石臼のはなし

最近実家の敷地の隅に古い石臼があることに気がついた。
近所に住んでいた一人暮らしの叔母が他界したときに引き取ったようだ。
90歳になる父に聞くと、この石臼は蕎麦や麦を挽くだけでなく、臼の上で豆をたたいて潰したり、様々な用途に使える「万能調理器」だったようだ。
すり減った臼は溝をつけなおす「目立て」が必要だが、引き受けてくれる店はなかなか見つからないらしい。