• マツコの知らない世界「蕎麦の世界」

    様々なスペシャリストが登場して、その世界の面白さをマツコに解説するバラエティ『マツコの知らない世界』(TBS系、毎週火曜20:57~)。
    6月23日の放送は蕎麦好きで知られるDEENのボーカリスト・池森秀一氏が2年ぶりに登場。全国のライブツアー中に食べ歩いた全国の蕎麦の名店のほか、おすすめの干しそばも紹介した。
    2年前の放送では信州田舎そば小諸七兵衛を紹介・絶賛し、おかげでこの商品はどのスーパーでも見かけるようになった。
    今回池森氏が選んだ「乾麺ベスト3」は下記の通り。

    1位 そばの極み 八割そば(おびなた)
    2位 太兵衛そば(永坂更科)
    3位 裁ちそば(奈良屋)

    「ランキング」というキーワードはブログへの集客効果が大きい。しかし私がこの干蕎麦日記でランキングを掲載しない最大の理由は「食べた印象を正確に長く記憶して平等に比較することができない」からだ。食べた時の印象は直ちに書き残すことにしているが、しょせんそれはわずかな文字情報に過ぎず順位を決める基準にはならない。そして食べた数が増えるほど、それは益々困難になっていく。
    ネットや電波で商品の優劣を語るには多少の責任を負うと思うが、私はその自信が無い。このブログは「干しそばのカタログ」であればよいと思っている。


  • 本物の信州そば(よこ亭監修)

    【製造元】 山本食品株式会社(長野県長野市)
    【販売元】 有限会社飯綱町ふるさと振興公社
    【特 徴】 長野県上水内郡飯綱町にあるそば処 よこ亭の十割そば。蕎麦は無農薬の自社栽培。飯綱町で収穫した高品質なそば粉「信濃1号」を100%使用。飯綱町は寒暖の差が大きい地域で、甘みと香りが高く、コシが強いのが特徴。
    【購入価格(税別)】 600円(200g入、@3,000円/kg)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 ネット上で購入者から高い評価を得ている。干しそばの中ではかなりお高めの商品。
    調べると「よこ亭」は有限会社飯綱町ふるさと振興公社が、そばの栽培から店舗までを一環して運営する屋号。この干しそばは同社が原材料の提供と監修を行って山本食品が製造している。
    見た目は玄そばを外殻ごと砕いたものを丸ごと石臼で挽いた「田舎挽き」。そば殻のつぶつぶが多く見られる。
    田舎挽きのそば粉を十割で乾麺にすることは非常に難しいはず。しかもこの商品はよこ亭のこだわりなのか若干細打ち。それを成し遂げてしまう山本食品は凄い。
    沸騰した湯に干しそばを投入すると、あっという間にそばが溶け出しブクブクと泡立ってくる。吹きこぼれと麺折れに気を付けてゆっくりかくはんしながら茹でる。
    噛み応えがあって少しモソっとしているが細めなので、つるつるっと行ける。甘みと香りは評判通り。
    そば湯は蕎麦殻の粉が多く沈殿していて濃厚。


  • うらうす名産 手のべ ぼたんそば

    【製造元】 有限会社 滝の糸大澤製麺(北海道滝川市)
    【販売元】 株式会社北海道アグリマート(北海道樺戸郡薄浦町)
    【特徴】 「ぼたんそば」は最も古い北海道推奨の在来種で風味がよく甘みがある。
    【購入価格(税別)】 380円(180g入、@2,111円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、食用植物油
    【茹で時間】 3分~4分
    【管理人のコメント】 茹でる前から赤みをおびたと色とザラリとした手触りが、他の干しそばと一線を画している。
    茹でているときに甘く香ばしいクッキーのような匂いを放つ。
    茹で上がりはピンと張りがあり、噛むと旨味と甘みがにじみ出る。飲み込んだ瞬間香ばしさが鼻を抜けていく。
    そば湯は意外と薄いが美味しくいただいた。
    満足感100%の干しそばだった。

    「牡丹(ぼたん)そば」はそばの品種名。道内で古くから作付けされていたが、背が高くて倒れやすく栽培が難しい、収量が少ないなどの理由から、その改良種である「キタワセソバ」が主流となり絶滅の危機に瀕していた。
    他品種に比べて味や香りが優れていることから、浦臼町が地域を挙げて栽培技術の向上、品質の改善に取り組んでいる。しかし現在も生産量が少なく「幻のそば」と呼ばれている。


  • 土川そば

    【製造者】土川そば盛岡(岩手県盛岡市)
    【特徴】良質な玄そばを吟味精製した味と香りに優れた干し蕎麦。茹で上げて時間が経っても伸びないのが特長。
    【購入価格(税別)】 1,000円(1,300g入、@769円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 10分
    【管理人のコメント】 岩手に「土川そば」という美味しい名物そばがあると聞き、ネットで探したらすぐに見つかった。
    包装からして田舎風でいいではないか。中に650g入りの袋が二つ入っていた。
    黒くて太い麺はいかにも田舎づくり。説明はないが、蕎麦の殻まで挽きこんだ全層挽きに違いない。
    野趣に富んだ風味を持ちつつ、うどんのような滑らかさがある。

    余談ですが・・・
    食べたことがなかったり、美味しいと評判の商品をネットでみつけると、よく調べないで購入する。
    今回も食べた後であれこれ調べていたら、そっくりのパッケージの商品が3つあることを知った。

    ①有限会社土川そば
     岩手県岩手郡岩手町大字坊2-22-1(土川地区に隣接)
     ホームページなし
    ②土川そば盛岡(商品名「土川そば」で商標登録)
     岩手県盛岡市厨川1丁目19-17
     http://www.tuchikawa-soba.com/
    ③有限会社土川製麺(商品名「土川そばものがたり」で商標登録)
     岩手県八幡平市大更32-578
     http://tsuchikawa-seimen.com/

    どうやら①が最も古く、その後②→③の順にできたらしい。今回購入したのは②だ。
    代表者の苗字が同じでパッケージもそっくり。なぜこのような紛らわしいことになっているのか、、、。
    謎多き土川そば。


  • 劇的に美味しくなる!?干しそばの茹で方。

    「干しそばは5分~10分水につけてから茹でると劇的に美味しくなる!」という情報をネット上でよく見かけるが本当だろうか。
    やってみました。
    差があるとしたら太打ち麺で茹で時間が長めのほうが出やすいはずなので、標準茹で時間10分の太打ちをチョイス。10分弱水につけて沸騰した鍋に移し、時々噛んで確かめながら茹でていくと約半分の時間(5分強)で茹で上がり、水でよく洗ってざるにあげる。

    左が水につけずに茹でたもの。右が水につけてから茹でたものだ。
    右(水につけたもの)の色が若干濃いことに気が付くが、その理由は今のところわからない。
    食してみると硬さの違いがあるものの、これは茹で時間の長短で変わってしまう。もっと本質的な違いを探るために麺つゆをつけないで何度も咀嚼を繰り返していった。

    【今回の結論】
    確かに水につけた方が滑らかで臭みが少なく美味しく感じた。しかしそれは微細な差で、今回のように2種類を食べ比べないことにはわからないと思う。麺つゆを付けたらなおさらだ。今回の試みでは「劇的に美味しくなる!」とまでは言えない、という結論に至った。


    別の干しそばでは如実な結果が出るかもしれないが、一般的な干しそばで劇的に美味しくなるのであれば、メーカーさんはこのレシピをパッケージに印刷しても良いはずだが、そのような商品は今のところ見当たらない。


  • 夜久野そば

    【製造者】やくの麺業株式会社(兵庫県朝来市)
    【特徴】国内産の蕎麦をまるごと挽き込んだ香り高いそば粉を使用。国内産山芋を使用しておりコシとのど越しが抜群。
    【購入価格(税別)】 450円(300g入、@1,500円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、山芋粉末
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 京都府と兵庫県の県境に位置する火山灰からなる夜久野高原はかつて良質の蕎麦の産地で「夜久野そば」は出石そばと並んで但馬の名蕎麦として有名だった。この商品は鳥取産ほか国内産のそば粉を用いて、かつての夜久野そばの伝統的製法で作ったとしている。


  • 地湧の里そば 塩狩峠

    【製造者】マルカワ製麺(北海道上川郡)
    【特徴】厳寒の地北海道産玄そばの一本挽き。自然乾燥なので腰強い。食塩も安心の天日塩。
    【購入価格(税別)】 700円(500g入、@1,400円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、天日塩
    【茹で時間】 10分
    【管理人のコメント】 特段太くないが湯で時間がまさかの10分。少し疑って数分おきに固さを確かめながら茹でた結果、10分は適正な茹で時間だった。蕎麦の成分は湯に溶け出しやすいので一般的に茹で時間は短いほうが良いと聞く。
    茹で上がりは麺が立っていて食感が野性的でいい。モチモチではなくザクザクといった感じだろうか。語彙力が乏しく伝えづらいが、今までにない干しそばだった。
    パッケージの「塩狩峠記念館」は、三浦綾子旧宅を復元、小説「氷点」執筆の部屋や小説・映画「塩狩峠」に関する資料などが展示されている。
    所在地:〒098-0125 北海道上川郡和寒町字塩狩543


  • 信州 戸隠そば

    【製造者】信州戸隠そば株式会社(長野県長野市竹富)
    【特徴】厳選された原材料を使用し、製麺技能士らが心をこめて製造した正統派のそば。
    【購入価格(税別)】 280円(220g入、@1,273円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、小麦たん白
    【茹で時間】 5分半~6分
    【管理人のコメント】 白い更科風のそば。麺の長さが17cmとかなり短かめ。手打ちの場合「うどん一尺、そば八寸」(八寸=約24cm)ということわざがあるが、これは巻き棒の長さに由来するものらしい。では干しそばの長さを各社がどのように決めているのか?調べてもわからなかったが、多くは八寸より若干短めだと思う。麺が短いと箸で持ち上げるときにほぐれやすいし蕎麦猪口に移動しやすく食べやすい。音を立ててすすることがマナー違反とする海外の方に喜ばれるかもしれない。
    話を本題に戻すと、このそばは絶妙な弾力と滑らかな食感で風味の面でも食べやすい商品だった。


  • 信州 本十割そば

    【製造者】信州戸隠そば株式会社(長野県長野市竹富)
    【特徴】(社)長野県農村工業所の開発による二軸エクストルーダーを用いた特殊加工により結着性を強化されたそば粉と高級そば粉をブレンドして製造。長年かけた研究と技術により完成したそば粉100%の「究極のそば」。
    【購入価格(税別)】 383円(200g入、@1,915円/kg)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 4分茹で+2分むらし
    【管理人のコメント】 久しぶりの十割に心が弾んだ。茹でる前は変哲のない挽きぐるみの平打ち麺に見えたが、茹で上がりは濁りがないきれいな杏子色に変貌。この時点で異彩を放っている。
    最初に何も付けずにそのまま食べて思わず「おー!」と発してしまった。豊かな蕎麦の風味。十割なのにもちもちした食感とのど越しの良さ。干しそばの可能性がまた広がった。
    とにかく十割にありがちな「ごりごり、ざらざら」といった食感や臭みがないので、十割を嫌っている人にも是非お試しいただきたい。
    無塩で濃いそば湯もたっぷりいただきました。


  • 栃の実そば

    【販売者】おぐに白い森株式会社(山形県西置賜郡)
    【製造者】石黒製麺株式会社(山形県南陽市)
    【特徴】山形県小国町産栃の実を粉末にし練りこんだ、栄養満点で身体にやさしい栃の実そば。
    【購入価格(税別)】 300円(200g入、@1,500円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、栃の実粉末、食塩
    【茹で時間】 5分半~6分半
    【管理人のコメント】 栃の実は縄文時代の人々の主食のひとつだったと考えられている。サポニン、ポリフェノールによる抗酸化作用、血糖値上昇抑制作用があることから古来より漢方としても用いられたらしい。
    子供のころ山家の人から度々「栃餅」をいただいて食べていたが蕎麦はこれがはじめて。縄文時代ならわかるが、何故現代において栃の実を餅に入れるのか、その当時は理解できなかった。
    栃の実はでんぷんを多く含んでおり(表現が不適切かもしれないが)独特のぬめりを感じる。濃い色も栃の実のせいだろうか。ほのかに独特の香りがするが癖が強いわけではなく食べやすいそば。
    古の人々の暮らしに思いを馳せながら成人病予防のために食す蕎麦、といったところだろうか。


  • 花笠そば(細切り)

    【製造者】安達製麺(山形県村山市)
    【特徴】そば粉の原料も数種類のそば粉をブレンドし「香り・色合い・舌ざわり」を調整して製造。大量生産に向かない「多加水熟成法」により、もっちりとした食感と、つるつるとしたなめらかな舌ざわり、歯ごたえの良い「麺のこし」を生んでいる。
    【購入価格(税別)】 220円(180g入、@1,222円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、小麦たん白
    【茹で時間】 4分~6分(誤り)
    【管理人のコメント】 山形県は良質な蕎麦の産地だが、中でも村山市は日本でトップレベルの軟水を産することから、これを使用している同社の蕎麦は極めて美味しいとされている。そしてこの蕎麦は極めて細く、茹でる前の太さは素麺級の約1.3mm。普通の蕎麦でなく素麺でも無い独特な食感がユニーク。
    花笠そばシリーズには以前まで「極太(幅5.5mm)」もあったらしいので復活を期待する。

    恐縮ですが・・・・
    袋に記載の茹で時間は「4~6分」だが腑に落ちなかったので販売元のwebサイトで確認したところ「茹で時間2.3~3.0分でこし強め、3.0~4.0分で喉こしつるつる感強め」との表記。恐らく「太切り」の袋と共用しているからだろう。これはちょっとまずいですな。「細切り」の緑色のシールに正しい茹で時間を入れたらどうだろうか。



  • 日本一黒い蕎麦

    四谷3丁目交差点の近くに「音威子府Tokyo」というお蕎麦屋さんがある。
    店の名物「音威子府蕎麦」は日本一黒い蕎麦として有名。音威子府の製麺所から生麺を空輸で取り寄せているらしい。
    こんなに黒い理由は「甘皮ごと挽く挽きぐるみだから」と言うが、はたしてどうだろうか。地元の観光ガイドには「さまざまな説があるが今も謎に包まれたまま」と書いてある。
    太くて硬めの麺は歯応えがあるが、見た目ほどの癖はなく食べやすい。
    干しそばもあるらしいので、近々投稿されることだろう。

    「音威子府TOKYO」東京都新宿区舟町3−6 今塚ビル 1F
    ご主人は一瞬こわおもてですが話をすると気さくでやさしい人

  • さぬき 天狗そば

    【製造者】木下製粉株式会社(香川県坂出市)
    【特徴】専用の製粉工場にて製粉したばかりの新鮮な小麦粉を使用、そして讃岐伝統の製造技術による本品は、きっと本場のそば同様ご満足いただけるもの。
    【購入価格(税別)】 200円(300g入、@667円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】 上記の通り、パッケージに記している説明は小麦を自慢しているが、そば粉には触れていない。また「きっと本場のそば同様・・・」という件にも、この地域におけるそばとの距離感が垣間見られる。
    商品名の「天狗」は同社の所在地に隣接する白峯山の相模坊天狗(通称「さがん坊」)に由来するものらしい。素敵な商品だと思うので仲間外れにせず、せめて自社のホームページには掲載しておいていただきたい。笑
    もちもちっとして、お値段以上にとても美味しくいただきました。


  • たまやの冷たい肉そば

    【製造者】 有限会社玉谷製麺所(山形県西村山郡)
    【特徴】歯応えのある親鳥を添えた山形県村山地方ののお蕎麦屋さんの人気メニューを家庭で味わえる。
    【購入価格(税別)】 346円(そばのみ180g、1,922円/kg)
    【原材料】小麦粉、そば粉、食塩、(つゆ付き)
    【茹で時間】6分15秒
    【管理人のコメント】 関東で「肉そば」と言えば多くが豚肉だと思うが、山形県村山地方※1のソウルフード肉そばは、出汁をとった親鳥を刻んで添える。元々は戦前、河北町※2のそば屋さんで酒のつまみに出していた馬肉の煮込みを盛りそばにかけて出したのが始まりらしい。
    この商品は鳥出汁の濃縮つゆが付いているから水で薄めるだけでオーケー。鳥肉は手抜きをして缶詰でご勘弁。
    つゆは少し甘めで油を含んでいるが意外とすっきりした味わい。そばは太めで野趣に富んだ風味の田舎そば。夏のスタミナ補給にうってつけのそばだ。

    ※1.村山地方とは、山形県の山形盆地を中心とした地域のこと。14市町が属し、行政面では村山総合支庁が管轄している。山形県民の約半数が居住する。
    ※2.山形県西村山郡河北町(かほくちょう)は、山形県のほぼ中央部にある人口約1万8千人の町。

    やきとりの缶詰は別売りです(念のため)

  • えごまそば

    【製造者】マルカワ食品(北海道上川郡)
    【特徴】成人病の予防やダイエットに効果が期待されるDHA、アルファリノレン酸が豊富な剣淵産の「えごま」を北海道産小麦と剣淵産そば粉にミックス。えごまは自家焙煎、小麦は人気の春まき小麦、そば粉は粗めの自社製粉で蕎麦の風味を出した。えごまの油分で喉越し良し。
    【購入価格(税別)】 330円(200g入、@1,650円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、小麦蛋白、えごま、天日塩
    【茹で時間】 10分
    【管理人のコメント】 茹でているときに香ばしい油の香りがする。茹で上がりを洗うとその香りは消えたかと思うと、飲み込んだ直後に返ってくる。とても滑らかで弾力がある食感。北海道産の原料だけで作った健康と楽しさと上質の3つを兼ね備えた商品。
    老婆心ながら茹で時間は9分以下がよろしいかと、、、。


  • 十日町名産 妻有そば

    【製造者】株式会社玉垣製麺所(新潟県十日町市)
    【特徴】厳選した玄そばを自社製粉し、挽きたてのそば粉を使用した香り高いそばです。 つなぎに布のり(海藻)を贅沢に使用することで、風味豊かで独特なコシと滑らかな舌触りが特徴。
    【購入価格(税別)】 220円(200g入、@1,100円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、海藻、食塩、加工澱粉
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 三軒茶屋で小料理屋を営む十日町出身の女将がおすすめ。
    布のりが生み出すねっとりとして弾力のある食感は、今まで食べたへぎそばのどれよりも強く感じた。風味良く噛むと甘みがあふれてくる。さすが女将おススメの逸品!
    新潟県の一番南端の雪国地帯を「妻有郷(つまりごう)」と言って、現在の十日町市(旧川西町・旧中里村・旧松代町・旧松之山町)・津南町が属している。
    パッケージが英語併記なので、海外の人も助かるだろう。


  • 江丹別そば

    【販売者】 藤原製麺株式会社(北海道旭川市)
    【特徴】北海道の中央、大雪山の麓に位置する江丹別は、そば栽培に最適な気候により、周辺の地区とともに玄そばの産地となっている。
    「江丹別そば」はほのかな甘みと豊かな風味が特徴の逸品。
    【購入価格(税別)】185 円(250g、740円/kg)
    【原材料】小麦粉、そば粉(江丹別産)、小麦たん白、食塩
    【茹で時間】4~5分
    【管理人のコメント】 旭川市は幌加内町、深川市に次ぐ道内のそばの産地であり、その大部分を人口わずか300人足らずの江丹別地区で生産している。また江丹別では畜産業も盛んで乳製品でも有名。
    藤原製麺さんの商品で「幌加内そば」とはそば粉の産地の違いだけであり、純粋な食べ比べとなった。両社はかなり似た食感、風味でありながら、違った点は「甘み」だった。江丹別そばは、そばつゆを付けずに食べた瞬間「甘い!」と感じた。上質でありながらこのお値段は嬉しいが、残念ながら東京で手に入れるには送料がかかる。


  • 北海道 韃靼そば

    【製造元】マルカワ食品(北海道上川郡)
    【特徴】ルチンいっぱいの北海道産の韃靼そば粉と北海道産そば粉をミックスし
    自然乾燥でじっくり寝かし腰の強いものにしました。韃靼そば粉の苦味も抑えています。
    【購入価格(税別)】270円(200g入、@1,350円/kg)
    【原材料】小麦粉、そば粉(北海道産)、韃靼そば粉(北海道産)、食塩
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 韃靼そばは普通のそば粉の100倍ルチンが含まれている。ルチンのポリフェノールは抗酸化作用のほか、血圧や血糖値を降下させ、血栓を防いで血流をスムーズにするため、高血圧や動脈硬化などを改善し、糖尿病の予防効果もあるとされている。茹で汁が黄色いのはルチン(フラボノイド系天然色素)が流れ出したもの。
    茹で時間を5分半にしてみたら芯を感じるくらい硬めだった。パスタ同様好みだと思うが、個人的にはこのくらい硬くてもOK。風味は普通のそばとあまり差が無く食べやすい。


  • 幌加内そば

    【販売者】 藤原製麺株式会社(北海道旭川市)
    【特徴】そばの生産量有数の幌加内は、北海道でも寒暖の差が激しい場所。その厳しい気候と大自然に恵まれた大地が良質のそば粉を育んでいる。「幌加内そば」は少し太めの田舎風そばの香りが楽しめる味わいに仕上げた。
    【購入価格(税別)】185 円(250g、740円/kg)
    【原材料】小麦粉、そば粉(幌加内産)、小麦たん白、食塩
    【茹で時間】4~5分
    【管理人のコメント】 幌加内は1970年代に米の減反政策が始まってから、そばの作付面積を増やし続けて1980年に日本一になった。量だけでなく栽培から加工まで、良質なそばの産出条件に恵まれている。今では「日本一のそばの里」と呼ばれている。
    1袋(多分2人前)250gは多めで食べ応えあり。麺の色が少し変わっていて、食べてみると今まで食べた中で一二のもちもち系。香りもよく申し分ない。いろんな面で「さずが北海道!」と思える商品。