【販売者】石黒製麺株式会社 (山形県南陽市)
【特徴】蔵王山麓の清冽な水と空気の中で、独特の製法で作りだしたもので、みちのくの素朴な風味。
【購入価格(税別)】 298円(250g入、@1,192円/kg)
【原材料】 小麦粉、そば粉、やまいも粉、食塩、小麦たん白
【茹で時間】 4~5分
【管理人のコメント】山形らしい濃い色の細麺。腰は弱めだがのど越しは良い。舌にそば粉の感触を感じられる田舎風そば。一人前の量が多めなのも山形産干しそばの特徴。
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栃の実そば
【販売者】おぐに白い森株式会社(山形県西置賜郡)
【製造者】石黒製麺株式会社(山形県南陽市)
【特徴】山形県小国町産栃の実を粉末にし練りこんだ、栄養満点で身体にやさしい栃の実そば。
【購入価格(税別)】 300円(200g入、@1,500円/kg)
【原材料】 小麦粉、そば粉、栃の実粉末、食塩
【茹で時間】 5分半~6分半
【管理人のコメント】 栃の実は縄文時代の人々の主食のひとつだったと考えられている。サポニン、ポリフェノールによる抗酸化作用、血糖値上昇抑制作用があることから古来より漢方としても用いられたらしい。
子供のころ山家の人から度々「栃餅」をいただいて食べていたが蕎麦はこれがはじめて。縄文時代ならわかるが、何故現代において栃の実を餅に入れるのか、その当時は理解できなかった。
栃の実はでんぷんを多く含んでおり(表現が不適切かもしれないが)独特のぬめりを感じる。濃い色も栃の実のせいだろうか。ほのかに独特の香りがするが癖が強いわけではなく食べやすいそば。
古の人々の暮らしに思いを馳せながら成人病予防のために食す蕎麦、といったところだろうか。
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花笠そば(細切り)
【製造者】安達製麺(山形県村山市)
【特徴】そば粉の原料も数種類のそば粉をブレンドし「香り・色合い・舌ざわり」を調整して製造。大量生産に向かない「多加水熟成法」により、もっちりとした食感と、つるつるとしたなめらかな舌ざわり、歯ごたえの良い「麺のこし」を生んでいる。
【購入価格(税別)】 220円(180g入、@1,222円/kg)
【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、小麦たん白
【茹で時間】 4分~6分(誤り)
【管理人のコメント】 山形県は良質な蕎麦の産地だが、中でも村山市は日本でトップレベルの軟水を産することから、これを使用している同社の蕎麦は極めて美味しいとされている。そしてこの蕎麦は極めて細く、茹でる前の太さは素麺級の約1.3mm。普通の蕎麦でなく素麺でも無い独特な食感がユニーク。
花笠そばシリーズには以前まで「極太(幅5.5mm)」もあったらしいので復活を期待する。恐縮ですが・・・・
袋に記載の茹で時間は「4~6分」だが腑に落ちなかったので販売元のwebサイトで確認したところ「茹で時間2.3~3.0分でこし強め、3.0~4.0分で喉こしつるつる感強め」との表記。恐らく「太切り」の袋と共用しているからだろう。これはちょっとまずいですな。「細切り」の緑色のシールに正しい茹で時間を入れたらどうだろうか。
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たまやの冷たい肉そば
【製造者】 有限会社玉谷製麺所(山形県西村山郡)
【特徴】歯応えのある親鳥を添えた山形県村山地方ののお蕎麦屋さんの人気メニューを家庭で味わえる。
【購入価格(税別)】 346円(そばのみ180g、1,922円/kg)
【原材料】小麦粉、そば粉、食塩、(つゆ付き)
【茹で時間】6分15秒
【管理人のコメント】 関東で「肉そば」と言えば多くが豚肉だと思うが、山形県村山地方※1のソウルフード肉そばは、出汁をとった親鳥を刻んで添える。元々は戦前、河北町※2のそば屋さんで酒のつまみに出していた馬肉の煮込みを盛りそばにかけて出したのが始まりらしい。
この商品は鳥出汁の濃縮つゆが付いているから水で薄めるだけでオーケー。鳥肉は手抜きをして缶詰でご勘弁。
つゆは少し甘めで油を含んでいるが意外とすっきりした味わい。そばは太めで野趣に富んだ風味の田舎そば。夏のスタミナ補給にうってつけのそばだ。
※1.村山地方とは、山形県の山形盆地を中心とした地域のこと。14市町が属し、行政面では村山総合支庁が管轄している。山形県民の約半数が居住する。
※2.山形県西村山郡河北町(かほくちょう)は、山形県のほぼ中央部にある人口約1万8千人の町。
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月山そば
【製造者】 有限会社玉屋製麺所(山形県西村山郡)
【特徴】万年雪を頂く月山のふもと、昭和41年に創業者清五郎が作り始めて以来、皆様に愛され続けるそば。自家製粉石臼挽きそば粉使用。低温乾燥仕立て。
【購入価格(税別)】 173円(180g、961円/kg)
【原材料】小麦粉、そば粉、食塩
【茹で時間】 6分
【管理人のコメント】挽きぐるみのような黒い麺。太くもないのに6分茹では長いと思ったが、茹で上がるとコシが強くのど越しもいい。
株式会社玉屋製麺所のホームページを拝見すると、うどんやラーメン、パスタまで様々な麺を製造しているようだが、特にそばには強いこだわりを感じる。「月山七割そば」は是非食べてみたい。
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山形秘伝の味 こんにゃくそば
【製造者】合資会社酒井製麺所(山形市)
【特徴】酒井製麺所と上山市の丹野コンニャク店との共同開発。
【購入価格(税別)】270円(150g入、@1,800円/kg)
【原材料】小麦粉、でん粉、そば粉、こんにゃく精粉(国産)、食塩
【茹で時間】4分
【管理人のコメント】ローカロリーと思いきや普通のそばとほとんど変わらず100gあたり340~350kcal。茹でているとこんにゃくの匂いがして、この時点で蕎麦湯が飲めないとこがわかった。茹で上がりの見た目もこんにゃくっぽい感じがする。
しかし食べてみて驚いた。いままで食べたこんにゃく麺はいずれも、こんにゃく独特の香りと食感が強かったが、この商品は全く違いとても美味しい。当然喉越しも良い。
海外生活をしている坂本龍一氏がわざわざ日本から取り寄せる気持ちがわかる。
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山形そば尽くし 板そば
【製造元】株式会社みうら食品(山形県東根市)
【特徴】山形の板そば風。しっかりしたコシ、噛むほどに蕎麦の風味が増す。
【購入価格(税別)】198円(250g入り、@792円/kg)
【原材料】小麦粉、そば粉、澱粉、食塩、小麦たんぱく
【茹で時間】8分
【管理人のコメント】板そばとは山形内陸部の食べ方で、木枠に複数人分を盛る食べ方。地理的に近いためか新潟の「へぎ蕎麦」に似ている。そば自体は全粒を使う黒くて太いそば。自宅近く板そばの店は驚くほど太くて食感は硬くごりごりしていた。
この商品はそれほどではないが黒くて平太。いた蕎麦の雰囲気を醸し出している。しかし食感は柔めでツルツルと喉越しがよく、食べやすく仕上げられている。