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  • 北前そば高田屋 胡麻そば

    【製造者】 有限会社三上製麺(埼玉県所沢市)
    【購入価格(税込)】 不明(350g)
    【特徴】【原材料】 そば粉(国産)、小麦粉、すり胡麻、練りゴマ、食塩
    【茹で時間】 3分半
    【管理人のコメント】 この種の変わり蕎麦はそば粉の含有率が少ないが、この商品は含有率が高いようだ。コシがなく、滑らかでもないが干しそばらしくて私は好きだ。甘みがあって美味しい麺だが、ごまの風味は茹で汁に溶け出してしまうので、そば湯を飲むことをおススメする。

    余談ですが・・・
    北前そば高田屋は「名物胡麻そば」をメインとした和食を提供する外食チェーン。札幌で生まれた店だが今は北海道にお店が無く、関東から九州までの13店舗がある。ホームページを見ると「そばは全店舗毎で打っている」とあるので、この商品はお土産用とだろうか。


  • 合戦和麺 信州乱れ蕎麦 白の巴

    【販売者】 株式会社はくばく(山梨県南巨摩郡)
    【製造者】 株式会社霜しな(長野県木曽郡)
    【購入価格(税込)】 355円(200g)
    【特徴】「食べ応えと滑らかなのど越しを楽しむ乱れづくりそば」。
    独自製法乱れ織り製法による特徴的な麺と滑らかなのど越しで、製造地(長野県木曽町)と所縁のある武将「巴御前」を表現した白い蕎麦です。
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、小麦たんぱく、食塩/加工でんぷん
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 前回投稿した「合戦和麺 信州乱れ蕎麦 黒の義仲」の姉妹商品。ギザギザ麺の乱れ打ちは共通だが、「黒の義仲」が野趣に富んだ黒い平打ち極太麺なのに対して、こちらは上品な白い中太麺。モチモチ、ツルツル食感と風味の良さは共通点で、誰もが美味しくいただける麺だ。

    余談ですが・・・
    巴御前(ともえごぜん)は、弓の名人であり武勇で知られる鎌倉時代の女武将。
    木曽の出身だったようで、木曽義仲が落ち延びると、のちに愛妾(あいしょう)になったとの説があり、義仲館(長野県木曽郡の歴史博物館)では二人の足跡を詳しく辿るとができる。2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、木曽義仲を俳優の青木崇高さん、巴御前を女優の秋元才加さんが演じて話題になった。


  • 合戦和麺 信州乱れ蕎麦 黒の義仲

    【販売者】 株式会社はくばく(山梨県南巨摩郡)
    【製造者】 株式会社霜しな(長野県木曽郡)
    【購入価格(税込)】 355円(200g)
    【特徴】「しっかりとした食べ応えとそばの香りを楽しむ乱れづくりそば」
    独自製法乱れ織り製法による特徴的な麺と太切りの食感で、製造地(長野県木曽町)と所縁のある武将「木曽義仲」を表現した黒い蕎麦です。
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、小麦たんぱく、食塩/加工でんぷん
    【茹で時間】 7~8分
    【管理人のコメント】 手打ちそばを表現したというギザギザの麺だが、茹でると平たんになって少し残念な気持ちになる。しかし食べてみると、それが吹き飛ぶほどの美味しさだ。平打ち太麺のモチモチ、ツルツルなので、悪い意味でなく台湾混ぜ蕎麦の食感に似ている。この麺が嫌いな人はいないだろう。

    余談ですが・・・
    商品名の義仲(木曽義仲)は平安時代末期に活躍した武将で、幼少期は信濃国木曽谷(現在の長野県木曽郡木曽町)で育った。倶利伽羅峠(くりからとうげ)の戦いで10万ともいわれる平家の大軍を破り英雄となった。この商品は乱世を生きた義仲の勇猛さを乱れづくりの黒いそばで表現したとのこと。


  • 越中八尾(やつお)のそば 風の盆

    【販売者】 北山製麺(富山県富山市)
    【購入価格(税込)】 不明(220g)
    【特徴】
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】 7~8分
    【管理人のコメント】 富山県の八尾山間部では江戸時代からそばが盛んに作られており、八尾産在来種のそばはコンテストで上位にランクされている。また、白海老は「富山湾の奇跡」と言われるほどの名物。つまりこのセットはこの地域ならではの味覚をまるごと楽しめるセットなのだ。
    麺はかなり太目で滑らかな舌触りとコシがあり、うどんのような食べ応えがある。つゆはガツンとくる旨味ではなく、とても上品なあじわい。白海老の風味を生かすために、塩分・調味料は控えめにしているようだ。

    余談ですが・・・
    「風の盆」は富山県富山市八尾町で毎年9月1日から3日にかけて行われる伝統的な祭り。この祭りは約300年の歴史があり、豊作祈願と風の災害を防ぐために行われている。祭りでは編み笠を目深にかぶった踊り手が、三味線や胡弓の音色に合わせて町を踊り歩く。
    このそばのセットは、その「風の盆」にちなんだものだろう。


  • 南部そば

    【製造元】株式会社戸田久(岩手県二戸郡)
    【購入価格(税込)】 275円(300g)
    【特徴】高品質の玄そばを厳選の上、自社工場で製粉したそば粉を使用し、何よりも風味を大切に丹念に創り上げられた逸品です。
    【原材料】小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 岩手のそばと言えば、干蕎麦日記でも紹介した盛岡の「わんこそば」「土川そば」を思い出すが、「南部そば」というのは聞いたことがないので調べみると、戸田久さんの商品名のようだ。南部そばは昭和33年にイギリスに輸出し、昭和34年には皇室に献上した輝かしい歴史がある。その割にこの商品はリーズナブルだ。当時から60年以上が経ったが、いまの南部そばは当時のままのなのだろうか。
    実食では特別な印象はなく、平均的な干しそばという感じだ。いろんなつけ汁や薬味を試して、わしわし食べる麺にいい。

    余談ですが、「南部」って何だろう・・・
    南部地方は、江戸時代に南部氏の所領だった地域。現在の都道府県では、青森県の東半分、岩手県の北部および中部、秋田県北東部の一角という3県にまたがる広大な地域である。


  • 後文の稲庭熟成そば

    【製造元】株式会社後文(秋田県湯沢市稲庭町)
    【購入価格(税込)】 351円(180g)
    【特徴】国産原料を全量使用し、稲庭町で三日間かけてゆっくりと丁寧に低温熟成製法で造り上げます。国産そば粉の風味と国産の小麦粉粉と食塩が引き出すコシと歯切れの良さを味わえます。
    【原材料】小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】4分~4分半
    【管理人のコメント】 株式会社後文(ごぶん)は昨年、創業からちょうど100年を迎えた稲庭うどんの製造会社で、300年以上の歴史を持つ稲庭うどんの製法を若き職人に引き継ぎ守り続けている。
    稲庭うどんは独特な手延べ製法で作られている。綯(なう)う、延ばす、かけるという工程が重ねられ、3日から4日かけて熟成することで、あの滑らかな舌触りとしっかりしたコシが生まれるのだ。
    この干しそばは稲庭うどんの製法を応用して作られている。うどんのようなコシは無いが、滑らかで歯切れがいい。食感、風味ともに上品な麺だった。


  • 招福蕎麦(がんばれ日産!)

    【製造元】麺匠庵 明和株式会社(兵庫県姫路市)
    【購入価格(税込)】 景品なので不明(250g)
    【特徴】厳選した蕎麦粉を用い挽きたての蕎麦の風味を大切に作りました。コシのある歯切れと滑らかなのど越しをお楽しみください。
    【原材料】小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】4分(ちょっと短いかも)
    【管理人のコメント】 この商品はフリマサイトで見つけて購入したもの。日産の販売店が催すフェアなどで来店客に手渡されたものだろう。
    製造元の明和株式会社は経営理念に『手延麺の新しい価値の創造』を掲げる手延べ麺界の先駆者だ。手延べうどんや手延べ素麺は、小麦粉に食塩と水を加えてよく練り、食用植物油を塗って縒(より)をかけながら引き伸ばしと熟成を繰り返し乾燥するという手法。その手法を用いて作られたそばなので、一般的な機械打ち麺よりも強い弾力と滑らかなのど越しになると言うが、、、、実食ではその想像をはるかに超えたレベルだった。
    「フェアでもらった蕎麦、食べて驚いたよ!」と話題になっただろう。

    余談ですが、、、
    30歳の時にグロリア3.0 グランツーリスモ アルティマを新車で購入。VG30DETエンジンを搭載したスムーズで力強い加速。スポーティな雰囲気を持ちつつもラグジュアリーな雰囲気と乗り心地を両立した素晴らしいクルマだった。以来、日産車に乗り続けて32年になる。その大好きな日産が今、創業以来最大の窮地に立たされている。
    がんばれ!!ニッサン!!


  • 檜枝岐(ひのえまた)

    【製造元】池田食品工業株式会社(福島県福島市)
    【購入価格(税込)】 200円 (270g)つゆ付属
    【特徴】独自の「手揉み式製法」によって茹で伸び遅く腰がある麺。
    【原材料】小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】再沸騰から3~4分
    【管理人のコメント】 檜枝岐村(ひのえまたむら)は福島県会津地方南西部に位置し、日本有数の豪雪地帯で特別豪雪地帯に指定されている。昔から良質なそばが穫れ、延ばした麺生地を数枚重ね包丁で手前に引くようにして切る「裁ちそば」が名物だが、この商品はその製法ではなく、池田食品工業独自の「手揉み式製法※」で作られている。
    ちょっと太目で弾力があり食べ応えがある。ワシワシ食べるそばという感じだ。甘みも感じられて美味しい麺だった。

    ※手揉み式製法とは
    原料粉(小麦粉、そば粉)に多めの食塩水を瞬間的に加水し(水回し)、よく捏ねた生地を厚麺帯にまとめ、熟成し(多加水熟成)、縦横に押し延ばすように圧延し麺線に切り出した後、乾燥した乾麺です。手打ちの技法を研究し機械で手打ちの食味食感を再現いたしました。
    (池田食品工業株式会社ホームページより)


  • 自然薯そば

    【製造元】株式会社名田庄商会(福井県大飯郡)
    【購入価格(税込)】 いただき物なので不明 (麺200g)つゆ付属
    【特徴】豊かな大地で育まれた福井県おおい町の自然薯。力強いコシが、より一層そばの香りを引き立てます。
    【原材料】麦粉、そば粉、じねんじょ、食塩
    【茹で時間】6分
    【管理人のコメント】 1985年ごろ自然薯栽培の最適な土壌を持つ名田庄村(なたしょうむら)で栽培・研究が始まり、糖度とねばりが抜群の極上品質を誇る自然薯が完成した。この商品はその自然薯がたっぷり練りまれている。
    茹で上がりは柔らか目で、とても滑らかな食感と優しい風味は自然薯によるものだろう。付属のつゆは、根昆布だしなど多くの調味料を製造する札幌のメーカーにカスタムオーダーしたものらしく、福井県民の味覚に合っていると思える。

    余談ですが・・・
    1970年代から1980年代前半にかけて活躍したフォークバンド「ザ・ナターシャー・セブン」をご存知だろうか。ブルーグラスやアメリカのトラディショナルフォーク、日本の民謡のほか、世界各国の伝承曲をレパートリーとしていた。メンバーは、高石ともや、城田じゅんじ、坂庭しょうご、木田たかすけ、などなど。
    バンド名の由来は高石さんが住んでいた福井県遠敷郡名田庄村(現:大飯郡おおい町名田庄)から取ったものだった。


  • 磐梯の味 長命の泉そば

    【製造元】株式会社あらい屋製麺所(福島県郡山市)
    【購入価格(税込)】 356 円(250g)
    【特徴】 会津産のそば粉を原料にハイルチン(そばの若葉)を加えて作られたそばです。
    【原材料】小麦粉、そば粉、食塩、そばの若葉
    【茹で時間】4~5分
    【管理人のコメント】 あらい屋製麺所は1921年に創業した4代続く乾麺製造の老舗だ。現在では乾麺だけでなく、生麺、ゆで麺、半生麺も製造している麺の総合メーカー。
    このそばの最大の特徴は、そばの若葉から作られたルチンを豊富に含む粉末製品「ハイルチン」を混ぜ込んでいること。商品名の「長寿の泉」は、ルチンが高血圧や肝臓病に良い栄養素であることに由来していると思われる。
    比較的細麺だが噛み応えはしっかりしている。色の濃さはハイルチンによるものかもしれないが、風味は特に変わってはおらず食べやすい麺だった。

    余談ですが・・・
    福島県には県民食とも言える乾麺「清鶴麺(しんつるめん)」がある。
    清鶴麺は1958年(昭和33年)に、もっとおいしい乾麺を作ろうと福島県内の乾麺業者が日清製粉の協力をえて開発した共同ブランドの乾麺。 現在は県内8企業(清鶴会)で製造しており、あらいや製麺所はその中の1社である。


  • 忍法ねじれそば

    【販売元】忍者そば五エ門本店(群馬県前橋市)
    【製造元】有限会社粕谷製麺所(群馬県前橋市)
    【購入価格(税込)】 292 円(230g)
    【特徴】 ねじれさせながら乾燥させる代々受け継いできた技法を守り、おいしさと美しさにこだわったお蕎麦です。
    【原材料】小麦粉、そば粉、大麦粉、食塩、小麦蛋白
    【茹で時間】4~5分
    【管理人のコメント】 忍者そば五右衛門は群馬県前橋市内のお蕎麦屋さんで、各席にセットされた揚げ玉・ワカメ・大根おろし・カイワレ・ネギなどが取り放題の「薬味バイキング」が名物。この商品は店舗で提供されている蕎麦ではないが、トリッキーな形状が屋号にマッチしているのでお土産品に設定されたのではないかと推測する。
    製造元の粕谷製麺は「ねじれそば/うどん」のほかに麺の形状が竹の節の様になった「竹割そば/うどん」を開発・製造するユニークな製麺会社。
    ねじれた麺は茹で上がるとまっすぐになってしまうので少し残念。韓国冷麺のようなシコシコ、ツルツル食感はそばらしくはないが、美味しい麺だった。


  • 飛騨 荘川蕎麦

    【販売元】株式会社Be・まる(岐阜県高山市)
    【製造元】キッセイ商事株式会社(長野県塩尻市)
    【購入価格(税込)】 630 円(250g)
    【特徴】 冷涼な気候の「飛騨荘川」で自家栽培したそばの実だけを使った、こだわりの逸品です。
    【原材料】そば粉(そば(飛騨荘川産))、小麦粉、小麦たんぱく
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 荘川の干しそばは2020年7月に「飛騨高山 荘川源流そば」をいただいた。それは太目で蕎麦殻をたくさん含んだ麺だったが、今回のそばは細くて白い更科風だ。弾力は少なく噛み応えがあり、何とも言えない独特な風味を感じる。荘川の水にはミネラルが豊富に含まれており、その影響で荘川蕎麦にはカリウムが特に多く含まれているという説がある。そば湯を飲んだ時にかすかな苦味を感じたのはそのせいだろうか。

    【余談ですが】
    パッケージの水車の絵は、荘川町のシンボル「5連水車」と思われる。
    荘川町中畑のそばの里にある五連水車は、国道から見て左端の最大のものが直径13m(でかい!!)。順に直径4.5m、5.0m、5.5m、3.6mの水車が並んでおり、五連水車としては日本一の大きさとのこと。水車小屋では最大の水車の動力を利用し、直径2.2mの石臼(でかい!!)を回して蕎麦を挽いているらしい。


  • OCEAN & TERRE 抹茶蕎麦

    【販売元】株式会社ピアリー
    【製造元】不明
    【購入価格(税込)】 いただきものなで不明(100g)
    【特徴】 岐阜県揖斐川町特産のいび茶を使用したお蕎麦。
    【原材料】不明
    【茹で時間】4~5分
    【管理人のコメント】 オーシャンテール(OCEAN & TERRE)は、日本の自然の恵みを活かしたギフトコレクションを販売するブランド。その運営会社がある岐阜県の北部は、この干しそばの特徴でもある「島田折り」の麺作りが盛ん。その形状をうまく生かして、ドライフラワーの花束を思わせる、おしゃれな包装をあつらえている。
    今まで食べてきた茶そばの多くはそば粉が10%程度で、そば離れしたモチモチ食感がほとんどだったが、この茶そばは硬めでしっかり噛みたくなる食感。蕎麦の含有量が多めなのかもしれない。
    揖斐は江戸時代から多くの茶を生産し、宝暦9年(1759年)には「江戸幕府御用番茶」を申し付けられた歴史がある。


  • 渡辺製麺ギフトセット内(その四:信州そば)

    【販売元】株式会社渡辺製麺(長野県茅野市)
    【製造元】株式会社おびなた(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 220円(230g)※ギフトセットで購入
    【特徴】 当店の乾麺売上No.1商品です。そばの実を全体から挽くことで、香りが深く味わいの高い蕎麦に仕上げました。
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 渡辺製麺ギフトセット「その一:山霧の里」が真っ白な更科タイプに対して、こちらは黒い田舎風。といっても細麺で滑らかな食感なので、見た目ほど田舎風ではなく上品な麺だった。渡辺製麺の通販サイトで一番人気とのこと。


  • OCEAN & TERRE 自然薯そば

    【販売元】株式会社ピアリー
    【製造元】不明
    【購入価格(税込)】 いただきものなで不明(100g)
    【特徴】 岐阜県本巣市根尾産の自然薯を使った滑らかで素朴な味わいのそば。
    【原材料】不明
    【茹で時間】4~5分
    【管理人のコメント】 オーシャンテール(OCEAN & TERRE)は、日本の自然の恵みを活かしたギフトコレクションを販売するブランド。その運営会社がある岐阜県の北部は、この干しそばの特徴でもある「島田折り」の麺作りが盛ん。その形状をうまく生かして、ドライフラワーの花束を思わせる、おしゃれな包装をあつらえている。
    野趣に富んだ岐阜の干し蕎麦らしさは抑えられ、上品で滑らかなコシがある平打ち麺。まるで稲庭素麺を食べているかのようだ。


  • 渡辺製麺ギフトセット内(その三:究極蕎麦)

    【販売元】株式会社渡辺製麺(長野県茅野市)
    【製造元】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 不明(200g)※ギフトセットで購入
    【特徴】 手打ちそばに勝るとも劣らない味と香りに仕上げました。
    【原材料】 そば粉(そば:国産)、小麦粉、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 この商品は渡辺製麺がギフトセット用に他社から調達したものらしく、渡辺製麺のホームページを見ても商品の詳細を知ることはできないし、残念ながら単品購入もできない。恐らく中身は過去投稿した「黄金印・究極そば」ではないかと思う。(蛇足から始まってしまったが)上質なそば粉に極わずかな小麦を加えることによって、そば本来の風味と食感を乾麺で実現している。濃厚なそば湯もたっぷりいただいた。


  • 渡辺製麺ギフトセット内(その一:山霧の里)

    【販売元】株式会社渡辺製麺(長野県茅野市)
    【製造元】株式会社おびなた(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 295円(230g)※ギフトセットで購入
    【特徴】 そばの実の中心だけを挽いた更科粉を、たっぷりと使っております。上品な香りと味わいのある、喉ごしのよい白めの細いおそばです。
    【原材料】 そば粉(国内製造)、小麦粉、小麦たんぱく、食塩
    【茹で時間】4分
    【管理人のコメント】 このギフトセットはおススメだ。渡辺製麺の個性的な6種の乾麺と、地元名物の麺つゆ2種と薬味がセットになって¥4,540はお値打ち。パッケージデザインも素敵で贈答用に最適!
    その一「山霧の里」は白い細麺で、見るからに上質な更科タイプ。繊維質が少ないので滑らかな喉越しとモチっとした食感。ほのかな甘みと上品な風味は誰が食べても絶賛間違い無し!


  • そばの葉入りそば

    【製造元】株式会社戸田久(岩手県二戸郡)
    【購入価格(税込)】200g×10袋入りで2500円
    【特徴】 そばの葉に豊富に含まれるルチンは、高血圧や脳溢血脳、動脈硬化など、生活習慣病の予防に役立つと言われています。新そばにそばの葉を練り込みました。
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、そばの葉粉末
    【茹で時間】6分
    【管理人のコメント】 そばの葉が食べられることを知る人は案外少ないかもしれない。
    そばの種をまいて1週間ほどで収穫できる「芽そば」は、血管の弾力性を高め、動脈硬化を予防するルチンがそば粉の2倍含まれていると言う。カイワレ大根やブロッコリースプラウトに似た野菜で、サラダや和え物、お菓子に至るまで様々な食べ方がある。問題はなかなか売っていないことだ。この干しそばに入っている「そばの葉粉末」は新芽ではなく、収穫期の葉かもしれない。
    麺はちょっとモチっとした食感。そばの葉が入っているせいか、新そばの爽やかな風味のなかに微かな苦味が感じられる。最も個性的な干しそばのひとつだろう。


  • 山めん寒ざらしそば

    【販売元】山形麺類食堂協同組合(山形県山形市)
    【製造元】合資会社酒井製麺所(山形県山形市)
    【購入価格(税込)】600円(200g)
    【特徴】 秋に収穫した玄ソバを保存し、真冬の冷たい清流にさらし、その後、寒風と真冬の紫外線が強い太陽光線にさらし乾燥させ完成させたもの。冷水に浸すことでアクが抜け、また寒風にさらすことで舌触りも良く、甘みと淡白な味わいのあるそばになるとされる。
    【原材料】 小麦粉、そば粉(寒ざらし)、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 「寒ざらしそば」は江戸時代は将軍家に献上した歴史があり、近年複数の地域で再現しているようだ。本ブログでも過去2つの地域の寒ざらしそばに触れたことがある。
    ●日光東照宮献上 寒晒し蕎麦(栃木県)
    ●西わらび入り蕎麦(岩手県)
    本商品は昭和59年に確立された山形方式で作られている。山形方式は、旧暦の二十四節気を規準として大寒を冷水処理作業開始日、その後約五十日間、戸外厳寒の中でこの処理作業を続け、啓蟄まで完成させる。本来は将軍が真夏に食べるものだったが、山形では桜の開花とともに賞味する期間限定のそばとして4月上旬から販売されている。
    白くて上品な極細麺。少し柔らかめで細うどんのような感触だった。


  • れんこんそば

    【販売元】水郷つくば農業協同組合JAつちうらサービス(茨城県土浦市)
    【製造元】有限会社新井製麺所(茨城県筑西市)
    【購入価格(税込)】いただきものなので不明(200g)
    【特徴】 風味豊かな常陸秋そばとれんこんを丸ごと乾燥させた粉末を練り込んで、こだ
    わりの「れんこんそば」を作りあげました。もちっとした食感で、コシがあり、のど越しが心
    地いい逸品です。
    【原材料】 小麦粉、そば粉(常陸秋そば)、れんこんパウダー、食塩
    【茹で時間】7~8分
    【管理人のコメント】 茨城県の霞ヶ浦地方は肥沃な大地と豊かな水に恵まれ、れんこんの一大産地。そのレンコン粉末と常陸秋そばで作り上げた、まさに茨城の2代名物を贅沢に組み合わせた干しそばなのだ。白くて張りがある美しい茹で上がり。レンコン自体は味が淡白なので、つるみとコシに表れる独特な食感を楽しむ麺と言う感じだ。