【製造元】 岡下製麺所(奈良県吉野郡)
【購入価格(税込)】 475円(180g)
【特徴】 試行錯誤し、たどり着いた最も美味しい割合で、刃物を使わず手延べ製法で作られるそば。角がなくなめらかな口当たりとコシが魅力。
【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩、食用植物油
【茹で時間】4分半
【管理人のコメント】 岡下製麺所は霊峰大峯山を抱く豊かな自然の中、美しい空気と水に恵まれた天川村で昔ながらの「手延べ製法」により三輪素麺を製造販売している。ほとんどの干しそばは刃物で切って麺を形成するが、この干しそばは油を塗って延ばす、素麺と同じ製法で作られている。
麺の太さはしっかりしており、色がかなり濃いので田舎そば風に見えるが、茹でるとさらに太くなり韓国冷麺のような滑らかさと弾力。麺を熟成させて引き延ばす手延べ製法が生む食感だろう。日本そばからは少々かけ離れているが、様々な食べ方を創造させる楽しい麺だ。
- カテゴリー別アーカイブ 三割未満
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頭脳蕎麦
【製造元】 今田(こんた)製麺所(山形県西村山郡河北町)
【購入価格(税込)】 250 円(280g)
【特徴】 細打ちの田舎蕎麦です。
世界初、頭脳粉配合の蕎麦をぜひお試しください。 頭脳粉とは、ビタミンB1を豊富に含む歴史ある小麦粉です。
【原材料】 小麦粉、そば粉(25%)、食塩、ビタミンB1
【茹で時間】 6~7分
【管理人のコメント】 前回に引き続き、三軒茶屋駅近くのアンテナショップ「かほくらし」で購入。
頭の働きをよくすると言われるビタミンB1を多く含む小麦粉「頭脳粉」を使用している。「頭脳パン」は聞いたことがあるが頭脳蕎麦は初耳。今田製麺はうどんや素麺も製造しているのに、何故名前が紛らわしくなってしまう「蕎麦」で商品化したのだろうか?
前回食べた奴そばに比べて若干細い麺。食感や味はほとんど一緒に思えた。■頭脳パンとは
頭脳パンは、大脳生理学者で作家の木々高太郎(本名:林髞)の著書『頭のよくなる本 – 大脳生理学的管理法』(1960年(昭和35年)刊行)で提唱されて話題となった。同書によれば「通常の小麦粉にビタミンB1を100グラムあたり0.17ミリグラム以上配合した「頭脳粉」を原料とし、このビタミンB1により脳の働きが活発になり記憶力や思考力が良くなると説いた。
その後、頭脳パンは多くの製パン会社が製造販売したが、特にブームになったのは1993年頃。テレビ番組で東大生協で人気のパンと紹介され、受験生の子供を持つ一部の母親に人気となった。
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谷地名産 奴そば
【製造元】 今田(こんた)製麺所(山形県西村山郡河北町)
【購入価格(税込)】 230円(270g)
【特徴】 今田製麺所を代表する昔ながらの田舎そば。コシ、蕎麦の香りが生きています。蕎麦は生麺!というあなたの常識を、奴そばが覆します。全日本乾蕎麦大賞受賞。
【原材料】 小麦粉、そば粉(25%)、食塩
【茹で時間】 8~9分
【管理人のコメント】 三軒茶屋駅近くに河北町(山形県西村山郡)のアンテナショップ「かほくらし」がある。週末はこの店の前をよく通るが、この日何となく店頭を見ると古風なパッケージに目を引かれた。山形県は乾麺作りが盛んで本ブログでも多くの商品を紹介してきたが、この商品は見たことがない。早速買って帰って調査開始。
河北町は山形県のほぼ中央部にある人口約17,000人の町。町内には南北に最上川が流れ、清流寒河江川にも囲まれた豊かな土壌を持ち、古くから田畑が開かれ、江戸時代から明治初期にかけては米と紅花産業が繁盛して町が発展した。
この豊かな地で明治18年に創業した今田乾麺は、原料となる蕎麦粉・小麦粉・水にこだわり、独自の製法で様々な乾麺を生み出している。「奴そば」は同社を代表する商品で、(時期はわからないが)全日本乾蕎麦大賞を受賞したらしい。
小麦の配合が多く蕎麦としては太目なので、細めのうどんのような食感。一束270gを二人で分けたので、かなり食べ応えがあった。
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古式しまだ麺 山芋そば
【製造者】 株式会社そばの更科(岐阜県郡上市白鳥町)
【特徴】清流長良川の源、奥美濃地方に古来より伝わる「しまだ式製麺法」と「冷風長時間乾燥」。60時間以上かけてじっくり乾燥。
【購入価格(税込)】 いただきものなので不明(450g)
【原材料】 小麦粉、そば粉(20%)、山芋粉末、食塩
【茹で時間】6~7分
【管理人のコメント】 株式会社そばの更科の古式しまだ麺シリーズは今回で3つめとなる。「しまだ式」は麺の形状が日本髪の「高島田」に挿すかんざしに似ていることから由来しており、手作りの温もりが伝わってくる独特な麺だ。
前回投稿した「奥美濃 石臼挽きそば」と原材料が同じだが、茹で時間が異なる。恐らく、小麦粉と山芋粉の割合を多めすることで、コシと滑らかさを増して差別化したのではないだろうか。
「奥美濃 石臼挽きそば」が太目の田舎風で“むしゃむしゃ”と噛みしめるようにいただくそばに対して、このそばは、平均的な太さでコシと滑らかさがあり、「蕎麦より素麺派」という人も美味しくいただける麺だ。
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阿波半田特産 ふし麺
【販売者】 株式会社オカベ(徳島県美馬郡)
【購入価格(税込)】 432円(250g)
【特徴】 手延べ麺を乾燥させるとき、竿に掛けられた部分を“ふしめん”と言い、手延べ麺だからできる麵です。
【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩、食用植物油、/小麦たん白
【そばの割合】2割
【茹で時間】 3~4分
【管理人のコメント】 「ふし麺」とは手延製法で、干し上がった麺をカットしたときに余る麺の端。うどんや素麺ではお馴染みだが、そばのふし麺は珍しい。間違いなく、前回食べた「オカベの麺 そば」を製造した際の副産物だ。おみそ汁や卵とじ、サラダなどによく使われるらしいが、あえてそのままをそばつゆでいただいてみた。
麺が短いうえに壊れやすく、ご覧のような茹で上がりなので箸で食べるのは少々苦労する。途中スプーンに持ち変えようかと思ったが、そばに失礼なので最後まで箸でいただいた。
「オカベの麺 そば」と同じ成分なのに、違った味わいがある。写真ではしずる感が伝わらないかもしれないが、モチモチしてとても美味しかった。(しかし次回は違う食べ方をしよう。)
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オカベの麺 そば
【販売者】 株式会社オカベ(徳島県美馬郡)
【購入価格(税込)】 459円(80g×3束)
【特徴】 手延べの麺ならではの弾力のある歯ざわりと喉越しの良さ。麺の表面はつるつると柔らかいのに、噛めば噛むほど感じるコシの強さとそばの香りをお楽しみください。
【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、小麦たん白、食用植物油
【茹で時間】 4~5分
【管理人のコメント】 株式会社オカベは徳島県の半田地区で約300年の歴史を持つ「半田そうめん」を製造している。オカベの麺最大のポイントは「ねじりまき」。麺をねじりってらせん状にしながら麺圧をかけて麺線を細くすることで、麺が鍛えられ強いコシのある麺に仕上がる。その手延べ技術で製造したのがこの干しそばだ。オカベの干しそばは「そばらしさ」を追求するのではなく、あくまで「オカベの麺らしさ=ツルツル、シコシコ」にこだわり、小麦粉とそばの割合を(小麦粉8,そば2)とした。
このように「そばの枠(常識)」にはまないのが干しそばの面白さでもある。余談ですが
そうめんより太く、うどんより細い半田そうめん。半田そうめんの多くは直径1.3mm〜1.6mmが多いのでJAS規格では「ひやむぎ」に分類される。しかし、江戸時代中期から続く伝統と技術により「そうめん」 と表記できることになっている。
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のりそば
【販売者】 株式会社小山製麺(岩手県奥州市)
【購入価格(税込)】 324円(200g)
【特徴】 風味豊かな国産のりを使用して、喉ごしなめらかな細めのおそばに仕上げました。温かくしても、冷たくしても四季を通して美味しくお召し上がりいただけます。
【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉(そば(国産))、のり粉末、食塩
【茹で時間】 4分半
【管理人のコメント】 昆布、わかめ、ふのりなどの海藻が入った干しそばは多々あるが、海苔は以外に少ない。
茹でている最中から海苔のいい香りが漂う。極細の乾麺だが茹で上がりは意外にも太くプリプリで、韓国冷麺のような仕上がり。パッケージ裏面に記載の調理例も冷麺に似た「サラダ麺」というのも納得。そば湯も意外と美味しく、いろんな「意外」が楽しめた商品だった。
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奥州 霧谷そば
【製造者】 白石興産株式会社(宮城県白石市)
【購入価格(税込)】 90円(180g)
【特徴】 蔵王山麓で育まれた伝統の技。自社製粉のそば粉を使用した逸品です。
【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩/加工でんぷん
【茹で時間】 6分
【管理人のコメント】 白石興産株式会社は明治19年創業の老舗製粉・製麺会社。白石市の特産品「白石温麺(うーめん)」をはじめ様々な乾麺を生産している。その伝統の製法を用いて製造された「霧谷そば」だが、驚きの価格と美味しさから多数のネットショップで販売されている。そばの割合10%にかえって興味をそそられた。
結果的には他の干しそばと比べてまったく引けを取らない美味しさ。温麺で培った原料選びと加工技術のたまものなのであろう。白石温麵(うーめん)とは
一見は素麺を短く切っただけのものと思われがちだが製法が違う。素麺は生地を延ばす際に油を塗るが温麺は油を用いないでうち粉を振りかけながら製麺する。また、素麺は夏に冷やして食べることが主流だが、温麺は通年を通して食べられる。温かいお椀で食べるため長さ9センチメートル程度で束になっている。柔らかくて消化しやすいため老人食や離乳食にも重宝されている。
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福井県産そば大麦使用 麦とろそば
【販売元】 株式会社はくばく(山梨県南巨摩郡)
【製造元】 株式会社霜しな(長野市木曽郡)
【特徴】 大麦粉独特の弾力のある食感と、福井県の香り豊かなそば粉、山芋のつるつるとした滑らかさが合わさって、大変喉越しのよい商品となっております。今までに無いおいしい食感が楽しめる麺です。
【原材料】 小麦粉、そば粉、大麦粉、小麦たんぱく、山芋粉、食塩
【茹で時間】4分半
【管理人のコメント】 JA県経済連(福井県経済農業協同組合連合会)が農業活性化と生産調整の廃止を視野に2015年に開発。JAやAコープ各店、農産物直売所などで販売している。
福井県産ソバ粉と福井県産六条大麦にヤマイモ粉を加えた。配合はソバ粉30%、大麦粉10%、国産小麦粉とヤマイモ粉が60%。
そば粉が3割しか入っていないのに、驚くほどそば感が強くサクサクとした食感と香ばしい風味。これは大麦粉の効果に違いない。確かに、今までにない美味しい食感。福井県人としての贔屓目無しで大変美味しかった。余談ですが
小麦粉はなじみ深いが「大麦粉って何?」という人は少なくないだろう。
販売元はくばくが大麦情報サイト「おいしい大麦研究所」を公開している。
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歯舞 昆布そば
【販売者】 歯舞漁業協同組合(北海道根室市)
【販売者】 藤原製麺株式会社(北海道旭川市)
【購入価格(税込)】 250円(250g)
【特徴】 歯舞天然一等厚葉昆布と北海道の豊かな大地でとれた風味豊かなそば粉と、小麦を使用することにより、コシが強くまろやかな味に仕上がりました。
【原材料】 小麦粉(北海道産)、そば粉(北海道幌加内産)、小麦たん白、食塩、昆布粉末(北海道歯舞産)、クチナシ色素
【茹で時間】 4分
【管理人のコメント】 薄く緑色を帯びて透き通るような美しい麺。韓国冷麺ほどではないが、プリプリ、シコシコの食感はそばらしくはないが、これはこれで美味しいし、様々な食べ方ができそうな麺。昆布のヘルシーイメージも相まって、特に女性に好まれそうだ。昆布の風味は思ったほど強くないが、あまり出すぎると生臭く感じる場合があるので、このくらいが丁度いいのかも。厚葉(あつば)昆布について
なが昆布と同様に採取される代表的な昆布で、肉厚で幅広く、大衆的な加工原料として出荷される。塩昆布や酢昆布などに用いられるほか、九州では漬け物に使ったり、粉末をうどんに混ぜて食べたりもする。夏時期に採取した根元の部分を一晩コップに浸したエキスを飲むと血圧を下げる効果があるといわれている。
(歯舞漁業協同組合ホームページより)道産食品登録制度とは
北海道の豊かな自然環境の下で生産された原材料を使用して、道内で製造・加工された道産へのこだわりの加工食品を登録する制度で、2023年4月現在、農産物121品、畜産物104品、水産物117品、林産物3品、その他20品の合計365品の道産食品が登録されている。歯舞 昆布そばは2019年3月に登録されていた。
(北海道ホームページより)
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舶来堂 えごま蕎麦
【販売者】 株式会社ハクライドウ(長崎県諌早市)
【購入価格(税別)】 756円(250g)
【特徴】 国産えごまと、信州産そば粉を使用。手延べならではのコシの強さ、滑らかな舌触り・のど越し。
【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩、えごま、ゴマ油
【茹で時間】 4~5分
【管理人のコメント】 オメガ3のαリノレン酸やルテオリン、たんぱく質、食物繊維が含まれている健康食品として注目を集めるえごまを生地に練り込み、長崎島原の手延べ技法で丁寧に製麺された干しそば。
麺の黒さはそば殻ではなくえごまの色だろう。以前食べた北海道のえごまそばとは色艶がかなり違うが、共通して言えることはモチモチとした食感とのど越しの良さ。庭のえごまの葉を添えて香りもいっしょに楽しませていただいた。
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新潟 茶蕎麦
【製造者】 有限会社カネミヤ(新潟県新発田市)
【特徴】 お茶の色と香りを活かすため、独自な方法でお茶の葉を粉末にして製造しています。自然乾燥ですので、ゆでのびが遅く、麺に透明感があり、光沢があります。
【購入価格(税込)】 196円(200g)
【原材料】 小麦粉、そば粉、お茶、食塩、青色色素(クチナシ色素)
【茹で時間】3~4分
【管理人のコメント】 つるつるもちもちの食感と清涼感のある後味は、これから熱い季節、食欲がないときにも食べられる。
村上市は新潟県北端にあり商業的なお茶の生産地としては最も北に位置している。栽培の歴史は江戸初期(1620年代)、村上藩の大年寄・徳光屋覚左衛門(とくみつやかくざえもん)が宇治伊勢の茶の実を買い入れて、主要地場産業にしようとしたのがその始まりとい言われている。
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名門 なめこそば
【製造元】 株式会社土谷( 山形県山形市)
【特徴】 山形県(庄内産)なめこを日本蕎麦に練り込む事により乾麺特有の表面のがさつきを無くし、つるりとしたのど越しを実現。
【購入価格(税込)】 324円(250g)
【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、小麦たん白、なめこ、山芋粉、食塩、増粘剤(グァーガム)、炭酸k、炭酸Na
【茹で時間】 7分
【管理人のコメント】 土谷さんの乾麺は外気に影響されず、日光、湿気を受け付けない土蔵の中で長時間自然乾燥した「古式蔵造り」を特徴としている。
その中でも「なめこそば」は発売開始から50年以上のロングセラー商品だ。独自の製法でなめこをピューレ状にして麺に練り込んであるという。なめこの風味は感じなかったが、弾力に富んで滑らかな食感を楽しんだ。かなりの余談ですが
土谷さんのホームページに「しおたんさんに名門なめこそばをご紹介いただきました!」という記事が掲載されていて、リンク動画を開くと、ちょっと太めの若い女性のYoutuberしおたんさんが、なめこそばを食レポ。よくある大食系のYoutuberかと思いきや、しおたんさんは山形県出身で東京藝大卒の声楽家であることがわかる。アカペラ多重録音で唄うOfficial髭男dismのPretenderに感動!思わずチャンネル登録。なめこそばのおかげで面白い人をみつけました。
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あかもくそば
【販売者】 はたけなか製麺株式会社(宮城県白石市)
【特徴】国産の小麦粉・そば粉に国産あかもく粉を練り込み、つるりとした新食感と海藻の旨味・磯の香りにあわせてお蕎麦の風味も楽しめる。
【購入価格(税込)】 324円(200g)
【原材料】小麦粉、そば粉(10%未満)、食塩、あかもく粉/香料
【茹で時間】 4分30秒
【管理人のコメント】 一部の地域でのみ食べられていた海藻のアカモクが数年前、美容や花粉症に効果あるとテレビで紹介され、一時のブームになった。地域によってギバサ、ギンバソウ、ナガモ、ジャマモクなどとも呼ばれる。海藻類の中でもフコイダンを最も多く含み強い粘りが出る。
そのアカモクを粉にして練り込んだ干しそば。茹で始めると磯の香りが漂ってくる。茹で上がりはコンニャクのような透明感があり、プルプルとした食感は蕎麦離れしているが喉越し良く美味しい。キムチなどをトッピングして冷麺のようにいただくにもピッタリの干しそばだ。
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静岡玉露 茶そば
【加工者】 株式会社ミホミ(静岡県静岡市)
【特徴】 爽やかなお茶の香りとそばの味。静岡産の玉露を使用して、のど越しを重視した製麺加工。
【購入価格(税込)】 324円(540g)
【原材料】 小麦粉、そば粉(1割)、玉露粉末、食塩、小麦たん白
【茹で時間】 4~5分
【管理人のコメント】 静岡県内の新東名高速サービスエリアで購入。加工者の株式会社ミホミは、静岡名物の菓子、食品、茶類の製造・販売を商いとする会社。蒸しケーキの中にミルククリームを閉じ込めたお菓子「こっこ」は静岡の人気おみやげだ。
以前は呑んだ後の締めに茶そばをよく食べたものだ。お腹がいっぱいでも、つるつるっと食べてしまい、お茶の効果で口の中がすっきりした気がする。緑茶の清涼感を活かすため、個人的にネギ無しが良いと思う。
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利尻昆布そば
【販売者】株式会社佐藤商店RF(北海道利尻郡)
【特徴】 自然乾燥なので腰の強い乾麺。利尻富士町「昆布屋 みなみ」の厳選昆布使用。
安心安全な北海道産小麦に北海道産玄そばを1本挽き・粗挽きしたそば粉で風味倍増。
【購入価格(税別)】 450円(160g入、3,875円/kg)
【原材料】 小麦粉(北海道産)、そば粉(北海道産)、小麦蛋白、昆布粉末(利尻産)食塩
【茹で時間】7分
【管理人のコメント】 高級昆布の産地・北海道利尻からユニークな干しそば。いきなり余談だが、「利尻昆布」とは品種名なので、利尻以外の地域でも利尻昆布は採れている。利尻昆布そばは、昆布だけでなく原材料はオール北海道産だ。
海藻入りの干しそばは意外と珍しくない。ふのり、もずく、めかぶ、あかもく入りなどがあげられる。食べる前は海藻の強い風味を期待したが、ほんのりと香る程度だった。つるつるもちもちとした食感は恐らく昆布の効果。冷麺のように調理するのもアリだと思う。
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挽きぐるみ蕎麦
【販売者】 株式会社スワロー食品(神奈川県藤沢市)
【製造者】 株式会社つばめ食品(三重県桑名市)
【特徴】 そばの実の甘皮も一緒に挽き込んだ「挽きぐるみ粉」を使用。
【購入価格(税別)】 198円(400g入、495円/kg)
【原材料】 小麦粉・そば粉(20%)・食塩
【茹で時間】4~5分
【管理人のコメント】 かわいらしいパッケージに目を引かれて、製造者を見たら三重県だったので買い物かごに入れた。東京で三重県製造の干しそばは滅多に見かけない。神奈川県の春巻き専業メーカーが、どういう経緯で蕎麦との縁が薄い三重県に干しそばの製造を依頼することになったのか?・・・。「大きなお世話だ。」と言われるに違いない。
そば粉の割合が2割なので、やはり素麺のような食感になる。こういう蕎麦が好きな人は少なくないだろう。抜群のコスパで全く文句なし!
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ぜいたく ほうじ茶蕎麦
【製造者】 はたけなか製麺株式会社(宮城県白石市)
【特徴】 茶師が作ったほうじ茶蕎麦
【購入価格(税別)】 290円(200g入、1,450円/kg)
【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉(10%未満)、ほうじ茶パウダー、食塩、小麦たん白/増粘剤(アルギン酸エステル)
【茹で時間】 5分
【管理人のコメント】 茹で始めるとほうじ茶の香りが立ってくる。プリプリの腰とツルツル食感は冷麺のよう。ほうじ茶とそばつゆの相性は実にいい。飲み込んだあとは舌の奥に僅かな渋みが残り、爽やかな後味。これは病みつきになる干しそばだ。余談ですが、、、
最近ほうじ茶が流行っているような気がしていた。コンビニではペットボトルのほうじ茶が増えたし、「ほうじ茶ラテ」等ほうじ茶のフレーバーを使ったスイーツやアイスクリームをよく見かけるようになった。調べてみると、ほうじ茶の市場規模は2005年から2015年にかけて約16倍にも増えたらしい。凄!
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吉泉園 玉露蕎麦
【販売者】 株式会社吉泉園(福岡県八女市)
【製造者】 昭和製麺株式会社(山形県天童市)
【特徴】 奥八女・黒木の玉露園にて本わら掛けづくりで育てられた本玉露を、
そばの旨みが最大限引出せる一番粉に練り込み、長時間熟成させて丁寧に仕上げた。
【購入価格(税別)】 600円(375g入、1,600円/kg)
【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉(16%)、玉露、食塩、加工でん粉
【茹で時間】 3分
【管理人のコメント】 吉泉園(よしいずみえん)はお茶の本場・福岡八女の地で130年前に創業した老舗茶店。その八女茶の玉露を贅沢に練り込んだだけあって、いままで見たどの茶そばよりグリーンが濃くて鮮やかだ。素麺のようなモチモチツルツルの食感に、緑茶の清涼感が加わって、いくらでも食べられる感じ。茶そばの始まり
調べてみると起源は意外と古く、江戸中期までさかのぼる。当時さらしな粉の製粉技術と「湯ごね」という製麺技術が発達したことが要因となって、さまざまな「創作そば」が生まれたらしい。茶そばもその一つ。
当時の人たちは味の変化だけでなく色の変化を楽しんだ。さらしな粉の「白」、海老切りの「赤」、茶そばの「緑」で三色、これに胡麻切りの「黒」と玉子切りの「黄色」が加わて5色そばとなり、様々な行事や縁起物として流行したと伝えられている。
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花いちもん麺 そば
【販売者】 福玉米粒麦株式会社(愛知県江南市)
【製造所】 栗本食品興業有限会社(愛知県江南市)
【特徴】 味と風味を大切に考え、良質の小麦粉とそば粉を原料とした乾麺。
自然に近い乾燥により、コシの強いなめらかで舌ざわりの良い麺に仕上げた。
【購入価格(税別)】 180円(250g入、720円/kg)
【原材料】 小麦粉、そば粉(25%)、食塩
【茹で時間】 6分
【管理人のコメント】 ようやく愛知県の干しそばにありついた。若いころ4年ほど住んだことがあるが、当時から蕎麦との親和性が低い地域だったと記憶している。
蕎麦の割合が25%なのは、愛知県民には素麺っぽく仕上げた方が無難だからだと勝手な解釈をしている。余談ですが
そば粉の含有量が3割以上あれば割合表示をしなくてよいので、本ブログで紹介している商品の実に70%が割合不明だ。しかし、この商品のように割合が低くても表示されている方が安心で好印象ではないだろうか。