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  • 播磨之國 夢そば

    【販売元】 有限会社夢前夢工房(兵庫県姫路市)
    【製造元】 ⽥靡(たなびき)製麺株式会社(兵庫県姫路市)
    【購入価格(税込)】 フリマで購入したので不明(200g+めんつゆ3人前)
    【特徴】 石臼で挽いた風味ある粗挽きのそば粉を使用しています。
    【原材料】 そば(兵庫県産)、小麦粉、小麦グルテン、食塩
    【茹で時間】 再沸騰後3分半
    【管理人のコメント】 有限会社夢前夢工房は農業を基幹事業としながら、様々な加工食品の開発や飲食店の運営を行って食物の地産地消を推進しており、この干しそばも地元の原料を使用して地元の工場で加工したもの。調べた限りネットでの流通は確認できず、このようなレアものに出会えたことに感謝したい。
    製造元の⽥靡製麺さんは、全国規模の大手スーパーで定番販売されている「出石そば」で有名。出石そばは太目の田舎そばだが、この干しそばは細造り。
    伸縮性に富んだ茹で上がりで舌触りが非常に滑らか。そば離れしている感があるが、かえってこの方を好む人も多いだろう。

    余談ですが
    付属のめんつゆは、日本天丸醤油株式会社(兵庫県たつの市)で製造されたもの。ちょっと甘めで麺とともに地域の味の特徴を伝えてくれる。
    関西の食文化について語るとき、昆布だしとともに外せないのが、淡口(うすくち)醤油だ。だしの風味や食材の持ち味を生かすために、色も香りも淡く仕上げられた淡口醤油は、関西料理にはなくてはならない存在である。淡口醤油は江戸時代中期(17世紀半ば)に龍野(現在の兵庫県たつの市)で誕生したと言われている。


  • イトメンの二八そば

    【製造者】 イトメン株式会社(兵庫県たつの市)
    【特徴】 江戸時代の庶民の食べ物として親しまれた「二八そば」をイメージして作られています。老若男女問わずおいしくて食べやすいそばに仕上げています。
    【購入価格(税込)】 454円(麺525g、つゆ付き)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩、山芋粉
    【茹で時間】4分
    【管理人のコメント】 現代で「二八そば」と言えば、そば粉8割、小麦粉2割を指すのが常識だが、江戸時代はそうでなかったという話。何しろ江戸時代の後期、物価統制でうどん・そばが16文と決められていた時代が100年以上も続いていたというから驚きだ。この期間、しゃれ好きの江戸庶民が16文のそばを「にはち十六」に掛けて「二八そば」と呼んでいた。その当時の二八そばをイメージして1976年に生まれたのが、この商品というわけだ。
    味わうと江戸時代の庶民の味が蘇ったかのような感覚になる。磨き抜いたつゆが付き、保存に便利なチャック付き袋も庶民(消費者)にとって嬉しいポイントだ。


  • 播州そば

    【製造者】 高尾製麺株式会社(兵庫県姫路市)
    【販売者】 株式会社ジェイ・ファーム(大阪府大阪市)
    【特徴】 清流と大地に恵まれた播州にて作られた、なめらかな喉ごしと歯切れの良いそばです。
    【購入価格(税込)】 140円(300g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、山いも/加工でんぷん
    【茹で時間】 5分半
    【管理人のコメント】 播州は現在の兵庫県南部の神戸市を含む地域。そうめんの三代生産地のひとつで、その歴史は古く室町時代の斑鳩寺古文書『鵤庄引付』に「サウメン」の記述があると言う。また、兵庫県北東部にあたる出石(いずし)は江戸時代からそば作りが盛んで、このブログでも紹介したことがある。
    製造元の高尾製麺では、有名なそうめん「揖保乃糸」や「出石そば」のブランド製品も製造している。播州の乾麺を作る伝統技法で作られたのがこの播州そばだ。
    茹で上がりは少々柔らかめ。弾力と滑らかな食感でいくらでも食べられる。食品の値上がりが続く昨今、とてもリーズナブルで消費者の見方となる商品だ。


  • 淡路島手延べそば 島の蕎麦

    【製造元】 (株)八勝長谷製麺(兵庫県あわじ市)
    【特徴】 天保年間から170年以上の長い歴史を誇る淡路島のそうめん作り。
    その伝統の技を活かして作った「手延べそうめん」ならぬ「手延べ蕎麦」です。。
    【購入価格(税込)】 702円(360g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、食用植物油
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】 普通の干しそばは、板状の生地を包丁の代わりに回転刃で切るのが大概だが、この商品は棒状の生地に油を塗り、テンションをかけて延ばす「手延べ製法」を用いている。これは素麺の作り方と同じだ。
    茹で上がりはかなり膨張する。手洗いで麺に触れるだけで到底蕎麦の食感と異なることがわかる。非常に滑らかだ。
    食感は手延べそうめんそのものだが、そばの風味はしっかりする。
    そば粉はグルテンの含有量が少なく延びにくいので、手延べで干しそばを作るには熱心な研究と高い技術が必要なのだろう。


  • 姫路駅名物 まねきのえきそば

    【販売者】 まねき食品株式会社(兵庫県姫路市)
    【特徴】 中華麺に和風だし。昭和24年から続く姫路の名物。
    【購入価格(税込)】 1,080円(85g×3束、スープ、天ぷら付)
    【原材料(めん)】 小麦粉、食塩、かんすい
    【茹で時間】 4分
    【管理人のコメント】 前回投稿した「本耶馬渓 蕎麦ラーメン」は、ラーメンと言いながら、そば粉が30%以上入った立派な干しそばだった。対照的に、こちらは「えきそば」と言いながら、そば粉がまったく入っていない中華麺だ。したがって干しそばではなく「またルール違反!」と叱られそうだが、とても興味深い商品なのでお許しいただきたい。
    まねき食品は明治22年に姫路駅構内で弁当、茶の販売から創業。経木の折箱に入れた「幕ノ内弁当」を日本で最初に販売した駅弁界のレジェンド企業だ。
    同社が昭和24年に姫路駅のホームで「中華麺に和風だし」というミスマッチなメニューを出すとたちまち好評を得て姫路の名物となった。本商品はその「えきそば」をお土産にした商品。
    麺は柔めでもちもち。かんすいの香りがいい。粉スープはお湯で溶くだけでなく、必ず十分に沸騰させよとの説明。お店の味を出すために大切とのこだわり。塩分が強めだが天ぷらが溶け出して美味しかったので、全部飲んでしまった。


    1949年(昭和24年)誕生の「えきそば」 終戦後、何もない混乱期に統制品であった小麦粉の替わりにこんにゃく粉とそば粉をまぜたそばを販売、その後試行錯誤の結果現在のかんすい入りの、中華麺に和風だしというミスマッチの商品が誕生しました。昭和24年10月19日に「えきそば」と名付けられ、立ち売りの販売方法をへてホーム上の売店へと発展してきました。
    現在は、メニューも増え忙しいビジネスマン・学生・昔からの「えきそば」ファンに親しまれております。
    (まねき食品株式会社ホームページより)


  • 夜久野そば

    【製造者】やくの麺業株式会社(兵庫県朝来市)
    【特徴】国内産の蕎麦をまるごと挽き込んだ香り高いそば粉を使用。国内産山芋を使用しておりコシとのど越しが抜群。
    【購入価格(税別)】 450円(300g入、@1,500円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、山芋粉末
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 京都府と兵庫県の県境に位置する火山灰からなる夜久野高原はかつて良質の蕎麦の産地で「夜久野そば」は出石そばと並んで但馬の名蕎麦として有名だった。この商品は鳥取産ほか国内産のそば粉を用いて、かつての夜久野そばの伝統的製法で作ったとしている。


  • 石臼挽き 姫蕎麦

    【製造元】 高尾製粉製麺株式会社(兵庫県姫路市)
    【特徴】 兵庫県産のそばを石臼挽き。細身でシャキッとした食感。
    【購入価格(税別)】 300円(230g入、@1,304円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 4分30秒
    【管理人のコメント】 貴重な兵庫県産のそば粉が使われているのはうれしい。そうめんのように細い麺。上品な風味と食感。


  • 出石そば

    【製造元】 東亜食品工業株式会社(兵庫県姫路市)
    【特徴】 兵庫県推奨優良特産品。国内産そば粉、国内産山いも使用。
    【購入価格(税別)】 450円(360g入、@1,250円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、山いも、食塩/加工澱粉
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 そばの生産量が非常に少ない関西において兵庫県はそこそこ生産しており「出石(いずし)そば」の呼び名は有名だ。出石そばの伝来は、1706年に信州上田から国替えになった仙谷氏が蕎麦職人を伴って入石して広げたらしい。
    山芋が多いためか喉越しがとてもよく腰もある。


  • 大盛り出石そば

    【製造元】田靡製麺株式会社(兵庫県姫路市)
    【特徴】甘皮を多く挽き込んだそば粉を使用
    【購入価格(税別)】321円(5人前500g入、642@円/kg)
    【原材料】そば粉、小麦粉
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】麺の黒さに反して食感は意外となめらか。それでいてボリューム感ある食感。コスパ一番。