• 謹賀新年 2023

    干しそば日記をご覧いただき誠にありがとうございます。
    本年もよろしくお願い申し上げます。
    昨日の大晦日に食べた年越しそばは、大好きな玉谷製麺所さんの「月山 年越しそば」です。
    「金銀細工師が金箔銀粉を集める為にそば粉の団子を使用したことから金を集める縁起物である」という説から玉谷製麵所さんでは、縁起物をとして食べていただきたいとの思いで金箔を付いてくれているんです。
    見栄えだけでなく、2022年の山形産新そばを使っているから風味は格別。冷たい水でビシッとしめて、歯ごたえとのど越しは抜群!
    おかげさまで良い年を迎えられそうです。 @福井県の実家より

    月山 年越しそば (金箔付)
    【製造者】 有限会社玉屋製麺所(山形県西村山郡)
    【特徴】 大きな石臼で丁寧に挽いた挽きたてのそば粉を使い、熟練の技と低温乾燥で風味を逃がさず細くしなやかに仕上げました。
    【購入価格(税込)】 378円(180g)
    【原材料】小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 5分30秒


  • 信州そば処 ずくだせ庵 「ずく」

    【製造者】 柄木田製粉株式会社(長野県長野市)
    【特徴】期間限定、長野県産そば粉使用
    【購入価格(税込)】 298円(180g)
    【原材料】そば粉(長野県産)、小麦粉、小麦たん白、食塩
    【茹で時間】 4分30秒
    【管理人のコメント】 近所の八百屋で買い物中、変な商品名に魅かれて購入した。あとで調べたところ、この商品は2021年11月に長野のSBCラジオ番組「坂ちゃんのずくだせえぶりでい」が地元企業とのコラボで作った期間限定の干しそばで、つまりは売れ残りだった。「ずく」は長野の方言で、根気、根性、辛抱強さを意味するので、「ずくだせ」は「がんばれ!」という意味なのだろう。
    長野県産のそば粉がたっぷり入った本格派。賞味期限ぎりぎりでも十分美味しかったが、1年前の発売当初はおそらく新そばの新鮮な風味が味わえただろう。


  • 新そば月山2022

    【製造者】 有限会社玉屋製麺所(山形県西村山郡)
    【特徴】茹で時間を短くし、香りを逃がさず、食べやすい食感を追求した、細切りの4割そば。 採れたてのソバの実を、石臼で丁寧に挽き上げた。
    【購入価格(税込)】 270円(180g)
    【原材料】小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 4分15秒
    【管理人のコメント】 今年も玉谷製麺所さんの「新そば月山」を取り寄せた。
    新そば月山は山形県西川町産キタワセソバを使用している。今年の山形は播種時期に雨の日が多く、その後の天候にも恵まれ10月24日の穀物検査では一等合格となったとのこと。それからひと月足らずで、自宅で手軽に新そばが味わえるのは玉屋さんのおかげ。
    細めでのど越しがよく、雑味のない爽やかな風味は変わらない美味しさ。そば湯もたっぷりいただいて大満足!

    余談ですが、、、
    玉屋製麺所の新そばを選ぶのは、もう一つの理由がある。それはこの時期に先着1,000名がもらえる「めん料理カレンダー」だ。昨年初めてもらってこのカレンダーのファンになった。2023年版も無事入手できて嬉しい!


  • お山のごちそう自然薯そば

    【販売者】 有限会社金子製麵(神奈川県足柄上郡)
    【特徴】北海道幌加内産そば粉と、国産一等つなぎ粉を使用。丹沢山系で収穫される自然薯と更科蕎麦の香りとつるみが味わい深いそばです。
    【購入価格(税込)】 486円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、粉末山芋、塩、町水
    【茹で時間】3~4分
    【管理人のコメント】 金子製麺の3種をいただいたあとで第4弾を追加購入。従来の伝統的なパッケージデザインから一転して可愛らしいPOPなデザイン。
    更科風の白いおそば。はじめに100gをしっかり4分間茹でたが、少し芯が残るほど硬めの仕上がり。続けて100gを5分間茹でてみたら、硬さはあまり変わらないがのど越しが良くなった。ざるなら5分茹でをおススメする。
    上質な原料が生きている上品な味わいのおそばだった。


  • 季穂 よもぎそば

    【販売者】 有限会社金子製麵(神奈川県足柄上郡)
    【特徴】金子厳選の北海道産のそば粉と国産小麦を使用しています。青森産のよもぎを加えて、風味豊かに仕上げました。
    【購入価格(税込)】 329円(240g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、よもぎ粉末、クロレラ粉末、塩、町水
    【茹で時間】3~4分
    【管理人のコメント】 金子製麺の第3弾「季穂 よもぎそば」。
    海藻や野菜を練りこんだ干しそばは数々あれど、こんなに素材むきだしな麺は珍しい。よもぎの粒がたくましく麺に突き刺さっている!という感じだ。茹で始めると、たちまちよもぎの香りが漂う。食感でもよもぎの粒がはっきり感じられ、噛むと爽やかな香りが鼻を抜けていく。よもぎ部門で一番のインパクトだった。


  • 季穂 特選糸そば

    【販売者】 有限会社金子製麵(神奈川県足柄上郡)
    【特徴】北海道産のそば粉と、独特の粘りと風味がある埼玉県産小麦などを配合しています。細いそばながら、そば本来の風味と味わいを楽しめます。
    【購入価格(税込)】 278円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、塩、町水
    【茹で時間】2~3分
    【管理人のコメント】 金子製麺の干しそば第2弾。「季穂」は金子製麺が製造販売している小麦粉のブランド名だ。
    第一弾の「足柄古式そば」が荒々しい製麺だったが、この「糸そば」はしなやかな仕上がりの極細麺だ。
    26番手(1.15mm)というと素麺や博多ラーメンと同等の細さだ。ちなみに「足柄古式そば」は20番手(1.5mm)。断面の形も「足柄古式そば」が角型に対してこの「糸そば」は丸型。恐らく素麺の製法を用いているのだろう。
    茹で上がりの極細麺にありがちなモツレが無く、パラパラ、サクサクとした感触で食べやすい。のど越しよりも蕎麦の風味優先の方には「足柄古式そば」をおすすめする。


  • 足柄古式そば

    【販売者】 有限会社金子製麵(神奈川県足柄上郡)
    【特徴】北海道の幌加内そば粉を使用。職人のこだわりでできた古式そばを、ゆっくりと自然乾燥。初代から変わらない香りと風味を再現。
    【購入価格(税込)】 299円(240g)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、塩、町水
    【茹で時間】4~5分
    【管理人のコメント】 神奈川県西部に位置する中井町は昔から小麦作りが盛んで、金子製麺は明治10年、その小麦を水車で製粉する商いから始まった。3代目社長は食の安全を重視し、国内でいち早く無漂白・全粒小麦粉の普及に尽力されて、現在は国産小麦農林61号を使用した様々な小麦製品を製造している。
    これはいい製麺所を見つけたと思い、3点の商品を購入した。今回第一弾の「足柄古式そば」だ。
    封を開けると荒々しい麺の表情に少し驚いた。何と雑な製麺だろうか。製麺機の調整不足か職人の問題か・・・。
    正直言って最初は良い印象は受けなかったが、同社のホームページで、乾麺の切断に大変古いヱビス式乾麺断裁機を使用していることを知り、逆にこの荒らしさがこの干しそばの特徴なんだとポジティブに思えてきた。
    めいっぱい5分茹でたが強い噛み応え。そば粉と小麦粉のバランスが絶妙で、野趣に富んだ香りと、のど越しの良さを両立している。他の商品も楽しみだ。

    ヱビス式乾麺断裁機(金子製麵ホームページから)

  • 二八蕎麦 ふなくらのそば

    【販売者】 ふなくらや(富山県富山市)
    【特徴】立山山麓を望む富山県船峅地区で農薬、化学肥料を一切使用せずに育てた玄そばで作った二八そば。
    【購入価格(税込)】 586円(180g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉
    【茹で時間】3~3分半
    【管理人のコメント】 干しそばをいただくとき、必ず最初の一口は何もつけずに食べてみる。その一口が美味しいと、そのまま何もつけずに一人前食べてしまう時がある。「ふなくらのそば」はそのパターンで、一袋(2人前)を茹でて、半分の一人前は何もつけず、純粋でまじりけのない美味しさを楽しんだのち、残りをつゆでいただいた。もちろんそば湯も美味しくいただいた。

    【ふなくらのそばの成り立ち】
    「ふなくら(船峅)」とは珍しい地名なので少し調べてみた。
    船峅村は、かつて富山県上新川郡にあった村で、昭和29年に下タ村と合併し、大沢野町を新設して消滅した。この地域は立山連峰を望む自然豊かな台地で寒暖差があり、美味しいそばが育つ条件を満たしている。
    「ふなくらのそば」の原料(玄そば)は、販売元のふなくらやが地域の農家と協同で生産、2022年4月に販売開始となった出来立てほやほやの商品だ。
    商品化のきっかけは、コロナのあおりで売り先を失った5tのそば粉の大量在庫を、ある農家さんが1人で抱え、その販売支援を始めたことらしい。乾麺の商品化は初めてで、製麺会社をあたるも10社から断られてしまうなど、かなりの苦労があったようだが、個性を生かしながら、とても上質な干しそばに仕上がっている。他人事ながらオファーを断った製麺所に「どうだ!」と言ってやりたくなる。


  • 無塩製麺そば

    【販売者】 有限会社葵フーズ(愛知県豊川市)
    【製造者】 株式会社鷲見製麺所(岐阜県岐阜市)
    【特徴】素材・北海道産そば粉を使用し、製法に気配りし、昔ながらの麺にこだわり、体に優しい無塩製麺。そば本来の味を追求。
    【購入価格(税込)】 いただきものなおで不明
    【原材料】 小麦粉、そば粉
    【茹で時間】7~8分
    【管理人のコメント】 しまだ折り麺が連続した。しかし開封すると今回のは麺の様子が違う。かなり折れてバラバラになってしまっている。しまだ折りは見るからに折れやすく輸送に不利な麺。しかしそれだけの理由だろうか。「無塩」との関係を探ってみた。

    【製めんにおける食塩の役割】
    塩は小麦粉やそば粉のグルテンに反応して麺のアシ(伸展性),コシ(抗張力)が増大する。これを専門的に収斂作用(しゅうれんさよう)と呼ぶ。
    手打ちそばにはあまり塩を使わない。食塩を使用したそばは香りが損なわれ、食感もソフトなものになるためである。しかし干しそばの製造においては、塩が乾燥を遅らせる効果があることから、乾燥工程の管理を容易にするために1~2%程の食塩を使用する。
    ※日清製粉(株)製粉業務部加工技術課 (1992-02-20時点)所属・横塚章治氏の論文「製めんにおける食塩の役割」から抜粋

    さあ、無塩と麺の破損は因果関係があるような気がしないだろうか。
    実に面白い!!

    太目で黒くワイルドな麺。食べがいがあり、美味しくいただきました。


  • 奥美濃 石臼挽きそば

    【製造者】 株式会社そばの更科(岐阜県郡上市白鳥町)
    【特徴】清流長良川の源、奥美濃地方に古来より伝わる「しまだ式製麺法」と「冷風長時間乾燥」。60時間以上かけてじっくり乾燥。
    【購入価格(税込)】 いただきものなので不明
    【原材料】 小麦粉、そば粉、山芋粉末、食塩
    【茹で時間】8~9分
    【管理人のコメント】 2020年7月に姉妹品の「奥美濃 古式しまだ麺 茶そば」をいただき、こちらはプレーンとなる。
    「しまだ式」は麺の形状が日本髪の「高島田」に挿すかんざしに似ていることから由来しており、手作りの温もりが伝わってくる独特な麺だ。
    8~9分も茹でる太目の田舎風蕎麦。“つるつる”というよりも“むしゃむしゃ”と噛みしめるようにいただくそばだ。