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  • 柿葛そば

    【販売者】灘商事株式会社(奈良県吉野郡)
    【購入価格(税込)】 540円(480g)
    【特徴】晩秋の味覚の富有柿を、独自の製法で麺に練り込み、富有柿の自然の味と「寒晒吉野葛(かんざらしよしのくず)」を取り入れ、柿の旨味と香り、本葛本来のねばりとそば粉をうまくミックスさせ、今までにないそばに仕上げました。
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、柿ピューレ、くずわふじ
    【茹で時間】 再沸騰から2分
    【管理人のコメント】 一瞬、ナポリタン!?と見間違ってしまうほど鮮やかなオレンジ色の麺!!
    以前、福岡県の「吉泉園 玉露蕎麦」の投稿で色付きそばの起源を紹介した。
    江戸中期の人たちは、味の変化だけでなく色の変化を楽しんだ。さらしな粉の「白」、海老切りの「赤」、茶そばの「緑」で三色、これに胡麻切りの「黒」と玉子切りの「黄色」が加わて5色そばとなり、様々な行事や縁起物として流行したと伝えられている。
    柿葛そばの色は、それらのどれにも類しない六色目の色なのだ。
    食感は本葛の効果でツルツルシコシコ。柿の味は感じられなかったが、最後に少し渋みが残る。色だけでなくお味も超個性的だった。
    本葛と柿、二つの奈良の名産品から生まれた新しい名物となるだろう。


  • 剣淵そば

    【販売者】株式会社けんぶち佐藤農園(北海道上川郡)
    【製造者】株式会社ほろかない振興公社 農産加工センター(北海道雨竜郡)
    【購入価格(税込)】 不明(200g)
    【特徴】けんぶち産キタノマシュウ使用
    【原材料】 小麦粉、そば粉(剣淵町産)、食塩
    【茹で時間】 7分
    【管理人のコメント】 キタノマシュウは北海道で開発され、2005年(平成17年)に農林水産省に品種登録された比較的新しい品種。いただくのは恐らく初めてだと思う。その特徴は甘みと風味、粘り(繋ぎの良さ)に優れ、耐倒伏性(倒れにくさ)も向上しており、「キタワセソバ」に続く北海道の主要品種として注目されている。
    茹で上がりは少々太目で弾力が強く嚙み応えがある。材料の上質さが確信できる新鮮な風味。さすがそばの一大産地で生まれた干しそばという感じだ。


  • 新潟へぎそば みのりそば

    【製造者】株式会社玉垣製麵所(新潟県十日町市)
    【購入価格(税込)】 327円(200g)
    【特徴】70年ぶりに新開発したつなぎを使った平打ち仕上げのへぎそば。
    滑らかさはそのままに、従来とは異なるコシと食べ応えを実現。そば粉の配合量を妻有そばよりも増やすことで香りはより豊かになりました。
    【原材料】 そば粉(国内製造)、小麦粉、海藻、食塩、小麦たんぱく/加工でんぷん
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 今まで多くのへぎそばを食べてきたが、平打ち麺は初めてではないだろうか。滑らかさが特徴のへぎそばだが、平打ちのせいかより滑らかに感じる。新しい製法を用いて塩分を控えながらコシを出したという。確かに張りがあってサクサクとした食感は、そばらしくもあり個性的でもある。
    そば粉が高含有で塩分を下げているので、そば湯もたいへん美味しくいただけた。


  • 新潟海洋高校開発 真昆布そば

    【販売者】 株式会社能水商店(新潟県糸魚川市)
    【製造者】 株式会社自然薯そば(新潟県上越市)
    【特徴】 海洋高校資源育成コースの実習で養殖したマコンブを練り込んだそば。ほのかの昆布の香りとツルッとした喉越しが特徴です。
    【購入価格(税込)】 386円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、粉末昆布、山芋粉、食塩、小麦たん白、ふのり/加工でん粉
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 販売者の能水商店は、新潟県糸魚川市で近隣河川に回帰するサケの有効利用と、新潟県立海洋高等学校の職業教育を支援するために設立された、干しそばの販売者としては珍しい会社。
    その海洋高校で養殖した真昆布を練り込んだと言うが、海水温の高い新潟県沿岸に真昆布は自生しない。冬場の低水温の時期だけ養殖ロープを能生弁天浜に敷設して生長させているそうだ。
    ほんのり海の香りがして、とても滑らかでコシがある食感は真昆布の効果。そばと海藻は大変相性が良いのだ。
    パッケージの裏側に「茹で汁は昆布風味のお出汁として、お鍋やお雑煮に・・・」とある。これからの季節、昼−蕎麦、夜−鍋の日にどうでしょうか。


  • 本年秋収穫 新そば

    【製造者】 株式会社卯月製麺(山形県寒河江市)
    【特徴】 穫れたての北海道産玄ソバを石臼でゆっくり挽くことで、蕎麦の香りはそのまま、しっとりとしたそば粉に。粗挽きのざらつき感と、爽快なのど越しを楽しめる細打ちに仕上げました。力強くも繊細、瑞々しく弾けるような新そばの風味を存分にお楽しみいただけます。
    【購入価格(税込)】 2,480円(200g×4袋、藻塩付き)
    【原材料】 そば粉(そば(国産))、小麦粉、食塩、小麦たんぱく
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 卯月製麺の新そばは2020年11月にいただいたので5年ぶりになる。賞味期限が4カ月と短く「より早く食せ」との仰せだ。
    干しそばに男女があるとしたら、卯月製麺の新そばは女性だろう。上品で優雅な衣装(パッケージ)を纏った細くて美しい乾麺。茹で上がりは透明感があり、滑らかで弾けるような食感と新鮮な香りと甘み。まさに「美そば」と言う感じだ。
    何もつけずに半分、付属の藻塩で半分をいただいた。藻塩の使い方として個人的には、そばに直接振りかけて、少し溶けるのを待ったほうがより美味しくいただけると思う。
    干しそばをあまり食べない人に是非食べてもらいたい。きっと驚くことだろう。


  • 里娘そば

    【製造者】有限会社釘屋商店(福島県石川郡玉川村)
    【購入価格(税込)】 不明(200g)
    【特徴】
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 3~4分
    【管理人のコメント】 釘屋商店は明治12年創業。東北で最初に製麺機を導入した製麺所らしい。福島県内でもごく一部にしか製品を卸していないので、県外者が容易に手にするには、ふるさと納税が唯一の方法かもしれない。
    この干しそばは、村の名前を冠した「玉川めん(干しうどん)」と共に50年変わらない製法・品質を守り続けており、古風な包装袋も当時のままらしい。
    張りがある茹で上がりで、しっかり噛み応えがある。風味・のど越し良く、長年地元で愛される理由がわかる。


  • 雄国そば

    【製造者】有限会社永善 蓮沼製粉製麺工場(福島県喜多方市)
    【購入価格(税込)】 330円(180g)
    【特徴】そばの郷会津の磐梯山麓雄国地区の地蕎麦をふんだんに用いた風味豊な乾麺です。
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食品用大豆、食塩
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】 喜多方ラーメンの仕掛け人という蓮沼製麺の経営者が「日本一のそばを作る!」との意気込みで三越デパートと共同開発した干しそばだと言う。
    そば殻を多く含んだ黒い麺。食感・風味は見た目以上野趣に富んでいる。表示通りの時間を茹でたが噛み応えが凄い。もう少し長く茹でた方が良いのではないかとも思うが、どの程度の硬さで食べるべきかは、製造者によって考え方が異なるのは当然かもしれない。そのような特徴がパッケージデザインにも表れている、まさにストロングスタイルの干しそばだった。

    雄国とは
    福島県の「雄国」は、雄国沼湿原(おぐにぬましつげん)を指す言葉で、喜多方市と北塩原村にまたがる約50万年前の火山活動で形成されたカルデラ湖とその周辺の湿原を意味します。この湿原は国の天然記念物に指定されており、ニッコウキスゲの日本一と言われる大群落をはじめ、多様な高山植物が咲き誇る景観が有名です。


  • 南阿蘇 石臼挽き製粉 粗挽きそば

    【販売者】あそ望みの里 みなみあそ そば道場(熊本県阿蘇郡)
    【製造者】伊之助製麺株式会社(佐賀県神埼市)
    【購入価格(税込)】 540円(200g)、つゆ付き
    【特徴】南阿蘇の在来種を石臼で粗挽きにして使用した香り豊かなそば。
    【原材料】 そば粉(南阿蘇村産)、小麦粉、小麦蛋白、食塩
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】 南阿蘇の在来種そばは、古くからこの地域で受け継がれてきた品種で、豊かな香りとコシが特徴。昼夜の寒暖差が大きい高冷地の気候と火山灰土壌がその風味豊かな味わいを育んでいる。道の駅「あそ望の郷 くぎの」の中にあるそば道場では、在来種を使用した打ち立てそばをいただいたり、そば打ち体験ができる。
    この干しそばは同じ玄そばを石臼で粗挽きにして使用している。
    張りが強くて噛み応えがある。「そばは噛まずに、、、」と言うが、このそばは、よく噛んで、あふれてくる香りと甘みを楽しむべきだ。

    「そばは噛まずに食べる」とは
    江戸時代に細い蕎麦の「のどごし」を楽しむ江戸っ子の食べ方と、年越しそばの「厄を断ち切る」という縁起担ぎの2つの意味があると言われている。また、ごく珍しい説では「かまずに」は「混ぜずに」という意味なのだと言う。
    個人的には、そばはしっかり噛む方で「混ぜずに」説を支持している。


  • よしむら 京の石臼挽きそば

    【販売者】株式会社よしむら(京都市右京区)
    【製造者】やくの麺業株式会社(兵庫県朝来市)
    【購入価格(税込)】 不明(200g)
    【特徴】京都嵐山よしむらのそば粉で作った特製の乾麺です。
    【原材料】 そば粉(国産、国内製造)、小麦粉(北海道)
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 京都の「よしむら」は、国産のそばの実を自家の石臼で挽いた手打ちそばを提供する蕎麦料理店のグループ。嵐山本店をはじめ京都市内に複数店舗を構え、趣向を凝らしたそば料理やそば茶スイーツ、旬の料理を楽しめる。
    この商品は「よしむら」の通販サイトで販売していないので、店頭のみ販売のお土産用だろうか。
    白くて美しい茹で上がりでサクサクとした蕎麦らしい食感。そば粉の含有量が5割以上で塩を使わないこだわりは、さすが京の名店という感じだ。

    よしむらオリジナルのそばつゆと「祇園七味」がセット

    祇園七味は「祇園味幸(屋号)」が特許を取得している「黄金唐辛子」をベースとした七味唐辛子。赤唐辛子を使わずに、青しそ、白ごま、黒ごま、陳皮、おの実、山椒、青のりなどを調合した赤くない七味唐辛子なのだ。


  • おくらのお蕎麦

    【販売者】株式会社イーストスクエア(鹿児島県指宿市)
    【製造者】株式会社唐船峡食品(鹿児島県指宿市)
    【購入価格(税込)】 不明(200g)
    【特徴】 鹿児島県指宿産のおくらを練り込み丹精込めて作ったおそばです。
    【原材料】 小麦粉(屋内製造)、オクラパウダー、そば粉、食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 この干しそば1袋には指宿産のオクラ15本分のパウダーが練り込まれている。茹でているときにほんのりと青物の香りがするが、食べてみるとオクラの風味はあまり感じられない。どちらかというと食感のほうでオクラのトロミが効いているようだ。そばには珍しい軟めでモチっとした食感が楽しめた。

    ■オクラの話
    オクラはアフリカからヨーロッパを経てアメリカへ渡り、日本へは明治時代初めにアメリカから持ち込まれたそうだ。オクラは和食のイメージが強いが、名前の由来は英語名「okura(オクラ)」から来ている。
    日本国内の生産量第1位は鹿児島県で全国の4割を占めている。その鹿児島の中で最大の生産地が、砂蒸し温泉で有名な指宿(いぶすき)だ。
    オクラには豊富な食物繊維と、体内でビタミンAに変換されるβ-カロテン、赤血球の生産を助ける葉酸、骨を丈夫にするカルシウムやビタミンK、そして水分調整や塩分排出に役立つカリウムなどの栄養素がある。これらは腸内環境の改善、免疫力維持、骨の健康、そして貧血予防などに効果が期待される。おまけに安価という、まさにスーパー野菜なのだ。