• 剣淵そば

    【販売者】株式会社けんぶち佐藤農園(北海道上川郡)
    【製造者】株式会社ほろかない振興公社 農産加工センター(北海道雨竜郡)
    【購入価格(税込)】 不明(200g)
    【特徴】けんぶち産キタノマシュウ使用
    【原材料】 小麦粉、そば粉(剣淵町産)、食塩
    【茹で時間】 7分
    【管理人のコメント】 キタノマシュウは北海道で開発され、2005年(平成17年)に農林水産省に品種登録された比較的新しい品種。いただくのは恐らく初めてだと思う。その特徴は甘みと風味、粘り(繋ぎの良さ)に優れ、耐倒伏性(倒れにくさ)も向上しており、「キタワセソバ」に続く北海道の主要品種として注目されている。
    茹で上がりは少々太目で弾力が強く嚙み応えがある。材料の上質さが確信できる新鮮な風味。さすがそばの一大産地で生まれた干しそばという感じだ。


  • 謹賀新年2026

    干しそば日記をご覧いただき誠にありがとうございます。
    本年もよろしくお願い申し上げます。
    今年もひとり、福井県内の実家で年越しです。
    そして今年も友人の義弟さんが打ってくれた手打ちそばをいただきました。
    自分でも図々しいと思いますが、帰省前から楽しみにしていたのです。
    今回も自家製つゆと、自家栽培の大根、ねぎまで付けていただき、100%地産のおろしそばが完成! 身体に沁みる美味しさに、やっぱり俺って福井県人だなあと実感したお正月でした。


  • お鍋ひとつでお蕎麦 旨しおあごだし

    【販売者】松屋製粉(栃木県河内郡)
    【製造者】株式会社松代そば善屋(新潟県十日町市)
    【購入価格(税込)】 不明(麺80g×3束、つゆ2袋)
    【特徴】そばの実から少量しか採れない更科そば粉を5割使用。歯切れが良く、つるみがあるのが特徴。、
    【原材料】 そば粉(国内製造)、小麦粉、小麦たんぱく
    【茹で時間】4分半~5分
    【管理人のコメント】 久しぶりの変わり種。松屋製粉の「お鍋ひとつでお蕎麦シリーズ」は、そばを茹でた湯に付属のつゆを加えてそのまま食べられるので、お鍋ひとつで手軽に作れるのだ。「旨しおあごだし」のほかに「こく旨カレー南蛮」「あっさりかつおだし」の3種類の味がある。
    いままで出会ってきた変わり種の干しそばは、そば粉の含有量が少ない傾向があるが、この商品はしっかり5割あり、しかも無塩なので本格的だ。
    あっさり味かと思いきや、付属のつゆは豚油や様々なエキスが入っているので、ラーメンのようにこってりしている。
    残念ながら今は販売していないようだ。

    ローストチキンの食べ残しがあったので、胸肉をスライスしてトッピング。


  • 新潟へぎそば みのりそば

    【製造者】株式会社玉垣製麵所(新潟県十日町市)
    【購入価格(税込)】 327円(200g)
    【特徴】70年ぶりに新開発したつなぎを使った平打ち仕上げのへぎそば。
    滑らかさはそのままに、従来とは異なるコシと食べ応えを実現。そば粉の配合量を妻有そばよりも増やすことで香りはより豊かになりました。
    【原材料】 そば粉(国内製造)、小麦粉、海藻、食塩、小麦たんぱく/加工でんぷん
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 今まで多くのへぎそばを食べてきたが、平打ち麺は初めてではないだろうか。滑らかさが特徴のへぎそばだが、平打ちのせいかより滑らかに感じる。新しい製法を用いて塩分を控えながらコシを出したという。確かに張りがあってサクサクとした食感は、そばらしくもあり個性的でもある。
    そば粉が高含有で塩分を下げているので、そば湯もたいへん美味しくいただけた。


  • いわきそば 新そば

    【販売者】合同会社丹沢そば福島いわき(福島県いわき市)
    【製造者】有限会社石庄丹沢そば茶屋本舗(神奈川県秦野市)
    【購入価格(税込)】 不明(200g)
    【特徴】
    【原材料】 そば粉(いわき市産)、小麦粉(国内製造)、小麦たんぱく、食塩
    【茹で時間】 4~6分
    【管理人のコメント】 茹で上がりの見た目は白く滑らかで優しそうだが、食べてみると太めで噛み応えがある強い麺だ。一口二口と食べ進むほど美味しくなっていく、これがいわき産のそばなんだな。

    二人の男の夢を乗せたそば
    いわきそばについて調べていたら「いわき民報」のwebサイトの記事を見つけた。
    何でも東京出身でいわき市内の会社に勤務していたIさんが、友人Tさんを誘って経験のない農業にチャレンジ。2022年9月に「合同会社丹沢そば福島いわき」を立ち上げ、いわきでまだ見ぬそばの一貫生産を夢見て日々汗を流している。
    Iさんの親せきが経営するそばの名門「石庄丹沢そば茶屋本舗」の監修を受けて完成したのがこの干しそばと言うわけだ。
    お二人の気合が力強い食感に表れているように思えた。


  • 新潟海洋高校開発 真昆布そば

    【販売者】 株式会社能水商店(新潟県糸魚川市)
    【製造者】 株式会社自然薯そば(新潟県上越市)
    【特徴】 海洋高校資源育成コースの実習で養殖したマコンブを練り込んだそば。ほのかの昆布の香りとツルッとした喉越しが特徴です。
    【購入価格(税込)】 386円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、粉末昆布、山芋粉、食塩、小麦たん白、ふのり/加工でん粉
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 販売者の能水商店は、新潟県糸魚川市で近隣河川に回帰するサケの有効利用と、新潟県立海洋高等学校の職業教育を支援するために設立された、干しそばの販売者としては珍しい会社。
    その海洋高校で養殖した真昆布を練り込んだと言うが、海水温の高い新潟県沿岸に真昆布は自生しない。冬場の低水温の時期だけ養殖ロープを能生弁天浜に敷設して生長させているそうだ。
    ほんのり海の香りがして、とても滑らかでコシがある食感は真昆布の効果。そばと海藻は大変相性が良いのだ。
    パッケージの裏側に「茹で汁は昆布風味のお出汁として、お鍋やお雑煮に・・・」とある。これからの季節、昼−蕎麦、夜−鍋の日にどうでしょうか。


  • 本年秋収穫 新そば

    【製造者】 株式会社卯月製麺(山形県寒河江市)
    【特徴】 穫れたての北海道産玄ソバを石臼でゆっくり挽くことで、蕎麦の香りはそのまま、しっとりとしたそば粉に。粗挽きのざらつき感と、爽快なのど越しを楽しめる細打ちに仕上げました。力強くも繊細、瑞々しく弾けるような新そばの風味を存分にお楽しみいただけます。
    【購入価格(税込)】 2,480円(200g×4袋、藻塩付き)
    【原材料】 そば粉(そば(国産))、小麦粉、食塩、小麦たんぱく
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 卯月製麺の新そばは2020年11月にいただいたので5年ぶりになる。賞味期限が4カ月と短く「より早く食せ」との仰せだ。
    干しそばに男女があるとしたら、卯月製麺の新そばは女性だろう。上品で優雅な衣装(パッケージ)を纏った細くて美しい乾麺。茹で上がりは透明感があり、滑らかで弾けるような食感と新鮮な香りと甘み。まさに「美そば」と言う感じだ。
    何もつけずに半分、付属の藻塩で半分をいただいた。藻塩の使い方として個人的には、そばに直接振りかけて、少し溶けるのを待ったほうがより美味しくいただけると思う。
    干しそばをあまり食べない人に是非食べてもらいたい。きっと驚くことだろう。


  • 里娘そば

    【製造者】有限会社釘屋商店(福島県石川郡玉川村)
    【購入価格(税込)】 不明(200g)
    【特徴】
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 3~4分
    【管理人のコメント】 釘屋商店は明治12年創業。東北で最初に製麺機を導入した製麺所らしい。福島県内でもごく一部にしか製品を卸していないので、県外者が容易に手にするには、ふるさと納税が唯一の方法かもしれない。
    この干しそばは、村の名前を冠した「玉川めん(干しうどん)」と共に50年変わらない製法・品質を守り続けており、古風な包装袋も当時のままらしい。
    張りがある茹で上がりで、しっかり噛み応えがある。風味・のど越し良く、長年地元で愛される理由がわかる。


  • 雄国そば

    【製造者】有限会社永善 蓮沼製粉製麺工場(福島県喜多方市)
    【購入価格(税込)】 330円(180g)
    【特徴】そばの郷会津の磐梯山麓雄国地区の地蕎麦をふんだんに用いた風味豊な乾麺です。
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食品用大豆、食塩
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】 喜多方ラーメンの仕掛け人という蓮沼製麺の経営者が「日本一のそばを作る!」との意気込みで三越デパートと共同開発した干しそばだと言う。
    そば殻を多く含んだ黒い麺。食感・風味は見た目以上野趣に富んでいる。表示通りの時間を茹でたが噛み応えが凄い。もう少し長く茹でた方が良いのではないかとも思うが、どの程度の硬さで食べるべきかは、製造者によって考え方が異なるのは当然かもしれない。そのような特徴がパッケージデザインにも表れている、まさにストロングスタイルの干しそばだった。

    雄国とは
    福島県の「雄国」は、雄国沼湿原(おぐにぬましつげん)を指す言葉で、喜多方市と北塩原村にまたがる約50万年前の火山活動で形成されたカルデラ湖とその周辺の湿原を意味します。この湿原は国の天然記念物に指定されており、ニッコウキスゲの日本一と言われる大群落をはじめ、多様な高山植物が咲き誇る景観が有名です。


  • 南阿蘇 石臼挽き製粉 粗挽きそば

    【販売者】あそ望みの里 みなみあそ そば道場(熊本県阿蘇郡)
    【製造者】伊之助製麺株式会社(佐賀県神埼市)
    【購入価格(税込)】 540円(200g)、つゆ付き
    【特徴】南阿蘇の在来種を石臼で粗挽きにして使用した香り豊かなそば。
    【原材料】 そば粉(南阿蘇村産)、小麦粉、小麦蛋白、食塩
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】 南阿蘇の在来種そばは、古くからこの地域で受け継がれてきた品種で、豊かな香りとコシが特徴。昼夜の寒暖差が大きい高冷地の気候と火山灰土壌がその風味豊かな味わいを育んでいる。道の駅「あそ望の郷 くぎの」の中にあるそば道場では、在来種を使用した打ち立てそばをいただいたり、そば打ち体験ができる。
    この干しそばは同じ玄そばを石臼で粗挽きにして使用している。
    張りが強くて噛み応えがある。「そばは噛まずに、、、」と言うが、このそばは、よく噛んで、あふれてくる香りと甘みを楽しむべきだ。

    「そばは噛まずに食べる」とは
    江戸時代に細い蕎麦の「のどごし」を楽しむ江戸っ子の食べ方と、年越しそばの「厄を断ち切る」という縁起担ぎの2つの意味があると言われている。また、ごく珍しい説では「かまずに」は「混ぜずに」という意味なのだと言う。
    個人的には、そばはしっかり噛む方で「混ぜずに」説を支持している。