• 京から蕎麦職人

    娘の婿殿から、父の日のプレゼントにとおもしろい品物が届いた。「京から蕎麦職人」は、蕎麦生地のシートをロール状にして生のまま冷凍してあり、解凍して好みの太さに切るだけで蕎麦打ち体験ができるユニークな商品だ。京都府福知山・夜久野(やくの)産のそばの実を外皮ごと挽いた「挽きぐるみ粉」が使われており、上質で新鮮な打ち立て蕎麦を自宅で味わえるというわけだ。
    あまり細く切るとばらばらになってしまうかもしれないと思い、4〜5ミリの太さに切ってみた。我ながら最後まで上手に切れたと思うが、「今日から蕎麦職人」になれたとまでは思っていない(笑)。
    食感はフェットチーネのようだが、恐らくこれが正解なのだろう。香り高い夜久野蕎麦を満喫できた。また、シート状であることを活かして、ガレットなどのアレンジ料理が楽しめるのもGood!


  • ピンク岩塩のススメ

    数年前から自宅にピンク岩塩を常備して、おろし金で「ガリガリ」と、様々な料理に削りかけて食べている。特に豚ロースには欠かせない。とんかつにソースは一切かけなくなった。
    そして最近は十割そばに合わせるようなった。ミネラルが豊富なピンク岩塩は、尖った塩辛さがなく、上品な甘みや旨みを持っており、そばの豊かな香りを引き立ててくれる。そば本来の風味と個々の差をより楽しむことができる。
    ピンク岩塩の主な産地は、パキスタン(ヒマラヤ山脈周辺)とボリビア(アンデス山脈周辺)で、ピンク色に見える理由は、塩の結晶の中に酸化鉄が含まれているかららしい。
    十割そばに是非お試しを!!


  • 幌加内 十割蕎麦

    【販売元】 株式会社ほろかない振興公社(北海道雨竜郡幌加内町)
    【製造元】 株式会社おびなた(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 680円(200g)
    【特徴】 日本有数のそは産地 北海道 幌加内町のそばを100%使用した十割そばです。そば湯もお楽しみいただけます。
    【原材料】 そば(北海道 幌加内町産)
    【茹で時間】7分
    【管理人のコメント】 たまたま幌加内産の十割そばが続いた。前回の製麺所は山本食品さんで、今回はおびなたさんだ。十割の干しそばが製造できる数少ない会社。
    正直に言ってこの二つは、味、見た目、食感、すべてにおいて酷似している。強いて言えば、こちらの方がより白く、食感は歯切れが良い。
    そして今回もピンクの岩塩でいただいた。やはり十割とピンク岩塩の組み合わせはいいと思う。


  • やく志屋(勝山)

    6月26日から4日間、半年ぶりに実家に帰省した。同行してくれた妻が「福井の美味しいそばが食べたい」というので、勝山市沢町で昭和47年から営業している「やく志屋」さんに伺った。
    地元勝山産のそば粉を店内で自家製粉し、こだわりの手打ちそばを提供す名店。
    店内で石臼が回っていると「すごい!」と思われるかもしれないが、福井では当たり前の風景だ。
    私は「おろしそば」、妻は「ざるそば」をオーダー。ほとんどのお客さんが、「ソースカツどん(これも福井名物)」とのセットを頼んでいる中で、そばの味をより純粋に味わうためにグッとこらえた。
    「福井の手打ちそば」と言っても打ち方やタイプが様々で、黒くて太い田舎風も少なくないが、この店は細打ちでコシがあり更科タイプに近い。
    勝山在来は穀物の香りが強く深い甘みが特徴。それと、何といっても水がそばの美味しさを最大限に引き出している。〆にいただいたそば湯が旨いのなんの! 選択は間違っていなかった。
    ちなみに「やく志屋」さんは、天然の雪を利用した冷蔵庫「雪室」で熟成させた特別な蕎麦の実を使った「雪室そば」が味わえるお店としても知られているが、まだ提供が始まっていなかった。


    ■余談中の余談ですが
    近所のスーパーに買い物に行ったら鮮魚売り場の「朝どれコーナー」に、シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)が置いてあった。値札が付いていなかったので、恐らく売り物ではなくジョークだったのだろう。(福井県人はハンマーヘッドシャークを好んで食す、、、という事実はありません。)


  • 幌加内十割そば 白銀の郷

    【販売元】 株式会社ほろかない(北海道雨竜郡幌加内町)
    【製造元】 山本食品株式会社(長野県長野市)
    【購入価格(税込)】 626円(200g)
    【特徴】 日本最寒の地と語られている幌加内町の地域特性を生かし雪を利用した利雪型低温倉庫(雪乃御殿)の施設で熟成させた原料100%使用
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】6分~6分半
    【管理人のコメント】 茹でる際にかなりの蕎麦が溶け出して麺が瘦せるため、もったいない気にがしたが食べてみて「美味しくなるためのプロセスだった」と納得。濃厚なそば湯は捨てないで有効活用しよう。
    今回は麺つゆを使わず、ピンク岩塩のみで食べてみた。そばの風味を隠すことなく、自然に引き出してくれる。食感は比較的モテッとしており、風味が口内から鼻にかけて長く残る。
    十割にピンク岩塩は是非お試しいただきたい。

    余談ですが、、、
    パッケージの裏に記載されている幌加内の二つの施設「そば日本一の館」「日本一の牙城」について調べてみた。
    北海道は蕎麦の生産量が全国の4割(日本一)を占めており、道内でも幌加内町は作付面積・生産量ともに日本一(市区町村)なのだ。その生産量は年間2,400〜2,900トンもあり、巨大な乾燥施設が必要になる。2000年にそば乾燥調製施設「そば日本一の館」が完成、その後の生産量増加により2012年に「日本一のそばの牙城」が建設された。
    二つの施設は自然乾燥に近い除湿マドラー通風乾燥方式の乾燥を行っている。風味が損なわれないよう、1次→2次→仕上げと3段階の丁寧な乾燥で風味を維持しているそうだ。二つの施設は、北海道内の生産の50%(全国の約20%)をこなしている。
    参照元:幌加内町公式サイト


  • 干しそば十割は美味しくない!?

    干しそば十割を始めて体験した人は、その印象にかなり差があるようです。
    お店で打つ生のそばとは違って干しそばの場合、わずかでもつなぎが入っているものとは、全く別物になってしまうからでしょう。
    ネガティブな印象を持つ人もいて、例えば、、、
    ①茹でるとき、すぐに吹きこぼれたり、麺が団子になったり切れたりで難しい。
    ➁茹でたあとの湯の始末が厄介。どろどろで流しが詰まりそう。
    ③コシがない。
    ④つるみ(滑らかさ)が乏しい。
    ⑤美味しくない。 

    ①の対策は、なるべく大きな鍋にたっぷりのお湯で茹でていただくしかありません。
    ➁については、まずはそば湯をいただき、余ったそば湯は捨てないで料理に使いましょう。

    料理への活用例
    ●スープ・お味噌汁のベース
    蕎麦湯にとろみがあるため、かきたま汁や中華風スープに使うとふんわりと仕上がります。
    ●煮込み・鍋料理
    水炊きなどの鍋の水分を蕎麦湯に置き換えることで、食材にとろみが絡み、旨味を逃さず美味しくいただけます。
    ●カレーの隠し味
    カレーを作る際、水の代わりに蕎麦湯を使うと自然なとろみとコクがプラスされます。

    私は休日の昼食に出たそば湯を、晩酌の焼酎の割材にして消化しています。
    そのほかデザートにも使えるそうなので調べてみてはどうでしょうか。

    ■保存のポイント
    蕎麦湯はでんぷん質が多く傷みやすいため、当日中に使い切るか、清潔な密閉容器に入れて冷蔵庫で2〜3日保存、あるいは小分けにして冷凍庫で約1ヶ月保存が可能です。

    ③~⑤については、人それぞれの感覚なので「違う」とは言い切れないのですが、きっと「美味しいと感じられない」ということなのでしょう。
    実は「味」の多くは鼻で感じているそうです。そばの匂いをかいでも、わずかな香りしか感じられないですよね。そばの美味しさは繊細で、香り・食感・後味・のど越しを脳が総合的に判断して「上品な快感」として感じられるものだと言います。
    そば好きの人ほど、実は味そのものよりも、微妙な差を楽しんでいるのだ、とも言われます。(まさに自分がそうだなと深くうなずきました。)
    そんな感覚で向き合ってみてはどうしょうか。きっとその良さが、じわじわと感じてくると思います。


  • TOPVALU 十割そば

    【販売元】イオン株式会社(千葉県千葉市)
    【製造元】 山本食品株式会社(長野県上水内郡)
    【購入価格(税込)】 354円(200g)
    【由来】 挽きぐるみそば粉を50%以上使用。
    【原材料】 そば粉(国内製造)
    【茹で時間】3分+蒸らし1分
    【管理人のコメント】 十割そばの多くが500円以上する中、この商品はかなり安価だ。細かい点だが、茹で時間を短かく抑えたことも消費者目線からだろう。安易にパッケージを変えただけでなく、ちゃんと中身を吟味したうえでプライベートブランド化している。この商品が乾麺の十割市場拡大に大きく貢献しているに違いない。
    久しぶりの十割だったが、やはり美味しい!純粋にそばの滋味が味わえる。今回は麺つゆを使わず1人前を間食してしまった。無塩なので濃厚なそば湯もたっぷりいただいて満足度100%!!


  • 信州まだらお高原蕎麦

    【製造元】 桝田屋食品株式会社(長野県飯山市)
    【購入価格(税込)】 426円(200g)
    【由来】 斑尾山のふもと飯山一帯で穫れるそばを風味を大切に石臼挽きにしたそば粉を使って、細切りでのど越し良く作りました。
    【原材料】 そば粉、小麦粉、小麦たんぱく、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 桝田屋食品さんの干しそばは過去5種類ほどいただいたが、どれもクオリティが高く大変美味しかった。この商品は2025年の秋に新発売。「まだらお」は北信五岳※のひとつ斑尾山のふもと飯山一帯で収穫したそばを同じ山麓にある工場で製造していることから名付けられた。
    細く白い美しい茹で上がり。強い張りがありながら口当たりが軽やかで爽快な喉越しと風味は流石!!本格的な信州そばを味わえた気分だ。

    北信五岳とは
    長野県北信地方の長野盆地(善光寺平)などから望める雄大な5つの山々の総称。
    ①斑尾山(まだらおやま・長野県飯山市・新潟県妙高市)
    ➁妙高山(みょうこうさん・新潟県)
    ③黒姫山(くろひめやま・長野県信濃町)
    ④戸隠山(とがくしやま・長野県長野市)
    ⑤飯縄山(いいづなやま・長野県長野市・飯綱町)
    地元では各山の頭文字をとった「ま・み・く・と・い」という愛称で親しまれている。


  • 第7回 The 乾麺グランプリ in Tokyo

    今年も参加してまいりました乾麺ブランプリ in 駒沢オリンピック公園!
    昨年は雨天でしたが、今年は雲一つない快晴で多くの人々で賑わいました。
    初夏の陽気が投票にどのように影響したか。さて今年のグランプリの行方は!?

    結果はこちらの公式サイトをご覧ください。(5月18日現在未発表)

    昨年同様2つの部門に分かれて、各社が自慢の乾麺と調理を競いました。
    ①こだわり乾麺部門(250円)
     トッピング控えめで、麺自体の美味しさが味わえる新部門
    ➁アレンジメニュー部門(500円)
     味付けやトッピングに工夫を凝らした乾麺グランプリ従来のスタイル

    ▲「こだわりの麺部門」にエントリーのお店

    ▲「アレンジメニュー部門」にエントリーのお店

    妻と二人で6点をいただき、大満足でした。

    髙尾製粉製麺株式会社(こだわりの麺部門)
    バジル香る! 噛むほどに旨い播州産・極太 八割とろろそば。

    キッコーマン株式会社(アレンジメニュー部門)
    二連覇中‼絶対王者のごろごろチャーシューとそぼろのW肉そば!(おまけ付き)

    株式会社ニップン(アレンジメニュー部門)
    煌めく白さ!更科堀井監修 合鴨スモークの冷製イタリアン風そば

    Umios株式会社(アレンジメニュー部門)
    ヤムニョム極旨!むね唐揚げと月花さば煮付食べラーの豆乳麺。鯖缶のおまけ付き。
    ※2026年3月、マルハニチロは社名を変更をしてUmiosに。

    株式会社おびなた(アレンジメニュー部門)
    「蕎麦通のそば」使用!薫る信州サーモンと林檎のコク旨そば。

    茂野製麺株式会社(アレンジメニュー部門)
    (株)松栄の肉厚三陸産わかめをトッピング!【焦がしネギとしめじの肉汁つけそば】

    干しそば日記バックナンバー
    ・2025年/第6回 The 乾麺グランプリ in Tokyo
    ・2024年/第5回 The 乾麺グランプリ in Tokyo
    ・2023年/第4回 The 乾麺グランプリ in Tokyo


  • よもぎそば 手巻き

    【製造者】昭和製麺株式会社(山形県天童市)
    【購入価格(税込)】540円(375g)
    【特徴】石臼挽き更科そば粉によもぎをたっぷり入れました。
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、よもぎ粉末、食塩/クロレラ粉末
    【調理時間】6分
    【管理人のコメント】 昭和製麺さんの第5弾。よもぎ入りの干しそばは過去4回投稿している。
    ①天領よもぎそば(福島県)投稿日: 2020年10月29日
    ➁よもぎそば(東京都)投稿日: 2021年10月21日
    ③季穂 よもぎそば(神奈川県)投稿日: 2022年10月22日
    ④植物の力 よもぎそば(福井県)投稿日: 2023年12月24日
    大別すると、よもぎの葉がチップのまま入っているタイプと、よもぎ粉末を練り込んでいるタイプの二通りあり、今回の商品は後者となる。中でも茹で上がりの緑の鮮やかさが際立っている。これはクロレラ粉末による着色だが、清涼感があり食欲がそそられる。
    茹でている最中からよもぎの香りが漂ってくる。茹で上がりは柔らかめのモチモチ・ツルツル系でいくらでも食べられる。

    ■緑色に着色するようなった歴史
    明治時代に東京神田の老舗「かんだやぶそば」の初代・堀田七兵衛が、そばの味が落ちやすい夏場でも、お客さまに美味しい新そばの気分を味わってもらうために、そばの若芽(そばもやし)の汁を練り込んで緑色に着色したことが始まりと言われている。その後、蕎麦の風味に影響が少なくて扱いやすい食用のクロレラが使用されるようになった。