• 仙波さいそくそば

    【製造者】 有限会社仙波そば 八下田商店(栃木県佐野市)
    【特徴】 このそばを贈ったひとから「また欲しい」と言われることから「さいそくそば」と名付けた。
    【購入価格(税別)】 詰め合わせのため不明(170g入)
    【原材料】 そば粉・小麦粉・食塩
    【茹で時間】4分~6分
    【管理人のコメント】 「仙波そば」は佐野市のブランド認定商品。葛生(現 佐野市)の山間部、仙波峡は昔から良質なそばの産地。昔から親しまれてきた山里の素朴な幸を味わって頂きたいと、厳選した玄蕎麦を自家製粉・自家製麺で造り上げている。
    「さいそくそば」「田舎造り」「やまいもそば」「細切り」4種類の仙波そばが入った詰め合わせから、今回は「さいそくそば」をいただいた。
    黒くて太目の麺。茹でていると、そば殻の香ばしさが漂う田舎そばだ。6分茹でても、かなり強い噛み応え。「そば食べてる!」って実感できる本格派。


  • 深大寺そば 梅月

    【販売者】 島田製粉株式会社(東京都三鷹市)
    【特徴】 得意表記無し
    【購入価格(税別)】 500円(300g入、1,667円/kg)
    【原材料】 小麦粉・そば粉・食塩
    【茹で時間】3分
    【管理人のコメント】 昨年の11月、深大寺の新そば祭りで、旅の思い出にと和菓子屋・梅月さんで購入したもの。販売者の島田製粉は深大寺周辺の蕎麦屋さんにそば粉を卸す会社で、「深大寺そば」の名前の干しそばは、ほとんど同社が製造。この干しそばは梅月さんが、お土産用にあつらえたものだろう。
    更科系の細麺。上品でコシがあり、のど越しが良く「江戸のそば」らしさが出ている。そば湯も美味しくいただいた。

    梅月(ばいげつ)の創業は1961(昭和36)年。自家製の羊羹、そば饅頭、大判焼きなどが好評。現在の女将は3代目と聞く。東京都調布市深大寺元町5-12-13(深大寺バス停下車すぐ)


  • 仙波そば 細切り

    【製造者】 有限会社仙波そば 八下田商店(栃木県佐野市)
    【特徴】 多年の経験を基礎に、厳選した玄蕎麦を自家製粉し、独特の製法で香り深く、のどごしの良いそばに仕上げた。
    【購入価格(税別)】 詰め合わせのため不明(200g入)
    【原材料】 そば粉・小麦粉・食塩
    【茹で時間】3分~5分
    【管理人のコメント】 「仙波そば」は佐野市のブランド認定商品。葛生(現 佐野市)の山間部、仙波峡は昔から良質なそばの産地。昔から親しまれてきた山里の素朴な幸を味わって頂きたいと、厳選した玄蕎麦を自家製粉・自家製麺で造り上げている。
    「さいそくそば」「田舎造り」「やまいもそば」「細切り」4種類の仙波そばが入った詰め合わせから、今回は「細切り」をいただいた。パッケージの古風な図柄がいい。
    「田舎づくり」は固めだったので、今回は長めに茹でてみたが、跳ね返るような茹で上がりと、しっかりした噛み応えは変わらない。そば粉の割合が多いからだろう。風味も力強く、並みの干しそばではない。2点の仙波そばを食べて確信!いい干しそばに出会った。


  • 仙波そば 田舎造り

    【製造者】 有限会社仙波そば 八下田商店(栃木県佐野市)
    【特徴】 仙波そばの代表作。そば粉の含有量も高く、独特のちじれた形が手打の食感を生みます。
    【購入価格(税別)】 詰め合わせのため不明(200g入)
    【原材料】 そば粉・小麦粉・食塩
    【茹で時間】3分~5分
    【管理人のコメント】 「仙波そば」は佐野市のブランド認定商品。葛生(現 佐野市)の山間部、仙波峡は昔から良質なそばの産地。昔から親しまれてきた山里の素朴な幸を味わって頂きたいと、厳選した玄蕎麦を自家製粉・自家製麺で造り上げている。
    「さいそくそば」「田舎造り」「やまいもそば」「ほそぎり」4種類の仙波そばが入った詰め合わせから、まずは縮れ麺が特徴の「仙波そば 田舎づくり」をいただいた。以前食べた「木曽路御岳そば」も縮れていたが、さらに激しく縮れている。つゆの絡みがよく、ブルブルっと啜りこむ感じがいい。
    茹で時間の表記が3分から5分だが、4分でも若干芯が残るアルデンテ。しかし、このくらいの食感を楽しむ商品なのかもしれない。そばの風味も豊かで、まさに山里の素朴な味わいを堪能した。


  • ぜいたく ほうじ茶蕎麦

    【製造者】 はたけなか製麺株式会社(宮城県白石市)
    【特徴】 茶師が作ったほうじ茶蕎麦
    【購入価格(税別)】 290円(200g入、1,450円/kg)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉(10%未満)、ほうじ茶パウダー、食塩、小麦たん白/増粘剤(アルギン酸エステル)
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 茹で始めるとほうじ茶の香りが立ってくる。プリプリの腰とツルツル食感は冷麺のよう。ほうじ茶とそばつゆの相性は実にいい。飲み込んだあとは舌の奥に僅かな渋みが残り、爽やかな後味。これは病みつきになる干しそばだ。

    余談ですが、、、
    最近ほうじ茶が流行っているような気がしていた。コンビニではペットボトルのほうじ茶が増えたし、「ほうじ茶ラテ」等ほうじ茶のフレーバーを使ったスイーツやアイスクリームをよく見かけるようになった。調べてみると、ほうじ茶の市場規模は2005年から2015年にかけて約16倍にも増えたらしい。凄!


  • 伊勢いも とろろそば

    【販売者】 有限会社カネスエ製麺所(三重県四日市)
    【製造者】岩田製麺所(三重県四日市)
    【特徴】 選りすぐったそば粉に純県内産小麦と多気町産伊勢いもを、つなぎとしてこだわった。
    【購入価格(税別)】 346円(210g入、1,648円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、山芋(伊勢芋)粉末
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 伊勢いもはヤマノイモ科の中でも特に粘りが強く、食物の消化を助けるアミラーゼ等を多く含んでいる。アクが少なくコクのある味わいから、高級和菓子や料亭などで重宝される貴重な作物なのだ。
    食べて驚いたのは食感の良さ。山芋をつなぎに使った干しそばはたくさん食べてきたが、このそばの噛み応えとのど越しは郡を抜いて絶妙。そして上品だ。そのトレードオフで麺に汁が絡みにくいので濃い目の汁でいただくのがおすすめ。


  • 謹賀新年

    新年明けましておめでとうございます。
    令和2年は大変な年でしたが、今年は明るい年になって、その幸せが末長く続くことを願って、長さが一尺(約33㎝)もある深大寺そばをいただきました。
    今年も干蕎麦日記をよろしくお願い申し上げます。

    令和三年元旦


  • 吉泉園 玉露蕎麦

    【販売者】 株式会社吉泉園(福岡県八女市)
    【製造者】 昭和製麺株式会社(山形県天童市)
    【特徴】 奥八女・黒木の玉露園にて本わら掛けづくりで育てられた本玉露を、
    そばの旨みが最大限引出せる一番粉に練り込み、長時間熟成させて丁寧に仕上げた。
    【購入価格(税別)】 600円(375g入、1,600円/kg)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉(16%)、玉露、食塩、加工でん粉
    【茹で時間】 3分
    【管理人のコメント】 吉泉園(よしいずみえん)はお茶の本場・福岡八女の地で130年前に創業した老舗茶店。その八女茶の玉露を贅沢に練り込んだだけあって、いままで見たどの茶そばよりグリーンが濃くて鮮やかだ。素麺のようなモチモチツルツルの食感に、緑茶の清涼感が加わって、いくらでも食べられる感じ。

    茶そばの始まり
    調べてみると起源は意外と古く、江戸中期までさかのぼる。当時さらしな粉の製粉技術と「湯ごね」という製麺技術が発達したことが要因となって、さまざまな「創作そば」が生まれたらしい。茶そばもその一つ。
    当時の人たちは味の変化だけでなく色の変化を楽しんだ。さらしな粉の「白」、海老切りの「赤」、茶そばの「緑」で三色、これに胡麻切りの「黒」と玉子切りの「黄色」が加わて5色そばとなり、様々な行事や縁起物として流行したと伝えられている。


  • 小粋な薫そば(新そば)

    【製造者】 株式会社卯月製麺(山形県寒河江市)
    【特徴】 北海道産・山形県産の玄ソバの実の中心部を贅沢に使って淡色の上品な蕎麦に仕上げた。
    【購入価格(税別)】 195円(200g入、975円/kg)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩、小麦たんぱく
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】 白い生地と黒い蕎麦皮のコントラストが美しく、珍しいルックスの干しそば。例えればハーゲンダッツのクッキー&クリームだ。
    噛み応えがあり、且つのどごしの良い。「お洒落蕎麦」という感じだ。
    卯月製麺の干しそばは、以前「ほっそり細そば」「さがえそば」をいただいたが、とにかく品質の高さを感じる。パッケージや梱包箱の印刷デザインもハイセンスで、どこをとっても隙が無い。送っても喜ばれる商品だと思う。


  • 山形のさがえそば(新そば)

    【製造者】 株式会社卯月製麺(山形県寒河江市)
    【特徴】 挽きぐるみのそば粉使い、山形らしい素朴で野趣あるれる風味と生そばのような食感が楽しめる太打ちの田舎そば。
    【購入価格(税別)】 195円(200g入、975円/kg)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩、小麦たんぱく
    【茹で時間】 8~9分
    【管理人のコメント】 乾麺の状態から野趣にあふれた見た目で実にいい。茹でるとグッと太くなり、角が立って力強い。食感は期待通りの噛み応え、太麺だけどのど越しもいい。自然な香りと甘みがあり、田舎風でありながら上品さも感じられる。蕎麦湯も美味しくいただいた。


  • 挽きたて二八そば(新そば)

    【販売者】 カドヤ株式会社(東京都町田市)
    【製造者】 株式会社北舘製麺(岩手県八幡平市)
    【特徴】 甘みと香りがよい品種にじゆたか限定使用。玄そばから挽きたて仕込み。
    【購入価格(税別)】 いただきものなので不明(180g入)
    【原材料】 蕎麦粉(国産)、小麦粉、小麦蛋白、食塩
    【茹で時間】 4分
    【管理人のコメント】 茹で上りを水で絞めると瞬時に手触りが変わり、引き締まって跳ね返してくる。食べてみると香り良く甘みが豊かで大変美味しい。稀に見る上質な干しそばだ。

    「にじゆたか」とは
    栃木県在来種「葛生在来」と長野県在来種「戸隠在来 (秋) 」との交配によって東北で生まれ育った新しい品種。倒れにくくて栽培しやすい。大粒でそば粉の白度が高く、味や香りもよく加工業者の評価が高い品種とのこと。


  • 丹生の糸 吉野葛入 手延べそば

    【製造者】 川口製麺所(奈良県吉野郡)
    【特徴】 三輪そうめん作りの伝統技法をさらに錬磨し、厳選したそば粉と吉野葛を独自の製法で練り上げた。
    【購入価格(税別)】 450円(250g入、1,800円/kg)
    【原材料】 小麦粉、蕎麦粉、吉野葛、食塩、食用植物油
    【茹で時間】 6~8分
    【管理人のコメント】 ようやく奈良県の干しそばに出会えた。川口製麺は三輪素麺の正統な製造者。原材料記載の食用植物油は普通そばに使用しない。麺の表面に塗布し、撚りをかけながら引き延ばしていく素麺と同じ手延べ製法を用いているからだ。さらには生産地が最高級葛の産地吉野郡にあり、その吉野葛を混ぜることで弾力と滑らかさを出している。
    三輪素麺と吉野葛という、奈良県が誇る2大名物から生まれた唯一無二の干しそばなのだ。
    実食の印象も唯一無二で、およそ蕎麦の食感とは異なる。「くずきり」という糸状の水菓子があるが、どちらかと言えばそれに近い。夏季にギンギンに冷えた水でしめていただきたい蕎麦だ。


  • 祖谷(いや)そば

    【製造者】 岡本製麺株式会社(徳島県板野郡)
    【特徴】 厳選された玄そばを原料に、丹念に製造した独特の淡白で素朴な味わい。
    【購入価格(税別)】 いただきものなので不明(250g入)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩、小麦たんぱく
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 松山出身の方が地元のスーパーで買ってきてくれた。徳島の干しそばを東京で入手することは、通販も含めてきわめて困難であるため、とてもありがたい。
    祖谷は徳島県の最西部・三好市の深い山中にあり、昼夜の寒暖が激しく水はけのよい傾斜地であることから、そばの栽培に適している。源平合戦の後、この地に流れ着いた平家の落人がそば作りをしたのが祖谷そばの始まりと言われている。
    古来の祖谷そばは、そば皮を多く含み、つなぎをほとんど使用せず、太く短い麺が特徴。しかし近年は、この干しそばのように細くてのど越しの良い祖谷そばを提供する店も増えたらしい。
    地元では『ぼけあげ』という大きな油揚げを乗せた、暖かい祖谷そばが名物らしい。油揚げ好きの福井県人としては是非味わってみたいもの。


  • 大山山麓そば(黒そば・白そば・茶そば)

    【製造者】 株式会社だいせん麺工房(鳥取県西伯郡)
    【特徴】 鳥取県大山町で収穫した自社製粉そば。白・黒・緑の3種をお楽しみ頂ける食べ比べそばセット。
    【購入価格(税・送料込)】 3,400円(黒そば90g×3 白そば90g×2 茶そば90g×2 つゆ60ml×7袋)
    【原材料】 小麦粉、そば(鳥取県大山町産)、加工デンプン(打粉)
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 恐らく小麦粉やつなぎ、塩の添加を極小にするが故の手折り乾燥麺。黒、白、緑の順にいただき、それぞれの個性を堪能。お値段は少々高めだが、十分価値がある品質だった。

    黒そば・・・甘皮を多く挽き込んだそば。野趣に富んだ香ばしさ、しっかりした噛み応えとのど越しは手打ちそばにせまるほど。
    白そば・・・1番粉、2番粉の中心部分を使用したそば。その甘みは口に含んだ瞬間に感じ取れるほど。弾力と滑らかさに富んだ食感。
    茶そば・・・大山町のそばに大山町のお茶を練り込んだ地元原料のそば。自然な色彩のまま、お茶本来の風味とそば本来の風味が高いところで調和している。


  • 蒜山(ひるぜん)そば

    【製造者】 ワークスひるぜん製麺屋三座(岡山県真庭市)
    【特徴】 そばの里蒜山(ひるぜん)と呼ばれる蒜山高原周辺の伝統的な郷土料理。5割そばで、とても風味が良い職人の味わいが家庭で味わえる。
    【購入価格(税別)】 320円(200g入、1,600円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 蕎麦の殻まで挽きこんだ黒っぽい田舎風そば。乾麺の状態は少々荒々しい作りに見えたが、食べてみると繊細さが感じ取れてバランスがよい。胡桃のような独特な風味を感じた。
    蒜山三座は、鳥取県と岡山県の境に位置する、上蒜山(1,202 m)、中蒜山(1,123 m)、下蒜山(1,100 m)からなる連山。高原のふもとは寒暖の差が大きく、蕎麦の栽培に適していて、蒜山そばの栽培は1997年から始まった。これからが楽しみなブランドだ。
    蒜山(ひるぜん)という地名が気になって調べてみた。「蒜」は「にんにく」と読めて、ユリ科の植物を表す漢字らしい。年配の人は野草の野蒜(ノビル)をご存じかと思うが、この地域でノビルが多く自生していたのが地名の由来との説がある。「山」を「セン」と呼ぶのは、岡山県北部や隣接する鳥取、島根の方言のようなものらしい。


  • ほっそり細そば(新そば)

    【製造者】 株式会社卯月製麺(山形県寒河江市)
    【特徴】 挽きぐるみのそば粉を原料に、細打ちにすることで、更科ほど繊細ではなく田舎蕎麦よりも食べやすい、しっかりと風味が感じられる歯切れの良さが自慢。
    【購入価格(税別)】 195円(200g入、975円/kg)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩、小麦たんぱく
    【茹で時間】 3~4分
    【管理人のコメント】 ほっそり細そばは、卯月製麺で人気No.1の干しそば。その名の通り極細の麺。挽きぐるみ粉を使用した田舎そば風ではあるが、茹で上がりは濃い色の中に瑞々しい透明感があり、一目で上質さが感じ取れる。細いのにしっかりした噛み応え、軽薄な弾力や滑らかさではなく、蕎麦らしいのど越しが楽しめる。コスパを含めて最高点!


  • 花いちもん麺 そば

    【販売者】 福玉米粒麦株式会社(愛知県江南市)
    【製造所】 栗本食品興業有限会社(愛知県江南市)
    【特徴】 味と風味を大切に考え、良質の小麦粉とそば粉を原料とした乾麺。
    自然に近い乾燥により、コシの強いなめらかで舌ざわりの良い麺に仕上げた。
    【購入価格(税別)】 180円(250g入、720円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉(25%)、食塩
    【茹で時間】 6分
    【管理人のコメント】 ようやく愛知県の干しそばにありついた。若いころ4年ほど住んだことがあるが、当時から蕎麦との親和性が低い地域だったと記憶している。
    蕎麦の割合が25%なのは、愛知県民には素麺っぽく仕上げた方が無難だからだと勝手な解釈をしている。

    余談ですが
    そば粉の含有量が3割以上あれば割合表示をしなくてよいので、本ブログで紹介している商品の実に70%が割合不明だ。しかし、この商品のように割合が低くても表示されている方が安心で好印象ではないだろうか。


  • 蕎麦(SOBA)

    【販売者】 義野商店(福井県勝山市)
    【製造者】 石塚七左ヱ門商店(福井県大野市)
    【特徴】 記載なし
    【購入価格(税別)】 600円(180g入、汁付き)
    【原材料】 そば粉・小麦粉・山芋粉・植物油
    【茹で時間】 7分
    【管理人のコメント】 「THE」の文字を加えたくなるシンプル過ぎるパッケージ(褒めている)。2020年10月10日に投稿したそば屋「八助」で購入したもの。遠方から食べに来られたお客さん向けのお土産商材だろう。あとで製造元が石塚七左ヱ門商店だったことに気が付く。しかも中身が一見、先日食べたばかりの「こだわり越前そば」にそっくりなので、一瞬はがっかりしたが、よ~く比べてみると、まったく違う麺であることがわかった。
    そば粉の割合、色、茹で時間が違うが、最も気になったのは塩を使っていないこと。過去食べた2商品は塩を使っていた。
    うどんと異なり本来のそばには塩を混ぜないが、干しそばは違う理由があって塩を入れる。塩を使わないということは、そば本来の味・食感にこだわっているということ。この干しそばは、ちゃんと販売元・義野商店のこだわりが生きている。そば粉は勝山在来種を吉野商店で挽いたものを使用していると確信した。
    そして、期待以上の味と食感を味わうことができた。


  • こだわり越前そば

    【製造者】 石塚七左ヱ門商店(福井県大野市)
    【特徴】 福井県産越前そば粉を100%使用し山芋をつなぎに入れてつるつるっとのど越しの良いそば。
    【購入価格(税別)】 500円(180g入、汁付き)
    【原材料】 小麦粉・そば粉・山芋粉・食塩ほか
    【茹で時間】 4~7分
    【管理人のコメント】 石塚七左ヱ門商店製造の干しそばは以前、幅5ミリもある超極太平打ち麺「越前田舎おろしそば」をいただいたが、これは少し細め。小麦粉と山芋粉が少し多めで、よりつるつるとした食感に仕上げている。細めと言っても幅3ミリもあるので噛み応えは標準越えだ。添付のつゆも地元大野の醤油と名水で仕込んだ深い味わい。
    石塚七左ヱ門商店さんは米や餅なども販売していて地元では馴染み深い老舗商店。事務所の1階がセルフサービスの食堂になっていて、おろしそばがナント280円で食べられる隠れた超格安グルメスポットなのだ。


  • みつせそば

    【販売者】 三瀬食品株式会社(佐賀県佐賀市)
    【購入価格(税別)】 188円(400g入/470円/kg)
    【特徴】 良質なそば粉を使用し、丹念に作り上げた。
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 3分半
    【管理人のコメント】 
    三瀬村は佐賀県の北部、脊振(せふり)山地の中にあり、美味しいそば作りに欠かせない澄んだ空気と豊富な天然水に恵まれていることから、そば職人たちをこの土地に引き寄せた。国道263号線沿いの「三瀬そば街道」は、個性あふれるそば屋さんが点在し、美しい自然の中でそばが楽しめると癒しのグルメスポットとして注目されていると言う。
    この商品がそれらと関係があるのかは不明だが、ようやく佐賀県の干しそばに出会えたことは嬉しい。価格からは想像できないバランスの良さ。ただ1点、表示通りの茹で時間だと、かなり堅めの仕上がりになる。九州だけに「バリカタ」がおススメなのだろうか。