• カテゴリー別アーカイブ 産地
  • 大和芋蕎麦

    【製造者】 やくの麺業株式会社(兵庫県朝来市)
    【販売者】 バルスタック株式会社(千葉県千葉市)
    【特徴】千葉県産大和芋使用
    【購入価格(税込)】 いただきものなので不明(200g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、大和芋、クチナシ色素
    【茹で時間】 6分
    【管理人コメント】 前回投稿した「柚子蕎麦」の姉妹商品。共通点は千葉の特産品をそばに練り込んでいることだ。柚子蕎麦は若干風味に癖があったが、この大和芋蕎麦の風味は柔らかく、スルリとしたのど越しと適度な弾力も相まってとても食べやすい。


  • 柚子蕎麦

    【製造者】 やくの麺業株式会社(兵庫県朝来市)
    【販売者】 バルスタック株式会社(千葉県千葉市)
    【特徴】千葉県産柚子使用
    【購入価格(税込)】 いただきものなので不明(200g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、柚子粉末、クチナシ色素
    【茹で時間】 6分
    【管理人コメント】 茹で上がりがパスタのような色だが、柚子ではなく色素で着色されたもののようだ。
    飲み込んだ後、口の奥ではっきりと苦味を感じる。柚子らしさではあるが個人的には邪魔な印象。(ごめんなさい!)
    柑橘類の果皮の部分に多く含まれる苦み成分は「ナリンジン」というフラボノイドの一種で、抗酸化作用、肥満予防、高血圧予防に効果がある。加工食品などで苦みを除去するには、ナリンジンを分解する酵素「ナリンジナーゼ」が使用されているらしい。


  • 水戸黄門 水府そば

    【販売者】 伊勢又米穀製粉株式会社(茨城県常陸太田市)
    【特徴】水戸黄門光圀公が西山荘に御隠居された時に、そば切りをご賞味され、ご愛用なされたのにちなみ、上質のそば粉を原料にして製造した。
    【購入価格(税込)】 226円(200g入)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、食塩、山芋粉
    【茹で時間】 6分
    【管理人コメント】 伊勢又米穀製粉株式会社は、手狩り・天日干しの玄そばを農家(生産者)より直接購入して下記3種類のそば粉を生産している。
    1.国内一級品のブランド蕎麦「常陸秋そば」
    2.自社ブランドの「水府そば」
    3.常陸秋そばの原種である「金砂郷在来」
    この干しそばは自社ブランドの名を冠した看板商品。
    軽率な弾力や滑らかさは無く、そばらしい食感。国産のそば粉をふんだんに使用してこの安さは、製粉から製麺までの一貫製造だから実現できるのだろう。


  • イチカラそば

    【販売者】株式会社イチカラ畑(新潟県小千谷市)
    【製造者】高橋製麺株式会社(埼玉県鴻巣市)
    【特徴】自社農園で栽培した石臼挽きそば粉、厳選した国産小麦・伝統海塩「海の精」使用。
    【購入価格(税込)】 249円(めん90g、粉末スープ付き)
    【原材料】 小麦粉(国産)、そば粉(有機そば100%(新潟県産)、植物油脂(パーム油)、馬鈴薯でん粉(国産:遺伝子組み換え原料不使用)、植物性たん白(大豆:遺伝子組み換え原料不使用)、食塩(香川県産)
    【茹で時間】 2分半
    【管理人コメント】 株式会社イチカラ畑の商品5種類の最後は、可愛らしいパッケージのインスタントそば。インスタントと言っても侮るなかれ。自社農園で有機栽培して脱皮した蕎麦の実を丸ごと挽いた全粒粉を使用。挽きたてのそば粉を使用した新潟県産即席そばなのだ。しかも鍋ひとつで2分半調理のお手軽さ。
    同じタイプのインスタントそばでは、以前「マルちゃん 天ぷらそば」があった。お値段にかなり差があるので仕方ないが、イチカラそばは麺の質が段違いに良い。スープもアミノ酸や保存料を使用しないこだわり。


  • 魚沼産全粒そば粉 畑のそば

    【販売者】株式会社イチカラ畑(新潟県魚沼市)
    【製造者】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【特徴】自社農園で栽培した石臼挽きそば粉、厳選した国産小麦・伝統海塩「海の精」使用。
    【購入価格(税込)】 518円(180g入)
    【原材料】 そば粉、小麦粉、食塩(海水)
    【茹で時間】 5分
    【管理人コメント】 株式会社イチカラ畑の商品5種類うち、4品目は小麦粉と食塩が入った干しそばの基本形。しかし並の干しそばではない。原料はすべて国産で、そば粉の含有量は半分以上。何よりこだわりは食塩に伊豆大島産の「海の精」を使っていること。「海の精」は海水を平窯で煮詰めて作られ、キロ2,000円以上する高級塩だ。
    当然、昨日食べた十割より麺の張りがあり、のど越しがよくなる。その分そばの風味は若干封じ込まれるのは仕方ない。
    「海の精」がたっぷり溶け出したそば湯は、麺つゆを加えずにそのままが美味しい。


  • 魚沼産全粒そば粉100% 十割そば

    【販売者】株式会社イチカラ畑(新潟県魚沼市)
    【製造者】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【特徴】弊社農園で無農薬栽培し添加物や塩を一切使用せずに製麺した十割そば。乾麺ではめずらしい全粒粉を使用している為、栄養価の高い乾麺。
    【購入価格(税込)】 648円(180g入)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 7分
    【管理人コメント】 株式会社イチカラ畑の商品5種類うち、3品目はシリーズ最上品の十割そば。
    全粒100%だから乾麺の状態で実と甘皮を挽いた粒々がはっきり見えて野趣にあふれているが、茹で上がりは転身してしなやかで美しい。適度にモチモチ感があり、自然な香りと甘みがあふれて旨い!。もちろんそば湯もたっぷりいただいた。
    イチカラ畑の上質なそば粉と、山本食品の高い製麺技術によって完成した、干しそばの最高峰と言って過言ではない商品。


  • 雪室貯蔵「雪室そば」

    【販売者】株式会社イチカラ畑(新潟県魚沼市)
    【製造者】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【特徴】魚沼産玄そばを雪室で貯蔵し、石臼挽きすることで香り高く仕上げた挽きぐるみ蕎麦。
    【購入価格(税込)】 540円(180g入)
    【原材料】 そば粉・小麦粉・食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人コメント】 株式会社イチカラ畑の商品5種類うち、2品目は布海苔が入っていない挽きぐるみ蕎麦。
    薄いクリーム色の麺は久しぶり。これが自然のそばの色。茹で上がりも何とも言えないいい色。食べずして「こりゃ間違いないでしょう!」てやつだ。残りの3品も楽しみ~。


  • 雪室貯蔵「雪室そば ふのり」

    【販売者】株式会社イチカラ畑(新潟県魚沼市)
    【製造者】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【特徴】魚沼産玄そばを雪室で貯蔵し、石臼挽きした蕎麦粉を布海苔でつないだ魚沼地方の伝統色。
    【購入価格(税込)】 540円(180g入)
    【原材料】 そば粉・小麦粉・海藻・食塩
    【茹で時間】 5分
    【管理人コメント】 新潟駅構内のお土産売り場で、ちょっと目を引くパッケージの干しそばが並んでいた。株式会社イチカラ畑の代表 吉田勇童は、中越地震で閉鎖した牧場の再利用から手探りで、まさにイチカラ事業を始めた。無添加で体に優しい食品を、親しみやすいパッケージデザインに込めたという。
    同社の商品を5種類を購入したうち、まずは新潟らしい「布海苔入り」から。茹でていて驚いたのは茹で汁の濃さ。布海苔入りそばでここまで濃いのは珍しい。そばの割合が高いからだ。自然なそばの甘みを邪魔するものは一切なく、サクサクと箸がすすむ。もちろん、そば湯もたっぷりいただいた。少し高めだがお値段以上の価値あり!


  • 水府名産 竜神そば

    【販売者】JA茨城みずほ里見直売所(茨城県常陸太田市)
    【製造者】荒井製麺所(茨城県筑西市)
    【特徴】奥久慈水府の山岳地帯で収穫した香り高い玄そばを石臼挽きにした、まざりものがない農協の純そば粉が原料。
    【購入価格(税込)】 260円(200g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉(常陸太田)、食塩
    【茹で時間】 6~7分
    【管理人コメント】 国産原料100%の干し蕎麦がこんなにお買い得なのは、さすがそばの一大産地、常陸太田だ。麺を竿にかけて干したままの形は、滋賀、岐阜、福井の「島田折り麺」が記憶に新しいが、竜神そばはそれらよりも若干細い。
    とても美味しかったが欲を言えば、そば粉の割合を増やしていただいて、常陸太田の玄そばの風味をもっとはっきり味わいたかった。

    竜神峡・大吊橋
    竜神峡は茨城県の奥久慈県立自然公園にあり、竜にまつわる伝説が現在に伝わる地域。V字形の美しい渓谷の中を流れる竜神川をせき止めた竜神ダムの上にかけられた「竜神大吊橋」は、長さは375mあり、歩行者専用の橋としては日本最大級の長さを誇る。四季折々の雄大な自然風景やバンジージャンプが体験できる人気の観光スポット。
    「竜神そば」は、竜神大吊橋のたもとにある水府物産センターのお土産ランキング第3位!


  • 善屋へぎそば 喬へぎ

    【製造者】株式会社松代そば善屋(新潟県十日町)
    【特徴】独特のコシとかたさを併せ持ったご当地そばの新スタンダード。
    【購入価格(税別)】 322円(240g入)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、海藻ゲル、小麦たん白、食塩、増粘剤
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人コメント】 松代そば善屋さんの干しそばは、これで5品目の投稿となる。その中で最も滑らかさと弾力に富んでおり、見た目も御前粉のような白さで少々そば離れしている。こういう麺が好きな人は少なくないだろう。


  • 真昆布そば

    【販売者】 株式会社能水商店(新潟県糸魚川市)
    【製造者】 株式会社自然芋そば(新潟県上越市)
    【特徴】 新潟海洋高校の生徒が、実習繁殖した真昆布を練り込んがそばを商品化しました。
    【購入価格(税込)】 378円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、粉末昆布、山芋粉、食塩、小麦たん白、ふのり/加工でん粉
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 販売元の能水商店は、新潟県糸魚川市で近隣河川に回帰するサケの有効利用と新潟県立海洋高等学校の職業教育を支援するため2010年に設立された。様々な商品を開発しているが、鮭の魚醤「最後の一滴」が一押し商品のようだ。
    さて、この真昆布そばには海洋高校資源育成コースの実習で養殖した真昆布が練り込まれているという。海水温の高い新潟県沿岸に真昆布は自生しないが、冬場の低水温の時期だけ養殖ロープを能生弁天浜に敷設して生長させるらしい。
    今まで食べてきた海藻入りのそばの中で、最も強く昆布の香りが感じられた。更に布海苔も入っているのでヌルヌル食感かと思いきやそうでもなく、自然な食感と爽やかな風味の大変美味しい干しそばだった。
    余談ですが、糸魚川市に「糸魚川」という川はありません。


  • 私が極めた麺 日本そば

    【販売者】 株式会社イースマイルジャパン(岐阜県羽島郡)
    【製造者】 株式会社ナガヤワークス(岐阜県本巣市)
    【特徴】 しまだめん独特の粘着力と弾力が出て、腰・歯応えともに麺のかもし出す妙味が出てまいります。
    【購入価格(税込)】 いただきもので不明(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 表示通りきっちり5分茹でたが芯が残った。「固めが好きな人は30秒ほど早く・・・」と書いてあるが、それはおすすめできない。
    島田式麺は過去3点(福井、滋賀、岐阜)食した。この商品と同じくらいの太目だったと思うが、茹で時間は7分から9分。やはり5分は短いだろう。
    のど越しや腰を楽しむタイプではなく、ゴリゴリあるいはワシワシと食べるタイプ。こういうそばも嫌いではない。


  • 石臼びき 常陸秋そば

    【販売者】 伊勢又米穀製粉株式会社(茨城県常陸太田市)
    【特徴】 石臼びきの「常陸秋そば粉」に、あら挽き粉・甘皮粉を加え味・風味を 封じ込めた逸品。当社ならではの「オンリーワン」商品。
    【購入価格(税込)】 489円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、山芋粉、食塩
    【茹で時間】6分
    【管理人のコメント】 「茨城の蕎麦の味を守ることが使命」と語る伊勢又米穀製粉は、蕎麦の一大産地である常陸太田市で、親子三代に渡り八十年以上も蕎麦粉を作り続けている。この干しそばは、その常陸太田の道の駅で購入したもの。国内一級品のブランド蕎麦「常陸秋そば」の石臼挽きに、あら挽き粉・甘皮粉を加え味・風味を封じ込めた「オンリーワン」商品と言う。
    野趣に富む田舎風蕎麦と思いきや逆で、茹で上がりは白く上品な姿。食感は滑らかで風味は力強い。すべてにおいて「真ん中」。バランスが良いそばだ。


  • 小千谷のへぎそば

    【販売者】 有限会社小千谷そば和田(新潟県小千谷市)
    【特徴】 新潟を代表する郷土食「へぎそば」のご自宅用乾麺。
    【購入価格(税込)】 246円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、海藻、食塩、着色料(クチナシ)
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 和田は昭和元年に現JR小千谷駅前でへぎそば屋を創業、地元のファンはもとより、遠方の客も訪れる名店だ。ついこの前、同社の地粉「とよむすめ」を使用した「和田 小千谷のへぎそば」を食べたところだが、この干しそばはレギュラータイプ。とは言ってもへぎそばの特徴を十分味わえる高いクオリティーだ。


  • 十日町そば

    【販売者】 株式会社新川屋(新潟県十日町市)
    【特徴】 そば処で知られる雪国十日町地方にあって、古くから伝わる海藻を使った製法で作られた伝統のそば。
    【購入価格(税込)】 196円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、澱粉、小麦たんぱく、海藻、増粘多糖類
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 十日町市は、新潟県南部と長野県の県境に位置し、南北にかけて信濃川が流れ、雄大な河岸段丘が形成されている。毎年2メートルを超える雪が降る厳しい冬から生み出される恵みの水は、お米や地酒、そばなどの美味しい食材を育む。
    販売元の新川屋さんは、もち米を使ったおこわや団子が主力商品。この干しそばはリーズナブルな割に、なかなかの風味・食感だった。


  • 新潟 茶蕎麦

    【製造者】 有限会社カネミヤ(新潟県新発田市)
    【特徴】 お茶の色と香りを活かすため、独自な方法でお茶の葉を粉末にして製造しています。自然乾燥ですので、ゆでのびが遅く、麺に透明感があり、光沢があります。
    【購入価格(税込)】 196円(200g)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、お茶、食塩、青色色素(クチナシ色素)
    【茹で時間】3~4分
    【管理人のコメント】 つるつるもちもちの食感と清涼感のある後味は、これから熱い季節、食欲がないときにも食べられる。
    村上市は新潟県北端にあり商業的なお茶の生産地としては最も北に位置している。栽培の歴史は江戸初期(1620年代)、村上藩の大年寄・徳光屋覚左衛門(とくみつやかくざえもん)が宇治伊勢の茶の実を買い入れて、主要地場産業にしようとしたのがその始まりとい言われている。


  • 今庄 おばちゃんそば

    【販売者】 有限会社ほっと今庄(福井県南条郡)
    【製造者】 友吉製麺所(福井県坂井市)
    【特徴】 旨味を逃さない昔ながらの石臼挽き。味わい深い蕎麦に仕上げました。。
    【購入価格(税込)】 2,299円(200g×4袋、麺つゆ付き)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉(今庄製造)、山芋粉末、食塩
    【茹で時間】8分
    【管理人のコメント】 私が物心ついたころ(50年以上前)から、JR福井駅の待合室やホームなど、いたるところに「今庄そば」という名の駅そば店があった。当時、かけそばが50円、プラス15円払うと鉢ごと持って電車に乗れた。電車がホームに入ってきているのに、どうしても食べたいから注文して、鉢をもって電車に駆け込むのだ。(もちろん今は鉢の提供をしていない。)
    うすくち醤油で仕上げた澄んだおつゆに、小麦粉多めの白くて少しふやけた麺。花がつおと刻み葱をのせてできあがり。味も見た目もそこそこ忠実にできたと思う。

    おあつらえ向きの蕎麦鉢がたまたま家にあった。佐渡出身の陶芸家、本間勲さんの作品。

  • 和田 小千谷のへぎそば

    【製造者】 有限会社小千谷そば和田(新潟県小千谷市)
    【特徴】 小千谷産のソバ粉「とよむすめ」と国産小麦粉を使用した「へぎそば」乾麺です。
    【購入価格(税込)】 354円(200g)
    【原材料】 そば粉(小千谷産)、小麦粉(国産)、海藻、食塩、着色料(クチナシ)
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 和田は昭和元年に現JR小千谷駅前でへぎそば屋を創業。地元のファンはもとより、遠方の客も訪れる名店だ。乾麺の自社製造のきっかけは、都内有名デパートで開催された新潟物産展に出店したことで、今では全国に販路が広がっているらしい。
    地粉だけを使用したワンランク上のへぎそば。コシとのど越しの良さは言う前もない。飲み込んだ後で爽やかな香りが鼻を抜ける。新潟の干しそばは、どれも上質で甲乙つけがたい。

    「とよむすめ」とは
    2003年に中央農業総合研究センター・北陸研究センターが新品種として育成を報告。収穫時期がやや遅めだが収穫量が多く、千粒重(1,000粒の重さ)も重く充実している。最も大きな特徴はルチンが多いことで健康効果が高いそばなのだ。当初は中国地方での栽培が見込まれたが、現在種苗が入手できるのは新潟県小千谷市のみらしい。(農研機構ホームページを参照)


  • わたや へぎそば

    【販売者】 株式会社わたや(新潟県小千谷市)
    【製造者】 株式会社自然薯そば(新潟県上越市)
    【特徴】 縮織物の街、小千谷。麻糸を噤む際に使われる海藻「布海苔」がつなぎに使われるようになり、へぎそばは生まれました。しなやかで、のどごしのよいそばです。
    【購入価格(税込)】 375円(200g)
    【原材料】 そば粉(国内製造)、小麦粉、小麦たん白、海藻、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 新潟市内のスーパーには、実に多くの干しそばが販売されている。わたやは小千谷でへぎそば店を創業して100年の老舗。新潟県民に親しまれている。そば屋を始める前、綿の打ち直しなどを生業にしていたことから「綿屋」の屋号がついたらしい。
    少し緑がかった美しい茹で上がり。へぎそばならではのコシと抜群ののど越し。そばの風味も大変豊かで、そば粉の含有量の多さを確信する。新潟のへぎそばはスランプなしの美味しさだ。


  • 農家のそばや 羊蹄山十割そば

    【販売者】 (有)湧水の里 農家のそば屋羊蹄山(北海道虻田郡)
    【製造者】 信州戸隠そば株式会社(長野県長野市)
    【特徴】 北海道羊蹄山ニセコ高原で、香り高い牡丹そばを自家焙煎、石臼挽きされたそば粉を原料に特殊技法により食塩を使用せず、そば粉と水だけで製造され、そばの栄養成分、おいしさを最大限に活かした100%のそばです。
    【購入価格(税込)】 いただき物なので不明(180g)
    【原材料】 そば粉(北海道産)
    【茹で時間】4分茹で、蒸らし2分
    【管理人のコメント】 羊蹄山の伏流水が湧き出る麓で、幻の品種「牡丹そば」を、十割または二八の挽きたて・打ち立てが味わえる店。店のホームページに「ヘリポートもご用意しておりますので、ヘリコプターでの来店の場合は事前にご連絡ください。」との案内に、さすが北海道!スケールが違う!
    黒くて荒々しい表情。モテッとした食感と、甘く香ばしい濃い風味は、大げさに言えば蕎麦掻きを食べている感じ。決して悪い意味ではなく、素材の特徴があふれ出ているということだ。2人前をペロリと平らげて、最後は濃厚なそば湯をたっぷりいただいた。

    「牡丹そば」とは
    牡丹そばは道内で古くから作付けされていたが、背が高くて倒れやすく栽培が難しい、収量が少ないなどの理由から、その改良種である「キタワセソバ」が主流となり絶滅の危機に瀕していた。
    他品種に比べて味や香りが優れていることから、栽培技術の向上、品質の改善が取り組まれているが、現在も生産量が少なく「幻のそば」と呼ばれている。
    本ブログでは以前、北海道樺戸郡薄浦町の「ぼたんそば」を投稿した。