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  • 越前そば

    【販売元】ハトヤ食品株式会社(福井県坂福井市)
    【製造元】友吉製粉製麺(福井県坂井市)
    【購入価格(税込)】 いただき物なので不明(200g)
    【特徴】 記載なし
    【原材料】 そば粉(福井県産)、小麦粉、やまいも粉末、食塩
    【茹で時間】8分
    【管理人のコメント】 友吉製粉製麺さんは福井県内の複数の食品関連会社から干しそばの製造を請け負っており、干し蕎麦日記でもいくつか紹介した。中でもこの干しそばは蕎麦の含有率が高いように見られる。ターゲットは県内の消費者ではなく、他県からの観光客やお土産市場ではないかと勝手に推測した。
    しなやかで張りがある美しい茹で上がり。何より福井県産のそば粉を使って蕎麦らしい食感と風味に仕上がってるのが嬉しい。

    福井名物「おそしそば」の美味しい作り方、だけど肝心な「大根おろし」はどこに???


  • 植物の力 よもぎそば

    【販売元】 有限会社双葉マルヤス製麺所 (福井県福井市)
    【製造元】 友吉製粉製麺(福井県坂井市)
    【購入価格(税込)】 800円(160g)
    【特徴】 国産よもぎ・福井県産玄そば使用。厳選された素材から生まれる自然本来の味。
    【原材料】 そば(福井県産)、小麦(国内産)、よもぎ粉末(国内産)、食塩
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 福井県勝山市の道の駅に「細・淡・美 さらりそば」と並んで販売されていた。まるで姉妹品のようなパッケージデザインだが、中身はまったく異なるタイプ。裏書を読むと、なるほど製造元が違っていた。
    よもぎそばと言えば神奈川県の「季穂 よもぎそば」を思い出す。「よもぎの粒がたくましく麺に突き刺さっている!という感じだ。」とは我ながら言い得て妙だった。このそばはそれを超えるほどたくましい麺だ。さらに麺の太さをわざと不均等に製麺することで、野趣に富んだ田舎蕎麦に仕上がっている。噛むと草の香りがはじけ飛んで癒される。
    よもぎを練り込んだ餅であんこを包み、軽く焼き目をつけた故郷の銘菓「おやき」を思い出した。


  • 細・淡・美 さらりそば

    【製造者】 有限会社双葉マルヤス製麺所 (福井県福井市)
    【特徴】 早ゆで90秒・福井県産玄そば使用。のどごしさらり、素材引き立つ極細そば。
    【購入価格(税込)】 800円(160g)
    【原材料】 小麦粉(国内産)、そば粉(福井県産)、食塩
    【茹で時間】1分30秒~2分
    【管理人のコメント】 福井県勝山市の道の駅で購入。おしゃれな箱に入っており、ご自宅用というよりはお土産用だろう。開封してみると、その極細麺にピンときた。これは2021年4月に投稿した「匠 超細サラそば」とほぼ同一商品ではないか。その細さは素麺またはそれ以下かもしれない。
    素麺は麺の太さに規定がある。麺の太さは食感を支配するので、それだけに重要なのだ。素麺もそばも素材の味は淡白で、同じようなつゆで食す。だからこの商品は、そばを食べているのか、素麺を食べているのか、わからなくなる。
    個人的には、そば処福井の土産として進呈するなら、稀有なものではなく、そばらしいものを選ぶだろう。

    パスタと同じ丸い断面。
    ダイスで絞り出す製法だろうか。


  • 福井県産六条大麦使用 大麦そば

    【販売元】 株式会社大麦倶楽部(福井県福井市)
    【製造元】 友吉製麺所(福井県福井市)
    【購入価格(税込)】 648円(200g)
    【特徴】 六条大麦粉30%、福井県産のそば粉30%、厳選した小麦粉で作った麺。そばの風味と、大麦のぬるっとした食感が癖になる麺です。
    【原材料】 小麦粉・そば粉・大麦粉・食塩・山の芋粉末
    【茹で時間】 5分~7分
    【管理人のコメント】 以前投稿した「福井県産そば大麦使用 麦とろそば」(JA県経済連(福井県経済農業協同組合連合会)が開発)とよく似ていて、大麦がもたらすユニークな食感と風味は実にいい。
    ほやで、いっぺん食べてみてや。(福井弁)

    余談ですが・・・
    恥ずかしいことに、六条大麦の生産日本一が福井県とは知らなかった。販売元の「株式会社大麦倶楽部」が自社のホームページでも述べているが、六条大麦は福井県の特産品といえるにも関わらず、その認知度は低く、せっかくの宝が埋もれたままの状態となっているのが現状、、、。
    来年3月には北陸新幹線(金沢~福井~敦賀)が開通。六条大麦を使った商品が福井県の名産品として多くの人たちに届くことを願っている。


  • 今庄 おばちゃんそば

    【販売者】 有限会社ほっと今庄(福井県南条郡)
    【製造者】 友吉製麺所(福井県坂井市)
    【特徴】 旨味を逃さない昔ながらの石臼挽き。味わい深い蕎麦に仕上げました。。
    【購入価格(税込)】 2,299円(200g×4袋、麺つゆ付き)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉(今庄製造)、山芋粉末、食塩
    【茹で時間】8分
    【管理人のコメント】 私が物心ついたころ(50年以上前)から、JR福井駅の待合室やホームなど、いたるところに「今庄そば」という名の駅そば店があった。当時、かけそばが50円、プラス15円払うと鉢ごと持って電車に乗れた。電車がホームに入ってきているのに、どうしても食べたいから注文して、鉢をもって電車に駆け込むのだ。(もちろん今は鉢の提供をしていない。)
    うすくち醤油で仕上げた澄んだおつゆに、小麦粉多めの白くて少しふやけた麺。花がつおと刻み葱をのせてできあがり。味も見た目もそこそこ忠実にできたと思う。

    おあつらえ向きの蕎麦鉢がたまたま家にあった。佐渡出身の陶芸家、本間勲さんの作品。

  • 若狭 うそば

    【販売元】 株式会社ワカサ商事(福井県三方郡)
    【特徴】 そば粉は100%福井県産。ツルツルとしたうどんのコシと、ほのかな蕎麦の香りも楽しめる。
    【購入価格(税別)】 1,296円(240g(3人前)つゆ付)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、加工でん粉、食塩、でん粉(打ち粉)、pH調整剤、酒精
    【茹で時間】 8~10分
    【管理人のコメント】 1本の麺がうどんと蕎麦の2層構造になってる。新しいアイデア食品と思いきや、福井県若狭で「うそば」が生まれたのは昭和50年(1975年)のことだと言う。
    しっかりした噛み応えと滑らかな食感は大変ユニーク。プレーンのほかに梅と抹茶があるが、それほど風味の違いは感じない。ワカサ商事のブログにも紹介されているが、オードブルなどに使用してカラフルな色合いを楽しむのがよいと思った。

    写真は「梅」
    写真は「梅」。実際は写真よりもカラフルできれい。

  • そば処 一福 の塩だし乾麺そば

    【製造者】 そば処 一福(福井県今立郡)
    【特徴】 長年ご愛顧いただいております一福の麺を日持ちする乾麺でお届け。
    【購入価格(税込)】 2,000円(80g×3、塩だし汁付
    【原材料】 そば粉、小麦粉、やまいも粉、食塩
    【茹で時間】 8分
    【管理人のコメント】  記念すべき200品目は福井の友人がくれた、とびきりの一品で飾ることができた。
    そば処一福(いっぷく)は、福井県中央の山間部ある集落・池田町で、3代に渡り引き継がれる「塩だし」と手打ち蕎麦で、全国に名を馳せている店だ。「塩だし」は初代店主(現在の店主の祖父)が5年の歳月をかけて完成させた。能登をはじめ、いくつかの海塩をブレンドしているらしい。
    その「塩だしおろしそば」が自宅で楽しめる乾麺セットなのだ。麺も福井らしく極太の平打ち。お店で出している「塩だしおろしそば」を忠実にまねて盛り付けてみた。
    透明な琥珀色のだしは出過ぎた旨味はなく、真水のような澄んだ旨味と、ほんのりと感じる甘み。これが本当の味の深さではないだろうか。麺は太いが滑らかで柔らか目。多数の干しそばで感じるひね臭などは一切なく、上質で新鮮な風味。お値段は高めだが納得!!

    余談ですが、、、
    池田町は伝統芸能の能楽および能面芸術の文化を受け継いできた町。平成期にはコンビニが1件もない小さな田舎町だが、能面美術館やかずら橋など見どころは多いので、そば処一福とセットで訪れてみてはどうだろうか。


  • 匠 超細サラそば

    【加工・販売者】 有限会社双葉マルヤス製麺所(福井県福井市)
    【購入価格(税込)】 378円(150g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 2~3分
    【管理人のコメント】 今までに食べた干しそばの中で最も細い麺。さらに断面が丸い干しそばも初めてだ。スパゲッティのようにダイスから押し出して製麺したのだろうか。いずれにしても、そば粉を極限まで細かく挽き込まないと、こんなに細い干しそばは作れないだろう。
    パッケージの野菜の絵と商品名から推察すると、サラダスパゲティのような食べ方をすすめているのかもしれないが、メーカーはホームページに掲載しておらず、いろいろ検索しても全く情報が得られず謎多き商品。購入した道の駅「恐竜かつやま(福井県)」で聞くべきだった。
    口に入れた瞬間は柔めのそうめんのようで、蕎麦を食べている感覚からは遠いが、噛むと殻のつぶつぶ感とそばの風味が感じられる。
    ざるで食べたが、細すぎてクシャクシャっと団子のようになってしまう。たっぷりの冷たいつゆに泳がせて食べる方が、この麺には合っていると思う。今のところ唯一無二のユニークな商品だ。

    面が丸い干しそばは珍しい

  • 蕎麦(SOBA)

    【販売者】 義野商店(福井県勝山市)
    【製造者】 石塚七左ヱ門商店(福井県大野市)
    【特徴】 記載なし
    【購入価格(税別)】 600円(180g入、汁付き)
    【原材料】 そば粉・小麦粉・山芋粉・植物油
    【茹で時間】 7分
    【管理人のコメント】 「THE」の文字を加えたくなるシンプル過ぎるパッケージ(褒めている)。2020年10月10日に投稿したそば屋「八助」で購入したもの。遠方から食べに来られたお客さん向けのお土産商材だろう。あとで製造元が石塚七左ヱ門商店だったことに気が付く。しかも中身が一見、先日食べたばかりの「こだわり越前そば」にそっくりなので、一瞬はがっかりしたが、よ~く比べてみると、まったく違う麺であることがわかった。
    そば粉の割合、色、茹で時間が違うが、最も気になったのは塩を使っていないこと。過去食べた2商品は塩を使っていた。
    うどんと異なり本来のそばには塩を混ぜないが、干しそばは違う理由があって塩を入れる。塩を使わないということは、そば本来の味・食感にこだわっているということ。この干しそばは、ちゃんと販売元・義野商店のこだわりが生きている。そば粉は勝山在来種を吉野商店で挽いたものを使用していると確信した。
    そして、期待以上の味と食感を味わうことができた。


  • こだわり越前そば

    【製造者】 石塚七左ヱ門商店(福井県大野市)
    【特徴】 福井県産越前そば粉を100%使用し山芋をつなぎに入れてつるつるっとのど越しの良いそば。
    【購入価格(税別)】 500円(180g入、汁付き)
    【原材料】 小麦粉・そば粉・山芋粉・食塩ほか
    【茹で時間】 4~7分
    【管理人のコメント】 石塚七左ヱ門商店製造の干しそばは以前、幅5ミリもある超極太平打ち麺「越前田舎おろしそば」をいただいたが、これは少し細め。小麦粉と山芋粉が少し多めで、よりつるつるとした食感に仕上げている。細めと言っても幅3ミリもあるので噛み応えは標準越えだ。添付のつゆも地元大野の醤油と名水で仕込んだ深い味わい。
    石塚七左ヱ門商店さんは米や餅なども販売していて地元では馴染み深い老舗商店。事務所の1階がセルフサービスの食堂になっていて、おろしそばがナント280円で食べられる隠れた超格安グルメスポットなのだ。


  • ふるさとの味 花咲そば

    【販売者】 JA花咲ふくい(福井県坂井市)現JA福井県
    【製造者】 友吉製粉製麺(福井県坂井市)
    【購入価格(税別)】 頂き物なので不明(300g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 10分
    【管理人のコメント】 干蕎麦日記をよく読んでくれている福井の友人からのいただきもの。調べると、JA花咲ふくいは令和2年3月31日にJA福井県に合併されて今はない。よってこれは幻のパッケージということになる。
    以前、友吉製粉製麺製造の「ふるさとの味 越前そば」をいただいたが、当時の写真や茹で時間から推測して恐らく中身は同じだろう。
    サクサクとした食感でのど越しがよい。そして何より福井産のそば粉にこだわっているのが嬉しい。


  • 越前 田舎おろしそば

    【販売者】 株式会社大津屋(福井県福井市)
    【製造者】 石塚七左ヱ門商店(福井県大野市)
    【特徴】 「本物・美味・納得・伝統・とりこ」をキーワードに福井県産そば粉のみを使用し、昔ながらの太麺で仕上げた。そば粉の割合は5割以上。
    【購入価格(税別)】 1,200円(270g入、汁付き)
    【原材料】 そば粉・小麦粉・山芋粉・小麦蛋白・植物油・食塩ほか
    【茹で時間】 10分
    【管理人のコメント】 乾麺の状態で幅5ミリもある超極太平打ち麺。商品名に従って越前風おろしそばでいただいた。蕎麦の風味を存分に味わえ、食べ応えも十分。そば処らしい干しそばのレベルを超えた干しそば。地元贔屓無しで絶対おすすめの一品。

    越前おろしそばとは
    東京のおろしそばは少量の大根おろしをそば猪口にいれて麺をつけながらいただくが、福井のおろしそばは大根おろしを混ぜ混んだ汁を麺にぶっかけ、かつお節とねぎをトッピングして、お好みで七味または一味唐辛子をかける。お店では2皿食べる男性が少なくない。


  • 大本山永平寺御用達 永平寺そば

    【製造者】 株式会社越の井(福井県吉田郡)
    【特徴】 越の井を代表する永平寺そば。永平寺そば平打の麺で、食感や歯ごたえも軽快。
    【購入価格(税別)】 1,200円(270g入、@3,889/kg)つゆ付き
    ※麺つゆを50円×3個として差し引いて計算。
    【原材料】 小麦粉、蕎麦粉、塩/酸味料、植物炭色素、トレハロース、加工澱粉
    【茹で時間】 8分
    【管理人のコメント】 「半生」と記載があるが、開けてみると完全に乾麺だった。脱酸素剤が入っていたから封入後に乾燥したのだろうか。説明書通り8分茹でて問題なかった。
    平打ち太めである以外に、これと言った特徴はない。蕎麦湯は美味しかった。

    永平寺御用達品を愛知で作っているらしい

  • かっちゃま(勝山そば)半生

    【販売者】 有限会社米又MS(福井市文京)
    【特徴】 自然豊かな恐竜の聖地、勝山で採れたそば粉を使用。
    【購入価格(税別)】 550円(240g入、@1,875円/kg)
    ※ただしツユを1個50円として100円を引いてキロ単価を算出。
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、酸味料、植物端末色素
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】干蕎麦日記で半生麺はルール違反だが管理人の地元商品ということでお許しいただきたい。北陸自動車道上り・南条SAで購入。勝山の地粉を使っているのがうれしい。全粒を使った田舎づくりの蕎麦。
    福井県(特に勝山市)は、そこら中に恐竜の絵やオブジェで溢れてるんやって。そばのパッケージにも当然?恐竜の絵は必要やざ!(方言です)
    勝山観光ナビ:https://katsuyama-navi.jp/


  • 奥越五大麺 そば

    【製造元】 株式会社かじ惣(福井県大野市)
    【特徴】 古来より伝わる「しまだ式製麺法」と「冷風長時間乾燥」。60時間以上かけてじっくり乾燥。
    【購入価格(税別)】 300円(260g、@1153円/kg)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉(国内製造)、山の芋粉末、食塩
    【茹で時間】8~9分
    【管理人のコメント】 田舎蕎麦の風味。しまだ式製法の特徴か、とてもしっかりした噛み応えがある。個人的には、おろしそばでいただくのがおすすめ。
    福井らしさが感じられ、お土産としても喜ばれそう。
    かじ惣さんは明治元年創業、福井県大野市を中心にスーパーマーケットを経営しており地元の人たちに愛されている。


  • ふるさとの味 越前そば

    【販売者】 株式会社友吉製粉製麺(福井県坂井市)
    【特徴】 県下随一の穀倉地坂井町に育まれ、昭和14年の創業以来、乾麺一筋に歩んで来た伝統より製造。昔ながらの味。
    【購入価格(税別)】 280円(200g入、@1,400円/kg)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】 10分
    【管理人のコメント】 友吉製粉製麺は昭和14年創業から乾麺作り一筋で歩んできた。小規模ながらオートメーション化も行っており、店舗や企業向けのオリジナル麺も請け負っていることから、さまざまな特徴の麺を作り分ける技術も持っているのだろう。
    それが故かこの麺は福井のそばらしからぬ白い更科風。特別太くもないのに茹で時間10分は長すぎないかと思ったが、食べてみるとちょうどいい。それだけ乾燥・熟成されているということだろうか。
    これからもそば処福井の認知向上にがんばっていただきたい!