• 業務用 日本そば

    【製造元】 池島フーズ株式会社(静岡県浜松市)
    【特徴】 厳選したそば粉と天竜川の伏流水を使い、丹念に仕上げた。風味豊かでコシがある。
    【購入価格(税別)】 438円(500g入、@876円/kg)
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】 静岡は蕎麦のイメージが薄いが、平成28年の統計によると全国34位の生産量がある。池島フーズさんは様々な麺を製造しているが、お茶処のだけに茶そばが評判らしい。
    業務用は質より量のイメージがあるが、想像したよりコシがあり風味もよかった。


  • 特選そば 十割そば専用工場謹製

    【製造元】 山本食品株式会社(長野県上水内郡)
    【販売者】 遁所食品有限会社(新潟県南魚沼市)
    【特徴】 国内産の蕎麦粉のみを使用し、十割蕎麦専用工場で造り上げた特選のそば。安全と旨さをさらに追求した手打ちそばに勝るとも劣らない味と香り。
    【購入価格(税別)】 359円(200g入、@1,795円/kg)
    【原材料】 そば粉
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】 山本食品の十割蕎麦専用工場で製造しており、おそらく中身は山本かじのブランドの「元祖十割そば」と同じ商品かと思われる。
    いずれにしてもすばらしい商品だ。蕎麦湯もたっぷりいただいた。


  • 金比羅そば

    【販売者】 株式会社讃岐物産(香川県観音寺市)
    【特徴】 そばの豊かな風味とのど越しの良さが特徴。
    【購入価格(税別)】 520円(720g入、@723円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、小麦たん白
    【茹で時間】 5~6分
    【管理人のコメント】 うどん県香川でも干しそばが作られているのは嬉しい。
    同社はうどんやそうめんなど豊富な小麦製品を販売している。


  • マルちゃん 天ぷらそば

    【販売者】 東洋水産株式会社(東京都港区)
    【特徴】 なめらか仕上げの、ノンフライ麺!
    【購入価格(税別)】 70円(5袋入350円、スープ、かやく付)(麺75g入、@933円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、植物性たん白、卵白
    【茹で時間】 3分
    【管理人のコメント】 対象外の感があるが、これも干しそばの面白さのひとつである。
    付属のかやく(海老、玉ねぎ、青さの揚げ玉)は、盛り付けてみると何とも可愛らしく味のアクセントにもなっている。個人的には大好きな商品。
    ちなみに干蕎麦日記は、お湯をいれるだけのカップそばは対象外とする。


  • 信州 八割そば

    【販売者】株式会社沢製麺(長野県上伊那郡)
    【特徴】 古来本づくり
    【購入価格(税別)】 279円(240g入、@1,163円/kg)
    【原材料】 そば粉(国内製造)、小麦粉、食塩、やまいも粉
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】 八割で甘皮も多く含まれている様子だが、やまいも粉の効果か上品で喉越し良く仕上がっている。蕎麦湯も美味しくいただいた。
    第35回信州そば品評会で食糧庁長官賞受賞商品。


  • 深大寺そば

    【販売者】 島田製粉株式会社+ST「東京都三鷹市)
    【特徴】 70年前から丸挽き石臼一本蕎麦粉を使用。深大寺伝統の一尺(33㎝)の長さを再現。
    【購入価格(税別)】 700円(300g入、@2,333円/kg)
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】 3分
    【管理人のコメント】 東京都調布市の深大寺周辺は、昔からそばが名物で名店が軒をならべる。新蕎麦の季節に開催される「深大寺そば祭り」は蕎麦好きが毎年楽しみにしている。
    島田製粉は深大寺周辺の蕎麦屋さんにそば粉を卸す会社。その会社が自ら販売する干しそばなので間違いはない。
    訳あって入手方法は限られるようだが、私は伊勢丹デパートで購入した。
    干しそばの中では最も高価な分類。


  • かっちゃま(勝山そば)半生

    【販売者】 有限会社米又MS(福井市文京)
    【特徴】 自然豊かな恐竜の聖地、勝山で採れたそば粉を使用。
    【購入価格(税別)】 550円(240g入、@1,875円/kg)
    ※ただしツユを1個50円として100円を引いてキロ単価を算出。
    【原材料】 小麦粉、そば粉、食塩、酸味料、植物端末色素
    【茹で時間】 4~5分
    【管理人のコメント】干蕎麦日記で半生麺はルール違反だが管理人の地元商品ということでお許しいただきたい。北陸自動車道上り・南条SAで購入。勝山の地粉を使っているのがうれしい。全粒を使った田舎づくりの蕎麦。
    福井県(特に勝山市)は、そこら中に恐竜の絵やオブジェで溢れてるんやって。そばのパッケージにも当然?恐竜の絵は必要やざ!(方言です)
    勝山観光ナビ:https://katsuyama-navi.jp/


  • 奥会津山芋蕎麦

    【販売者】 株式会社奈良屋(福島県南会津郡)
    【特徴】 会津で収穫されたそばの実をじっくり挽きこみ、つなぎに山芋を加えた滑らかなのど越しが特徴。3種類の幅の麺を混ぜ合わせた乱切り仕上げ。
    【購入価格(税別)】 378円(200g入、@1,890円/kg)
    【原材料】 そば粉(会津産)、小麦粉、食塩、山芋粉
    【茹で時間】 5分
    【管理人のコメント】味の良し悪しに関わらず、地の材料にこだった商品は好きだ。わざわざ買って食べる価値がある。 パッケージデザインにもこだわりを感じる。


  • 奥出雲 蕎麦

    【販売者】 有限会社本田商店(島根県雲南市)
    【特徴】 有機原料100%使用
    【購入価格(税別)】 329円(180g入、@1,828円/kg)
    【原材料】 有機小麦粉(国内製造)、有機そば粉、食塩
    【茹で時間】 4分半
    【管理人のコメント】 太めの平打ち麺。甘皮を多く含むが臭みはなく、しっかりした食感。良質な粉を使っていると思われる。蕎麦湯は薄めだけど美味しい。
    雲南市を含む奥出雲は昔からそばの産地。江戸時代の松江藩主が信濃からそば職人を呼んで普及させたとの説がある。出雲そばは、戸隠そば、わんこそばを含めた日本三大そばのひとつ。(ただし日本三大そばは諸説ある)


  • 信州とろろ蕎麦

    【販売者】枡田食品株式会社(長野県飯山市)
    【特徴】国産原料を使用。
    ・小麦粉 北海道、長野産
    ・そば粉 北海道、長野産
    ・やまいも粉 青森県産
    【購入価格(税別)】299円(200g入、@1,495円/kg)
    【原材料】小麦粉、そば粉、やまいも粉、食塩
    【茹で時間】3分半
    【管理人のコメント】白い麺。そばの味は薄いものの、喉越し良く美味しい麺。
    茹で汁が濃厚なのは、そばではなくやまいも粉が溶け出したものと思われる。蕎麦湯も美味しくいただいた。


  • 信州 もみ切りそば

    【販売者】株式会社シジシージャパンAR25(東京都新宿区)
    【製麺地】長野
    【特徴】つゆの絡みがよく、みずみずしいのどごし
    【購入価格(税別)】128円(195g入、@656円/kg)
    【原材料】小麦粉、そば粉、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 「揉み切り」とは手で揉むことによって麺が波打ち、ほぐれやすく、つゆの絡みがよくなるというもの。確かに乾麺の状態は凸凹だ。
    多くの製品が1束80~100gなのに対して、この製品の良い点は1束が65gと極端に少ない。少食の人は1束、大盛を食べたい人は2束という使い方ができる。


  • 山形秘伝の味 こんにゃくそば

    【製造者】合資会社酒井製麺所(山形市)
    【特徴】酒井製麺所と上山市の丹野コンニャク店との共同開発。
    【購入価格(税別)】270円(150g入、@1,800円/kg)
    【原材料】小麦粉、でん粉、そば粉、こんにゃく精粉(国産)、食塩
    【茹で時間】4分
    【管理人のコメント】ローカロリーと思いきや普通のそばとほとんど変わらず100gあたり340~350kcal。茹でているとこんにゃくの匂いがして、この時点で蕎麦湯が飲めないとこがわかった。茹で上がりの見た目もこんにゃくっぽい感じがする。
    しかし食べてみて驚いた。いままで食べたこんにゃく麺はいずれも、こんにゃく独特の香りと食感が強かったが、この商品は全く違いとても美味しい。当然喉越しも良い。
    海外生活をしている坂本龍一氏がわざわざ日本から取り寄せる気持ちがわかる。


  • 信州高原蕎麦

    【製造者】桝田屋食品株式会社(長野県飯山市)
    【特徴】長野県のそば粉を使用
    【購入価格(税別)】368円(200g入、@1,840円/kg)
    【原材料】小麦粉、そば粉、食塩、海藻
    【茹で時間】4分
    【管理人のコメント】長野では珍しくつなぎに海藻を使っており、色・食感ともに新潟のへぎ蕎麦に似ている。
    袋に「国産そば粉使用」と印刷してあり、左側に「長野県産そば粉使用」のシールが貼ってあるので、恐らくいつも長野産ではないのであろう。ホームページを見ると長野産シールが貼っていない商品の茹で時間が5分(1分長い)となっている。購入するときに注意が必要だ。

    こちらは、そば粉が長野産ではないときのパッケージ

  • 越の海藻挽き(くさびき)そば

    【製造元】 株式会社長岡小嶋屋(新潟県長岡市)
    【製麺所】 信州戸隠そば株式会社(長野県長野市)
    【特徴】滑らかな喉越し、コシの強さ。始めて蕎麦粉にふのりを入れた、へぎ蕎の老舗小嶋屋の乾麺。
    【購入価格(税別)】500円(200g入、@2,500円/kg)
    【原材料】小麦粉、そば粉、海藻、食塩、醸造酒、酸化防止剤(ビタミンC)、クチナシ色素
    【茹で時間】4分
    【管理人のコメント】老舗のへぎそば屋さんの味が自宅で味わえるとあって、干しそばの中では最も高価。それだけあってとにかく美味しい!
    「海藻挽き」とは、高品質の玄そばを丁寧に石臼で挽き、青森県などで採れた海藻の布海苔(ふのり)だけをつなぎにした独自の製法ということだ。
    新潟県中魚沼郡川西町(現十日町市)で、小林重太郎が海藻をつなぎとするそば屋を開業し、その後「長岡小嶋屋」と「小島屋総本家」に分かれたらしい。



  • 挽きぐるみ そば

    【販売元】 株式会社成城石井(東京都世田谷区)
    【特徴】成城石井のプライベートブランド商品。北海道産のそば粉、小麦粉を使用。
    【購入価格(税別)】475円(320g入、@1,484円/kg)
    【原材料】そば粉、小麦粉、小麦蛋白、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】成城石井さんは普通のスーパーとは一線を画し、ちょっと高級な食材を扱品揃えしている。だから北海道産の原料にこだわり、食感は上品な仕上がりだ。お値段はちょっとだけお高め。製造元はどこだろうか。


  • 元祖十割そば

    【製造元】株式会社山本かじの(長野県長野市)
    【特徴】そば粉100% 食塩無添加。飯綱町十割蕎麦専用工場で作られている。
    【購入価格(税別)】365円(200g入、@1,825円/kg)
    【原材料】そば粉
    【茹で時間】6分ゆで+蒸らし2分
    【管理人のコメント】茹でているところからゆで汁の濃さに驚く。そば自体はグルテンを含まないため小麦粉を入れない十割そばは、ゆで汁に成分が溶け出しやすいせいだ。ご飯を炊いたときの「おねば」が鍋の淵につくほどだ。だから十割は必ず蕎麦湯をいただく。
    全粒を使用しているため香ばしい風味にあふれ噛み応えも本格的だ。蕎麦湯は美味しいあまり、どんぶりいっぱいほど呑んでしまった。塩分ゼロなので健康にもよい。
    山本かじのさんは十割蕎麦を三種出している。


  • 乱切り 二八

    【製造元】株式会社奈良屋 (福島県南会津郡)
    【特徴】自家製粉の粗挽きそば粉を主原料に、そば本来の風味を追求した八割そば
    【購入価格(税別)】318円(240g入り)、@1,325円/kg)
    【原材料】そば粉(国内製造)、小麦粉、食塩、小麦蛋白
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】乾麺の写真をよーく見ていただくとわかるが太さがまちまち。これが「乱切り」というわけだ。とてもユニーク。太さが違うものを別々に製麺して、あとで混ぜているのだろうか。
    風味、食感ともに上々。240gで3人前表示(1人前80g)は少な目。


  • 十割そば本舗 伝統の二八そば

    【製造元】山本食品株式会社(長野県長野市)
    【特徴】江戸の名物だった二八そば。口いっぱいに蕎麦の風味が広がる。
    【購入価格(税別)】258円(250g入り、@1,032円/kg)
    【原材料】そば粉、小麦粉、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】ツルツルとしているが噛み応えはしっかりしている。飲み込んだあとでそばの香りが追いかけてくる。蕎麦湯も濃いめで美味しい。どこをとっても申し分のない商品。
    十割と二八は好みで別れる。十割の純粋なそば感と濃厚なそば湯を味わうか、のど越しとの絶妙なバランスの二八をとるか、、、。個人的にはどちらも好きで選べない。


  • 山形そば尽くし 板そば

    【製造元】株式会社みうら食品(山形県東根市)
    【特徴】山形の板そば風。しっかりしたコシ、噛むほどに蕎麦の風味が増す。
    【購入価格(税別)】198円(250g入り、@792円/kg)
    【原材料】小麦粉、そば粉、澱粉、食塩、小麦たんぱく
    【茹で時間】8分
    【管理人のコメント】板そばとは山形内陸部の食べ方で、木枠に複数人分を盛る食べ方。地理的に近いためか新潟の「へぎ蕎麦」に似ている。そば自体は全粒を使う黒くて太いそば。自宅近く板そばの店は驚くほど太くて食感は硬くごりごりしていた。
    この商品はそれほどではないが黒くて平太。いた蕎麦の雰囲気を醸し出している。しかし食感は柔めでツルツルと喉越しがよく、食べやすく仕上げられている。


  • 韃靼玄そば

    【製造元】池田食品工業(株)(福島県福島市)
    【特徴】普通のそば粉の100倍ルチンが含まれている韃靼そば粉を使用。茹で汁が黄色いのはルチン(フラボノイド系天然色素)が流れ出したもの。
    【購入価格(税別)】248円(200g入、@1,240円/kg)
    【原材料】小麦粉、韃靼そば粉、食塩
    【茹で時間】3.5~4.5分
    【管理人のコメント】風味良し、味良し、食感は特に良し。黄色い蕎麦湯も美味しい。
    写真ではわかりにくいが、茹でる前の麺は少し黄みがかっていて、茹で上がると黄みはなくなる。味は普通のそばと大きく変わらない。
    ルチンのポリフェノールは抗酸化作用のほか、血圧や血糖値を降下させ、血栓を防いで血流をスムーズにするため、高血圧や動脈硬化などを改善し、糖尿病の予防効果もあるとされている。ゆで汁は必ず飲むべし!

    黄色いゆで汁