札幌長命庵の韃靼そば

【販売者】 札幌長命庵(北海道札幌市)
【特徴】 自社農園で栽培した「満天きらり」を自社で石臼製粉し湧き水で製麺。
【購入価格(税込)】 700円(300g)
【原材料】 北海道産韃靼そば粉(5割)、北海道産小麦粉(ハルユタカ、チホク)、食塩
【茹で時間】 5~6分
【管理人のコメント】 干蕎麦日記史上4つめの韃靼そばになる。韃靼そばは健康成分であるルチンやケルセニンがたくさん含まれているため独特の苦みがあり、別名「苦そば」と呼ばれる。しかしこの干しそばに使用されている北海道産「満点きらり」は品種改良によって苦味が抑えらているという。
茹でると若干太目になりモチモチ系の食感。つゆをつけずに咀嚼すると微かな苦味が感じられる。黄色く濃厚なそば湯も美味しくいただいた。
健康食品として注目を集めている韃靼そばだが、提供するそば店は多くはない。
オール北海道産の原料で、安心且つ最上級の韃靼そばを手軽に味わえるのは、また干しそばの良いところだ。

「韃靼そば」とは
その由来は1840年頃ドイツの植物学者ゲルトネルが命名した「タタール人のそば」という意味の学術名から来ている。モンゴルに住んでそばを栽培していたタタール人を表す「韃靼(ダッタン)」という漢字を用いて、日本では韃靼そばと呼ばれるようになったと言う。
韃靼そばは普通のそば粉の100倍ルチンが含まれている。ルチンのポリフェノールは抗酸化作用のほか、血圧や血糖値を降下させ、血栓を防いで血流をスムーズにするため、高血圧や動脈硬化などを改善し、糖尿病の予防効果もあるとされている。茹で汁が黄色いのはルチン(フラボノイド系天然色素)が流れ出したもの。