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  • 満さくそば

    【製造元】 玉川食品株式会社(東京都北区豊島)
    【購入価格(税込)】 324円(210g)
    【特徴】 石臼で挽いた風味ある粗挽きのそば粉を使用しています。
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 玉川食品株式会社は昭和10年の創業以来、うどん、そば、冷麦、パスタなど様々な麺を作り続け、今や東京23区内で最後に残った乾麺製造メーカーだ。
    稲などの作物が豊かに実り、収穫が多いことを意味する「豊年満作」から取った商品名は、原材料を提供してくれる農家とともに繁盛することを願ってのことだろう。
    モチモチと弾力に富み、ツルツルと滑らかな食感で、誰にでも好まれそうな美味しい麺だった。


  • 上野藪そば監修 藪そば

    【製造者】 株式会社ニップン(東京都千代田区)
    【特徴】甘皮を挽きこんだ香り高い石臼挽きそば粉使用。上品な色と香りの藪そばです。また乱切り刃で仕上げ、めんの太さがふぞろいになることで、食感と香りをひき立てました。※石臼挽そば粉86%使用(そば粉に占める割合)
    【購入価格(税込)】 390円(200g)
    【原材料】 そば粉(国内製造)、小麦粉、食塩
    【茹で時間】4分
    【管理人のコメント】 上野藪そばは1892年(明治25年)初代の鵜飼安吉が現在の本店の場所に「藪安」の屋号でそば屋を創業。現在の4代目まで伝統の味を継承している。一方製造元のニップンは1873年(明治6年)に北海道で製粉業を始め、1879年(明治12年)から東京で製粉事業を開始した。東京で同じ時代からそばに携わってきた両者がコラボしたのは必然かもしれない。
    濃い茹で汁から推測すると、そば粉の割合は8割以上。茹で上がりは張りと艶があり、白く美しい。最初はいつも通り何もつけずに食べてみる。絶妙の食感と味わいを確かめるように100g近く何もつけずに食べてしまった。
    2人前(200g)をペロリといただき、濃厚なそば湯もたっぷりいただいた。さすが業界トップの両者が完成させた商品!という感じだ。


  • モリンガ蕎麦

    【販売元】 株式会社大吉(しまのだいち事務局)(東京都品川区)
    【製造元】 有限会社カネミヤ(新潟県新発田市)
    【特徴】生地にモリンガを練り込んだ麺はほんのり抹茶のような香りで、栄養豊富な蕎麦とモリンガの両方をおいしく味わいながら、健康にも良いうれしい無添加の健康蕎麦です。
    【購入価格(税込)】 530円(200g)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、食塩小麦粉(国内産)、そば粉、モリンガ粉末、食塩、クロレラ粉末
    【茹で時間】 3分
    【管理人のコメント】 茶そばのような濃いグリーンの麺。乾麺の状態ではごつごつしていて、まるで竹ひごのようだ。
    茹でるとモチモチして滑らかになるが、噛むとちょっと芯があるような独特の食感がある。それ以上に独特なのが風味で、例えるなら青汁が近いかもしれない。

    モリンガとは
    インドが原産の「ワサビノキ科」に属する植物で、人や動物にとって大切なさまざまな栄養素が豊富に含まれていることから、「ミラクルツリー(奇跡の木)」とも呼ばれている。
    ・ポリフェノール→赤ワインの8倍以上
    ・タンパク質→牛乳の6倍
    ・カリウム→バナナの15倍
    ・鉄分→ほうれんそうの28倍
    ・GABA→玄米の約30倍
    ・食物繊維→20倍
    これらに蕎麦とクロレラの栄養素が合体したモリンガ蕎麦は「スーパーそば」と呼んでいいだろう。


  • 宝沢そば

    【製造者】 株式会社久保島本舗(東京都あきる野市)
    【特徴】 厳選した材料を使って、あきる野の自然の中で作りました。
    【購入価格(税込)】 389円(240g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 6~7分
    【管理人のコメント】  宝沢(ほうさわ)は秋下流域で清流「養沢川」上流の自然にあふれた地区。宝沢そばはこの自然環境のなかで作られている。
    更科のような白い蕎麦。久保島本舗の「よもぎそば」や「のらぼうそば」の姉妹品で、比較的コシは弱く風味に癖が無いので最も食べやすい。


  • のらぼうそば

    【製造者】 株式会社久保島本舗(東京都あきる野市)
    【特徴】 あきる野市の特産品「のらぼう」を使った新しい逸品。豊富な栄養素をそばに凝縮。
    【購入価格(税込)】 389円(240g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、のらぼう粉、食塩
    【茹で時間】 6~7分
    【管理人のコメント】  のらぼう菜のヌメリ効果だろうか。強い弾力と滑らかな食感はそば離れしている。独特な香りものらぼう粉のものだろうか。弾むような食感からして、韓国冷麺のような食べ方に向いていると思う。

    のらぼう菜とは
    のらぼうは江戸時代から栽培されてきた洋種アブラナ科の野菜。関東ではめずらしくないが、西日本ではほとんど知られていないと思う。私自身初めて食べたのは東京に移り住んで10年以上が経ってからだ。茹でると少しヌメリが出るが、風味はクセが無く食べやすい。食物繊維やビタミンA,C、鉄分などの栄養が豊富で、おひたしなどシンプルな食べ方が多いらしい。
    耐寒性に優れ旺盛な生命力を持つことから、天明の大飢饉と天保の大飢饉で人々を飢餓から救ったと伝わる。あきる野市の子生(こやす)神社に、この史実を伝える「野良坊菜之碑」がある。


  • よもぎそば

    【製造者】 株式会社久保島本舗(東京都あきる野市)
    【特徴】 蕎麦粉は最上級の更科粉、よもぎは青森産のものを使い、水にもこだわり、アルカリイオン水を用いている。
    【購入価格(税込)】 389円(240g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、よもぎ粉、食塩
    【茹で時間】 6~7分
    【管理人のコメント】  日本伝統色で言うところの草柳(くさやなぎ)のような深い緑の細麺。よもぎの粘りが効いているのか弾力があり滑らかな食感。のどを通るとき、遠くでよもぎの香りを感じる。
    このよもぎそばは昭和35年に完成し、昭和42年に宮内庁に献上された。平成2年には皇太子殿下(現令和天皇)が戸倉三山を登山されたときにもお召し上がりになった名物。
    久保島本舗の商品は秋川渓谷の「瀬音の湯」で販売している。行楽のお土産におすすめの一品。


  • 東京麻布 永坂更科 そば粉五割

    【販売者】 株式会社永坂更科布屋太兵衛(東京都港区麻布)
    【製造者】 柄木田製粉株式会社(長野県長野市)
    【特徴】 そば粉約5割の香りにこだわったそば。やや細打ちのそばで、のど越しの良い食感に仕上げた。
    【購入価格(税別)】 210円(200g)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、小麦蛋白、食塩
    【茹で時間】 6分
    【管理人のコメント】  永坂更科布屋太兵衛は約220余年前の寛政のはじめ、初代布屋太兵衛が江戸麻布永坂に「信州更科蕎麦処布屋太兵衛」の看板を掲げたのが始まり。現在は麻布総本店のほか全国17店舗で実店舗を営業している。
    以前いただいた同社の干しそば「名物御前そば」は同じ五割そばでありながら、甘皮を取り除いた「御前粉」を使用する純白のそばだったが、今回のは挽きぐるみ風で色が濃く、野趣に富んだ香ばしい風味だった。「更科」が売りの同社が、全く違うタイプの五割そばを販売する意味は「そばの好みは十人十色」という柔軟な考え方の表れであろう。まったく同感。


  • 江戸川名物 小松菜そば

    【販売者】 そば処長寿庵(東京都江戸川区)
    【製造者】 有限会社庄司製麺工場(山形県最上郡)
    【特徴】江戸川区の小松菜を練り込んだお蕎麦。
    【購入価格(税込)】 300円(120g)
    【原材料】小麦粉、そば粉、小松菜粉、食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 薄い緑の乾麺。茹でると色が鮮やかになり食欲をそそる。モチモチとした噛み応えと滑らかな食感。小松菜の風味は感じられないが、ホウレンソウの3.5倍ものカルシウムが含まれた小松菜粉が練り込まれているのだから価値がある。
    小松菜そばを開発した江戸川区の長寿庵さんでは、手打ちの小松菜そばのほか、小松菜うどんも味わえる。是非伺ってみたい。
    蕎麦処長寿庵ホームページ:https://choujyuan.com/

    「小松菜」の由来
    享保4年(1719年)、将軍徳川吉宗が鷹狩りの際、香取神社(旧西小松川村)に立ち寄られました。その時の神主、亀井和泉が餅の澄まし汁に青菜を彩りにあしらって差し出すと、吉宗公はたいそう喜ばれて「この汁の菜は何と申すか」と尋ねられました。返事に困った神主に「それでは、ここは小松川だから小松菜と呼べ」と命名したということです。〔ここまで商品の包装袋に記述〕
    私の故郷福井では小松菜を見かけない理由がわかったような気がする。


  • 信州戸隠製麺 十割そば

    【販売者】 日清フーズ株式会社(東京都千代田区)
    【製造者】 株式会社おびなた戸隠工場(長野県長野市)
    【特徴】 引き立つ甘みとなめらかで歯切れの良い食感が特徴の、信州の戸隠地方で製麺した十割そば。
    【購入価格(税込)】 459円(200g)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 再沸騰後4分
    【管理人のコメント】 クールな配色とデザインのパッケージ。日清フーズの十割は、以前「滝沢更科 十割そば」をいただいたことがあるが、この商品は新製品で少々高価な価格設定。十割では珍しい細切りで製麺技術の高さを物語っている。
    細くても団子にならずハラハラとほぐれる適度な張りがあり、軽率なコシや滑らかさがなく、あくまで自然で柔らかな甘さと香りは、干しそばが目指してきた到達点かもしれない。純白で濃厚なそば湯は体が喜ぶ美味しさだった。
    十割そばは単一原料なのに商品それぞれの強い個性がある。


  • 深大寺そば 梅月

    【販売者】 島田製粉株式会社(東京都三鷹市)
    【特徴】 得意表記無し
    【購入価格(税別)】 500円(300g入、1,667円/kg)
    【原材料】 小麦粉・そば粉・食塩
    【茹で時間】3分
    【管理人のコメント】 昨年の11月、深大寺の新そば祭りで、旅の思い出にと和菓子屋・梅月さんで購入したもの。販売者の島田製粉は深大寺周辺の蕎麦屋さんにそば粉を卸す会社で、「深大寺そば」の名前の干しそばは、ほとんど同社が製造。この干しそばは梅月さんが、お土産用にあつらえたものだろう。
    更科系の細麺。上品でコシがあり、のど越しが良く「江戸のそば」らしさが出ている。そば湯も美味しくいただいた。

    梅月(ばいげつ)の創業は1961(昭和36)年。自家製の羊羹、そば饅頭、大判焼きなどが好評。現在の女将は3代目と聞く。東京都調布市深大寺元町5-12-13(深大寺バス停下車すぐ)


  • 深大寺そば

    【蕎麦粉製造元】 深大寺そば粉本舗
    【販売元】 島田製粉株式会社ST(東京都三鷹市)
    【特徴】 製粉会社である弊社は、鮮度にこだわり、挽きたての「石臼丸抜一本挽きそば粉」を使用。粉が新鮮であればあるほど蕎麦の香りや味が豊かになります。
    【購入価格(税別)】 450円(200g入、@2,250円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 3分
    【管理人のコメント】 2019年9月にこれの長い(33㎝)の方を食べている。→こちら
    付属のストレートつゆも美味しかった。


  • 総本家 更科堀井監修 更科そば

    【製造元】 信州戸隠そば株式会社(長野市富竹)
    【製造元】 日本製粉株式会社
    【特徴】 そばの実の中心がもつほのかな甘みと喉越しの良さが特徴の白いそば。
    創業寛政元年(1789年)、230年の歴史を老舗で受け継いできた伝統の味。
    【購入価格(税別)】 298円(200g入、@1,490円/kg)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、食塩
    【茹で時間】 4分30秒
    【管理人のコメント】 およそ蕎麦とは思えない白さと韓国冷麺に迫るほどの弾力。風味が良く蕎麦湯も美味しい。上品で良質の割に安価。蕎麦が苦手な人にもすすめられると思う。
    更科堀井の手打ち蕎麦は、麻布十番本店、立川、日本橋高島屋で味わえる。
    ※長野で製造しているが、更科堀井の味を再現しているという意味で、産地分類は東京とした。


  • 永坂更科 布屋 太兵衛そば

    【製造元】 株式会社永坂更科布屋太兵衛(東京都港区麻布永坂町)
    【特徴】 滋味あふれる豊かな味わい、蕎麦の香りを何より大切に仕上げた二八そば。甘皮を取り除いたそば粉を使用することで上品な色合い、のど越しの良い、口当たりなめらかに仕上げた細打ちそばです。そば粉八割使用。
    【購入価格(税別)】 460円(250g入、@1,840円/kg)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、小麦蛋白、食塩
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 「滋味」とは栄養豊富でおいしい食べ物という意味。
    同社の「御前そば」ほどではないが白く上品な景色。そばの香りは、こちらのほうが強い。


  • 永坂更科 名物御前そば

    【製造元】 株式会社永坂更科布屋太兵衛(東京都港区麻布)
    【特徴】 永坂更科は創業二百十余年、江戸時代より続く老舗蕎麦屋。その代名詞とも言える御前そばは、そば粉を五割使用。蕎麦の実の甘皮を取り除き、中心部分からごくわずかに採れる御前粉と一番粉を使用。ただのそばとは一味違う、純白に輝くそば。滑らかなのど越しはそのままに、蕎麦の実の独特の甘みを堪能出来る一品。
    【購入価格(税別)】 460円(180g入、@2,555円/kg)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、小麦蛋白、食塩
    【茹で時間】 3分
    【管理人のコメント】 純白で細く上品なそば。食べてみるとコシが強く喉越しが良い。
    ちなみに「御前粉」とは、実の中芯部分を挽いた白い粉で一般的に高級なもの。「更科粉」と同じと言っていいらしい。


  • マルちゃん 天ぷらそば

    【販売者】 東洋水産株式会社(東京都港区)
    【特徴】 なめらか仕上げの、ノンフライ麺!
    【購入価格(税別)】 70円(5袋入350円、スープ、かやく付)(麺75g入、@933円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、植物性たん白、卵白
    【茹で時間】 3分
    【管理人のコメント】 対象外の感があるが、これも干しそばの面白さのひとつである。
    付属のかやく(海老、玉ねぎ、青さの揚げ玉)は、盛り付けてみると何とも可愛らしく味のアクセントにもなっている。個人的には大好きな商品。
    ちなみに干蕎麦日記は、お湯をいれるだけのカップそばは対象外とする。


  • 深大寺そば

    【販売者】 島田製粉株式会社+ST「東京都三鷹市)
    【特徴】 70年前から丸挽き石臼一本蕎麦粉を使用。深大寺伝統の一尺(33㎝)の長さを再現。
    【購入価格(税別)】 700円(300g入、@2,333円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 3分
    【管理人のコメント】 東京都調布市の深大寺周辺は、昔からそばが名物で名店が軒をならべる。新蕎麦の季節に開催される「深大寺そば祭り」は蕎麦好きが毎年楽しみにしている。
    島田製粉は深大寺周辺の蕎麦屋さんにそば粉を卸す会社。その会社が自ら販売する干しそばなので間違いはない。
    訳あって入手方法は限られるようだが、私は伊勢丹デパートで購入した。
    干しそばの中では最も高価な分類。


  • 挽きぐるみ そば

    【販売元】 株式会社成城石井(東京都世田谷区)
    【特徴】成城石井のプライベートブランド商品。北海道産のそば粉、小麦粉を使用。
    【購入価格(税別)】475円(320g入、@1,484円/kg)
    【原材料】そば粉、小麦粉、小麦蛋白、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】成城石井さんは普通のスーパーとは一線を画し、ちょっと高級な食材を扱品揃えしている。だから北海道産の原料にこだわり、食感は上品な仕上がりだ。お値段はちょっとだけお高め。製造元はどこだろうか。