• 長州 瓦そば

    【製造者】 株式会社江戸金(山口県下関市)
    【特徴】 ふぐ料理とともに下関の名物料理
    【購入価格(税別)】 1,100円(そば200g+つゆ2人前+刻みのり)
    【原材料(乾麺)】 小麦粉、そば粉20%、抹茶、食塩、くちなし色素
    【茹で時間】 3~4分
    【管理人のコメント】 瓦そばは茹でた茶そばを油でいためて様々な具をトッピングするご馳走である。すき焼きのたれのように濃くて甘いつゆでいただく。お取り寄せの際にはつゆとのセットが必須だろう。
    干しそばの中では変わり種の王様的存在。下関料理の店で食べた時は、瓦の形を模したお皿に盛られていた。地元家庭ではホットプレートで調理して、そのまま突っつき合うのが一般的らしい。今回は瓦のイメージに近いお皿を選んだが茶そばの保護色。錦糸卵も失敗し、栄えない写真になってしまった。

    瓦そばの始まり
    江戸末期、長州藩では長州征伐、馬関戦争など維新戦争が続いた。野戦の合間に食事する兵士たちは手軽に済ませる必要から屋根瓦を使って肉、野菜、野草などを焼いて食べたことが始まりとされている。


  • 伊予中山 七福そば

    【製造者】 宮野そば製粉製麺所(愛媛県伊予市)
    【特徴】 自家製粉の挽き立てのそば粉使用。じっくり2日間乾燥させたなめらかな喉ごし。
    【購入価格(税別)】 170円(250g入、@680円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 7分
    【管理人のコメント】 国内で最も蕎麦との縁が薄い四国。その中で蕎麦屋を営む猛者たちは、長野や栃木、福井などで修業して四国で開業した若いお店が目立つ。とりわけ取り寄せができる干しそばは限られる。
    愛媛の干しそばを求めて見つけた七福そばは、田舎風の濃い色の極細麺。茹で時間が7分との表記に不安を感じ、5分で上げたがそれでも柔らか目。(愛媛の人は柔いそばが好みなのだろうか。)
    のど越しとコスパが良い商品。


  • にら蕎麦のすすめ

    栃木県鹿沼市はニラの生産が盛んで「にら蕎麦」は地元の定番料理だ。
    一見ただの嵩増しそばと思いきや、これが実に美味しい!
    茹でたニラを麺つゆで食べるだけも美味しいが、ニラとそばの相性がとてもよいのだ。

    作り方をネットで調べると、たいがい「そばとニラをいっしょに茹でるだけ。」と紹介されているが、ニラは別に茹でて水にさらした後、水気を絞り切ったほうが汁が薄まらずに美味しくいただける。さらに大根の細切りを混ぜると色どりもよし。
    にら蕎麦、是非お試しを。


  • 根昆布そば

    【製造者】 株式会社マルワ製麺(北海道網走郡)
    【特徴】 海の香りがほんのりとするそば。北海道生まれにこだわって厳選した素材に、職人の伝統の技を加えて、四季折々、美味しく召し上がれる麺。
    【購入価格(税別)】 600円(600g入、@1,000円/kg)
    【原材料】 小麦粉(北海道産小麦)、蕎麦粉、根昆布パウダー、食塩
    【茹で時間】 3~5分
    【管理人のコメント】 乾麺は荒々しく見えたが、茹で上がりは滑らかで薄緑がかって美しい。噛み締めるとしっかり昆布の香りがして美味しい。一束60gなので、食べたい分量に合わせやすい。
    同社は上質な「ひでちゃん小麦」使って農林漁業の6次産業※にも取り組んでいる。干しそばにとっても小麦粉の質は重要なことだ。また、根昆布そばの同シリーズで、うめそば、よもぎそば、わさびそば、胡麻そば、くま笹そばもあるそうだ。うめそば以外は全部試したい。

    ※農林漁業の6次産業化とは
    1次産業としての農林漁業と、2次産業としての製造業、3次産業としての小売業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、農山漁村の豊かな地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取組。


  • 布乃利 へぎそば

    【製造者】 株式会社小嶋屋総本店(新潟県十日町)
    【特徴】 長年の乾燥作りの経験から得た温度湿度管理でじっくりと手間ひまかけた乾麺。
    【購入価格(税別)】 260円(200g入、@1,300円/kg)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、海藻(ふのり)、食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 フノリを使ったへぎそばの特徴でもあるが、とにかく滑らかでのど越しがよい。つるつるっと1袋(2人前)は軽くいただける。
    このところの猛暑で水道水では麺が締まらないので、水道水で洗った後、最後に氷で冷やした水にくぐらせていただいた。特にへぎそばは、こうすることをおすすめする。

    余談ですが・・・
     以前は長岡小嶋屋さんのへぎそばをいただいたが、これは小嶋屋総本店(本店:十日町市)のへぎそば。2社の源流は同じである。家内が新潟出身なので市内の直営店には何度かうかがったことがある。蕎麦屋さんとは思えない大きな店構えで、店内は高級感がある意匠。そばだけでなく、ご当地の多彩な料理が味わえて、プライベートにビジネスに大切な人のおもてなしができるお店なのだ。


  • フノリの話

    OLYMPUS DIGITAL CAMERA Photographer: Aomorikuma (Wikipedia / Wikimedia Commons)

    新潟県名産「へぎそば」のつなぎに使われている「フノリ」について調べてみた。
    フノリは真正紅藻綱スギノリ目フノリ科フノリ属に属する海藻の総称。漢字では「布海苔」と書くのが一般的だが、「布乃利」や「布糊」のほかにもいくつかあり、使用する場面(用途)によって使い分けていると思われる。
    フノリが様々なものに使われていることに驚いた。
    下記はフノリの製造販売「株式会社大脇萬蔵商店(福井市宝永)」のホームページ、その名も「ふのりドットコム」から引用させていただいた。

    フノリの用途
     1:布の糊付
     2:屏風や軸物の絹地に糊付
     3:建材(柱の養生、保護紙用糊)
     4:紙貼り糊
     5:提灯や唐傘の防湿、艶出し
     6:皮製品のマスキング
     7:筆の穂先、水先、元結を固める
     8:陶器の絵付け時に(にじみ防止)
     9:茶碗・壷 艶出し
    10:相撲の「さがり」を固める
    11:歴史的な建築物と漆喰壁及び天井の保存修復
    12:塗装用マスキング材
    13:酒造などの製造タンクの密閉
    14:お香を固める時
    15:チューインガム(歯の再石灰化促進効果の向上)
    16:海藻(布海苔)つなぎそば、うどん、そうめん
    17:食用乾燥ふのり・味噌汁、サラダなど
    18:海藻(布海苔)せっけん
    19:海藻(布海苔)シャンプー、シャンフー
    20:健康食品サプリメント

    新潟県の小千谷や十日町あたりで、昔から名産品だった織物の糸の糊付けにフノリが使われていたことから、へぎそばが生まれたらしい。一つの素材が工業製品から食品に応用された例はユニークで珍しいだろう。


  • 本耶馬渓 洞門茶そば

    【販売者】 有限会社はばたきYS(大分県中津市)
    【特徴】 豊かな自然に恵まれた本耶馬渓で育まれた良質のそば粉にお茶を練り込んだ風味豊かな麺。
    【購入価格(税別)】 不明 (200g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、茶、食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 数日前に食べた洞門そばの茶そばバージョン。普通の茶そばとは見た目から違って、色が薄いうえにムラがある。故意か、はたまた偶然か・・・。桃や緑を数本混ぜ込んだ素麺のようなものなのか・・・。(多分それは違う)
    お茶の風味は極めて微細で少しばかりの渋みが残る。コシは弱めでも、のど越しはよく、食べやすい麺。


  • 本耶馬渓 洞門そば

    【販売者】 有限会社はばたきYS(大分県中津市)
    【特徴】 豊かな自然に恵まれた本耶馬渓で育まれた良質のそば粉を使用。
    【購入価格(税別)】 不明 (200g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、山芋粉
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 白く美しい極細麺。茹で上りはあまり膨張せず柔らかめの食感。独特な風味を感じた。
    本耶馬渓町(ほんやばけいまち)は、大分県の北部の中津市に属し、町の北部を一級河川山国川が通り、商品名の元となる名所「青の洞門」がある。この周辺は耶馬渓産のそば粉を100%使用した「洞門そば」が味わえる店が点在する。

    余談ですが、、、
    「青の洞門」は、旅の途中ここに立ち寄った禅海和尚が、断崖絶壁に鎖のみで結ばれた難所で通行人が命を落とすのを見て、ここにトンネルを掘り安全な道を作ろうと、托鉢勧進によって掘削の資金を集め、石工たちを雇ってノミと槌だけで30年かけて掘り抜いたといわれる。
    小学校(約45年前)の道徳で習った微かな記憶があったので調べてみると、道徳の教材は菊池寛の小説『恩讐の彼方に』で、主人公「了海」のモデルが禅海和尚だった。小説では主殺しの罪滅ぼしのために青の洞門の開削を始めたが、これは菊池寛の創作だった。恥ずかしながら今頃知った事実。


  • 西馬音内(にしもない)そば

    【販売者】 神室のめぐみ株式会社(秋田県湯沢市)
    【特徴】 上品な香りと、粒が大きく白い色が特徴の新品種「にじゆたか」を使用。秋田県羽後町にあるそば屋「彦三」(ひこさ)の監修を受け、秋田美人を思わせる、きめの細かい白い肌のそばが出来上がりました。
    【購入価格(税別)】 400円(180g入、@2,222円/kg)
    【原材料】 小麦粉(国産)、そば粉(国産)、食塩
    【茹で時間】
    【管理人のコメント】 「秋田美人そば」の謳い文句の如く白い極細平打ち麺。茹でるとさらに白くになり、モチモチツルツル弾力と伸縮に富んだ食感。とても食べやすいそばだ。
    そば「にじゆたか」は今世紀になって東北で生まれた新品種。大粒で白度が高く香りと甘みが強い。
    この商品の監修をされている「そば屋彦三」の店主・猪岡専一さんは、羽後町そば栽培研究会・会長であり、「にじゆたか」の栽培本格化に尽力された。

    西馬音内の盆踊は日本の三大盆踊りのひとつで、国指定重要無形民俗文化財である。包装の絵は女性の踊り子の後ろ姿。手作りの半月型の編み笠を被り、端縫い(はぬい)衣装と呼ばれる複数の布を継ぎ合わせた衣装をまとって踊る。

    西馬音内(にしもない)は秋田県南部にあり雄勝郡羽後町の大字。変わった地名の由来はアイヌからとの説がある。


  • 幻の高来そば

    【製造者】農業生産法人たかき(長崎県諌早市)
    【特徴】自家用としてのみ栽培されてきた高来そばの種子は在来種。香り高く、ねばり強いのが特徴で、そば古来の風味とコシを味わうことができる。
    【購入価格(税別)】 250円(160g入、@1,563円/kg)
    【原材料】 そば粉(7割)・小麦粉(3割)
    【茹で時間】 7~9分
    【管理人のコメント】 長崎と言えばちゃんぽん!そばのイメージは全くなかったが、調べてみるもので素晴らしいそばに出会った。
    美しい極細麺。そばの割合が7割あるので、茹ではじめるとたちまちゆで汁はとろみであふれる。
    弾力は弱めで噛み応えがあり、まさにそばらしい食感とのど越し。香りと甘みも強めに感じる。もちろん蕎麦湯もおいしい。極上の干しそば。
    購入時のやりとりで、生産者代表の松永孝典さんのお声を聞くこともできて心に残る一品となった。

    高来(たかき)そばとは
    高来そばは長崎県諫早市高来町の在来種で、かつてどこの農家でも米や野菜作りの傍らで栽培されてていたが、時代とともに生産者は減り、諫早市の金崎地区でわずか数件を残すのみとなった。
    長い間食べ継がれてきた高来そばを絶やしてはならないと、平成22年に地元の農家を中心として有志らが集い「幻の高来そば振興協議会」を結成。高来そばの美味しさをもっと多くの人に知ってもらい、地域おこしにつなげようと、金崎地区に残った貴重な在来種数十粒を分けてもらい、町内の休耕地などを利用してそば栽培をスタート。
    そして今、栽培からそば打ちまでの一環した取り組みにより、高来そばは郷土の味として新たな注目を集め始めている。
    webサイト「いさはやの直性通販ショップたかき」より