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  • そばの葉入りそば

    【製造元】株式会社戸田久(岩手県二戸郡)
    【購入価格(税込)】200g×10袋入りで2500円
    【特徴】 そばの葉に豊富に含まれるルチンは、高血圧や脳溢血脳、動脈硬化など、生活習慣病の予防に役立つと言われています。新そばにそばの葉を練り込みました。
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、そばの葉粉末
    【茹で時間】6分
    【管理人のコメント】 そばの葉が食べられることを知る人は案外少ないかもしれない。
    そばの種をまいて1週間ほどで収穫できる「芽そば」は、血管の弾力性を高め、動脈硬化を予防するルチンがそば粉の2倍含まれていると言う。カイワレ大根やブロッコリースプラウトに似た野菜で、サラダや和え物、お菓子に至るまで様々な食べ方がある。問題はなかなか売っていないことだ。この干しそばに入っている「そばの葉粉末」は新芽ではなく、収穫期の葉かもしれない。
    麺はちょっとモチっとした食感。そばの葉が入っているせいか、新そばの爽やかな風味のなかに微かな苦味が感じられる。最も個性的な干しそばのひとつだろう。


  • 太切り 石臼挽きそば

    【製造者】 株式会社北舘製麺(岩手県八幡平市)
    【購入価格(税込)】 301円(200g)
    【特徴】 石臼挽きそば粉が生む豊かな風味。
    【原材料】 そば粉(国内製造)、小麦粉、小麦蛋白、食塩
    【茹で時間】6分
    【管理人のコメント】 北舘製麺のそば粉は、冷涼な八幡平わんだい高原の契約農場で栽培している。収穫した玄そばは15℃以下の低温倉庫で保管し、必要な量だけ石臼でゆっくり挽いて直ちに製麺するから、一年を通して新鮮な干しそばをがいただけるのだ。
    この商品は太切りだが、食べてみると野趣な印象は打ち消され、上品な風味と滑らかな食感が楽しめた。
    ちなみに、北舘製麺は「打ちたてのおそばのおいしさを、ゆっくりと味わっていただきたい。」との思いから、八幡平の本社・工場の近くで二八そばを提供する「北の蕎麦屋」を営業している。岩手はなかなか行く機会がないが、社長こだわりのそばと地元の旬な食材を満喫してみたいものだ。


  • のりそば

    【販売者】 株式会社小山製麺(岩手県奥州市)
    【購入価格(税込)】 324円(200g)
    【特徴】 風味豊かな国産のりを使用して、喉ごしなめらかな細めのおそばに仕上げました。温かくしても、冷たくしても四季を通して美味しくお召し上がりいただけます。
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉(そば(国産))、のり粉末、食塩
    【茹で時間】 4分半
    【管理人のコメント】 昆布、わかめ、ふのりなどの海藻が入った干しそばは多々あるが、海苔は以外に少ない。
    茹でている最中から海苔のいい香りが漂う。極細の乾麺だが茹で上がりは意外にも太くプリプリで、韓国冷麺のような仕上がり。パッケージ裏面に記載の調理例も冷麺に似た「サラダ麺」というのも納得。そば湯も意外と美味しく、いろんな「意外」が楽しめた商品だった。


  • 池森そば 香りの外一

    【製造者】 株式会社小山製麺(岩手県奥州市)
    【特徴】極立つそばの香りと喉ごし、食感の良さを追求した九割そば。
    【購入価格(税込)】 400円(200g)
    【原材料】そば粉、小麦たんぱく、小麦粉、食塩
    【茹で時間】 4分30秒
    【管理人のコメント】 外一(そといち)は九割そばの一種で、そば粉とつなぎの小麦粉の割合が10:1の意味。これに対して9:1の割合は内一(うちいち)と呼ぶ。このような区別と呼び方があるのは八割そばまでらしい。
    挽きぐるみそばを1割足らずのつなぎで、ここまで細く仕上げるには高い製麺技術が必要と思われる。
    見た目にも美しく上品な茹で上がり。程よいコシでサクサクとしたそばらしい食感。そばの甘さと香りにも富んだ上質な干しそば。濃い蕎麦湯も美味しくいただいた。

    池森秀一氏について
    池森 秀一氏はロックバンドDEENのボーカリスト。1993年に「このまま君だけを奪い去りたい」でデビューしミリオンヒットとなる。
    10年以上に渡りほぼ毎日昼食は蕎麦を食べたと言うほどの蕎麦好きで、テレビ番組「マツコの知らない世界」に出演したときは、お気に入りの干しそばを紹介して話題となった。
    その後、いくつかの干しそばメーカーとコラボした「池森そば」を立ち上げ、公式ショップなどで販売している。
    池永そば公式ショップ:https://ikemorisoba.com/


  • そば処東屋 わんこそば

    【販売者】 株式会社東家(岩手県盛岡市)
    【製造者】 株式会社小川製麺(岩手県奥州市)
    【特徴】岩手名物として親しまれているわんこそば。国産原料100%挽きぐるみそば粉を使用した香りが特徴。
    【購入価格(税込)】 410円(240g)
    【原材料】小麦粉(国産)、そば粉(国産)、食塩
    【茹で時間】 4分
    【管理人のコメント】 人生初のわんこそば体験は、まさかの自宅となった。
    東家(あずまや)さんは岩手県盛岡市で明治四十年からそば料理店を営む老舗。お給仕さんの「はい、じゃんじゃん。はい、どんどん。」という掛け声に励まされながら、わんこそばが楽しめる店だ。この干しそばは、同店のお土産用と思われる。
    1袋3人前(わんこ45杯分)と書いてある。わが家に45個のお椀はないので、100円shopで発砲ポリのお椀を買ってきた。勘で45等分は至難の業なのでキッチンスケールを使用。茹で上がりの総重量が約600gなので1杯15g、箸ひとつまみほどの少量だ。
    家族と分けたので実際食べたのは15杯(ちょうど1人前くらい)。最近食が細くなったが50杯は行けそうな気がする。ちなみに東屋さんに残っている記録は、男性1位(大阪府)500杯女性1位(盛岡市)570杯!だそうです。

    わんこそばの由来
    「わんこ」とは木地椀をさす方言です。わんこそばの由来は定かではありませんが、花巻説と盛岡説とあるようです。
    花巻説では、370年ほど前に南部氏27代利直公が江戸に上られる途中、花巻に宿を求め、そのとき土地の人々が郷土名産のそばを平椀に盛って差し上げたところ大変喜ばれ、何度もお代わりをされたという説。
    盛岡説は、平民宰相として知られる原敬が盛岡に帰省してそばを食べた際に、大のそば好きであったことから、「そばは椀コに限る。」と言われたことから広まったのではないかという説。
    もともと盛岡や花巻などの地域では客人をもてなすのに、そばを振舞う風習がありました。一度に大勢の客にゆでたてを振舞うには、少量ずつお椀に盛って出すしかありません。その作法が、わんこそばのルーツではないかといわれています。
    食べ終わるやいなやお代わりを無理強いするのは、「おてばち」と呼ばれる、客人に対するもてなしの礼儀からなのです。
    出典:岩手県生めん協同組合ホームページ


  • 西わらび入り蕎麦

    【販売者】 株式会社西和賀産業公社(岩手県和賀郡)
    【製造者】 株式会社小山製麺(岩手県奥州市)
    【特徴】 西和賀特産の粘りが強い西わらび使用。そばも小麦粉も岩手産。
    【購入価格(税別)】 530円(180g入、つゆ付き)
    【原材料】 小麦粉(岩手県産)、そば粉(岩手県産)、わらび、食塩、環状オリゴ糖
    【茹で時間】7分
    【管理人のコメント】 岩手県中西部に位置する西和賀町は、昼夜の寒暖の差が大きく風味豊かなそばが採れる。ちょうど今(3月)は「寒ざらしそば」が美味しくいただける時期だ。この地域の寒ざらしそばは、秋に収穫した玄そば(殻付きのそばの実)を、冬の厳寒期(1月初旬の大寒の頃)流水に10日間ほど漬けておき、これを引き上げ山からの寒風に20日ほど晒した後、乾燥するという手間のかかったそば。そばは冷水に漬けて寒風に晒すと余分ばアクや渋みが抜け、甘みと風味が増し舌触りが良くなる。この「寒ざらし」の製法は、江戸時代、徳川家にそばを献上するために考えられた手法と言われている。
    奥羽山脈の麓に位置する西和賀町。冬は2メートルを超すほどの雪が積もる町。春になると、雪がとけミネラルを豊富に含んだ雪解け水となり里山をうるおし、あたたかい日差しで、蒸し風呂状態になった野山で育つわらびはアクが少なく、やわらかくて粘りのあるおいしい「西わらび」になるという。
    茹で汁にわらびの成分が溶け出してとろっとしてくる。水洗いの段階で手触りから食感が想像できる。わらび効果でツルツル、モチモチだ。わらび自体の香りはあまり感じられなかった。鶏南部かしわからダシをとったという特製つゆは油分を含み、コクと甘みが強い。冷たくしていただいたが、あとで温かくしたほうが合うと思った。

    <余談ですが>
     父が元気だったころ、よく山菜採りにつきあわされた。ゼンマイやフキ、そしてワラビもよく採れたものだ。採ってきたわらびは、その日のうちに藁灰(わらばい)をまぶして茹でたあと、半日くらい水にさらして「あく抜き」をする。藁灰が無い場合は重曹でもいいらしい。食べ方はお浸しか天ぷらだった。自然の恵みはとてもありがたく、とても美味しい。


  • 挽きたて二八そば(新そば)

    【販売者】 カドヤ株式会社(東京都町田市)
    【製造者】 株式会社北舘製麺(岩手県八幡平市)
    【特徴】 甘みと香りがよい品種にじゆたか限定使用。玄そばから挽きたて仕込み。
    【購入価格(税別)】 いただきものなので不明(180g入)
    【原材料】 蕎麦粉(国産)、小麦粉、小麦蛋白、食塩
    【茹で時間】 4分
    【管理人のコメント】 茹で上りを水で絞めると瞬時に手触りが変わり、引き締まって跳ね返してくる。食べてみると香り良く甘みが豊かで大変美味しい。稀に見る上質な干しそばだ。

    「にじゆたか」とは
    栃木県在来種「葛生在来」と長野県在来種「戸隠在来 (秋) 」との交配によって東北で生まれ育った新しい品種。倒れにくくて栽培しやすい。大粒でそば粉の白度が高く、味や香りもよく加工業者の評価が高い品種とのこと。


  • 土川そば

    【製造者】土川そば盛岡(岩手県盛岡市)
    【特徴】良質な玄そばを吟味精製した味と香りに優れた干し蕎麦。茹で上げて時間が経っても伸びないのが特長。
    【購入価格(税別)】 1,000円(1,300g入、@769円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 10分
    【管理人のコメント】 岩手に「土川そば」という美味しい名物そばがあると聞き、ネットで探したらすぐに見つかった。
    包装からして田舎風でいいではないか。中に650g入りの袋が二つ入っていた。
    黒くて太い麺はいかにも田舎づくり。説明はないが、蕎麦の殻まで挽きこんだ全層挽きに違いない。
    野趣に富んだ風味を持ちつつ、うどんのような滑らかさがある。

    余談ですが・・・
    食べたことがなかったり、美味しいと評判の商品をネットでみつけると、よく調べないで購入する。
    今回も食べた後であれこれ調べていたら、そっくりのパッケージの商品が3つあることを知った。

    ①有限会社土川そば
     岩手県岩手郡岩手町大字坊2-22-1(土川地区に隣接)
     ホームページなし
    ②土川そば盛岡(商品名「土川そば」で商標登録)
     岩手県盛岡市厨川1丁目19-17
     http://www.tuchikawa-soba.com/
    ③有限会社土川製麺(商品名「土川そばものがたり」で商標登録)
     岩手県八幡平市大更32-578
     http://tsuchikawa-seimen.com/

    どうやら①が最も古く、その後②→③の順にできたらしい。今回購入したのは②だ。
    代表者の苗字が同じでパッケージもそっくり。なぜこのような紛らわしいことになっているのか、、、。
    謎多き土川そば。


  • 国産 北の蕎麦屋

    【製造元】 株式会社小山製麺(岩手県奥州市)
    【特徴】 色が濃く香りが強い北海道産そば粉を甘皮まで丸ごとと、透明感、弾力、なめらかさが特徴の岩手県産小麦粉を使い、コシの強いそばに仕上げました。
    【購入価格(税別)】 371円(270g入、@1,375円/kg)
    【原材料】 小麦粉(国産)、そば粉(国産)、食塩
    【茹で時間】 4分
    【管理人のコメント】 茹でる前はそうめんの様に細いが、茹でるとかなり膨張する。若干盛岡冷麺のような食感を感じる。つゆの絡みがよく、喉越しと弾力が良い。
    北海道産のそば粉を使ってこのお値段はかなりお得!

    おろしそばでいただきました