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉(10%未満)、ほうじ茶パウダー、食塩、小麦たん白/増粘剤(アルギン酸エステル)
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 茹で始めるとほうじ茶の香りが立ってくる。プリプリの腰とツルツル食感は冷麺のよう。ほうじ茶とそばつゆの相性は実にいい。飲み込んだあとは舌の奥に僅かな渋みが残り、爽やかな後味。これは病みつきになる干しそばだ。

    余談ですが、、、
    最近ほうじ茶が流行っているような気がしていた。コンビニではペットボトルのほうじ茶が増えたし、「ほうじ茶ラテ」等ほうじ茶のフレーバーを使ったスイーツやアイスクリームをよく見かけるようになった。調べてみると、ほうじ茶の市場規模は2005年から2015年にかけて約16倍にも増えたらしい。凄!


  • 薮そば仕立て 五割そば

    【製造元】 株式会社麺寿庵(宮城県白石市)
    【特徴】そば粉を五割使用。 歯ごたえのある太めのそばでありながら、のど越しを味わえる。
    【購入価格(税別)】 198円(500g、@396円/kg)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、食塩、山芋、小麦蛋白)
    【茹で時間 6分
    【管理人のコメント】 香り・噛みごたえあり、喉越しもよく、お値段の割によくできたそば。五割そばの表記は珍しい。「藪そば仕立て」とは甘皮がたくさん入っているということだろうか。

    山盛りの大葉でいただきました

  • ざる専用そば 麺寿庵

    【製造元】株式会社麺寿庵(宮城県白井市)
    【特徴】細長いざる専用(細さ1.05㎜、長さ24㎝)
    【購入価格(税別)】158円(500g入、@316円/kg)
    【原材料】小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】2.5分
    【管理人のコメント】博多ラーメンの細麺のような食感で味が馴染みやすい感じ。「情熱価格」はドンキホーテさんのコスパ商品シリーズ。