• カテゴリー別アーカイブ そば粉の割合
  • 越中八尾(やつお)のそば 風の盆

    【販売者】 北山製麺(富山県富山市)
    【購入価格(税込)】 不明(220g)
    【特徴】
    【原材料】 小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】 7~8分
    【管理人のコメント】 富山県の八尾山間部では江戸時代からそばが盛んに作られており、八尾産在来種のそばはコンテストで上位にランクされている。また、白海老は「富山湾の奇跡」と言われるほどの名物。つまりこのセットはこの地域ならではの味覚をまるごと楽しめるセットなのだ。
    麺はかなり太目で滑らかな舌触りとコシがあり、うどんのような食べ応えがある。つゆはガツンとくる旨味ではなく、とても上品なあじわい。白海老の風味を生かすために、塩分・調味料は控えめにしているようだ。

    余談ですが・・・
    「風の盆」は富山県富山市八尾町で毎年9月1日から3日にかけて行われる伝統的な祭り。この祭りは約300年の歴史があり、豊作祈願と風の災害を防ぐために行われている。祭りでは編み笠を目深にかぶった踊り手が、三味線や胡弓の音色に合わせて町を踊り歩く。
    このそばのセットは、その「風の盆」にちなんだものだろう。


  • 南部そば

    【製造元】株式会社戸田久(岩手県二戸郡)
    【購入価格(税込)】 275円(300g)
    【特徴】高品質の玄そばを厳選の上、自社工場で製粉したそば粉を使用し、何よりも風味を大切に丹念に創り上げられた逸品です。
    【原材料】小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】5分
    【管理人のコメント】 岩手のそばと言えば、干蕎麦日記でも紹介した盛岡の「わんこそば」や「土川そば」を思い出すが、「南部そば」というのは聞いたことがないので調べみると、戸田久さんの商品名のようだ。南部そばは昭和33年にイギリスに輸出し、昭和34年には皇室に献上した輝かしい歴史がある。その割にこの商品はリーズナブルだ。当時から60年以上が経ったが、いまの南部そばは当時のままのなのだろうか。
    実食では特別な印象はなく、平均的な干しそばという感じだ。いろんなつけ汁や薬味を試して、わしわし食べる麺にいい。

    余談ですが、「南部」って何だろう・・・
    南部地方は、江戸時代に南部氏の所領だった地域。現在の都道府県では、青森県の東半分、岩手県の北部および中部、秋田県北東部の一角という3県にまたがる広大な地域である。


  • 後文の稲庭熟成そば

    【製造元】株式会社後文(秋田県湯沢市稲庭町)
    【購入価格(税込)】 351円(180g)
    【特徴】国産原料を全量使用し、稲庭町で三日間かけてゆっくりと丁寧に低温熟成製法で造り上げます。国産そば粉の風味と国産の小麦粉粉と食塩が引き出すコシと歯切れの良さを味わえます。
    【原材料】小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】4分~4分半
    【管理人のコメント】 株式会社後文(ごぶん)は昨年、創業からちょうど100年を迎えた稲庭うどんの製造会社で、300年以上の歴史を持つ稲庭うどんの製法を若き職人に引き継ぎ守り続けている。
    稲庭うどんは独特な手延べ製法で作られている。綯(なう)う、延ばす、かけるという工程が重ねられ、3日から4日かけて熟成することで、あの滑らかな舌触りとしっかりしたコシが生まれるのだ。
    この干しそばは稲庭うどんの製法を応用して作られている。うどんのようなコシは無いが、滑らかで歯切れがいい。食感、風味ともに上品な麺だった。


  • 招福蕎麦(がんばれ日産!)

    【製造元】麺匠庵 明和株式会社(兵庫県姫路市)
    【購入価格(税込)】 景品なので不明(250g)
    【特徴】厳選した蕎麦粉を用い挽きたての蕎麦の風味を大切に作りました。コシのある歯切れと滑らかなのど越しをお楽しみください。
    【原材料】小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】4分(ちょっと短いかも)
    【管理人のコメント】 この商品はフリマサイトで見つけて購入したもの。日産の販売店が催すフェアなどで来店客に手渡されたものだろう。
    製造元の明和株式会社は経営理念に『手延麺の新しい価値の創造』を掲げる手延べ麺界の先駆者だ。手延べうどんや手延べ素麺は、小麦粉に食塩と水を加えてよく練り、食用植物油を塗って縒(より)をかけながら引き伸ばしと熟成を繰り返し乾燥するという手法。その手法を用いて作られたそばなので、一般的な機械打ち麺よりも強い弾力と滑らかなのど越しになると言うが、、、、実食ではその想像をはるかに超えたレベルだった。
    「フェアでもらった蕎麦、食べて驚いたよ!」と話題になっただろう。

    余談ですが、、、
    30歳の時にグロリア3.0 グランツーリスモ アルティマを新車で購入。VG30DETエンジンを搭載したスムーズで力強い加速。スポーティな雰囲気を持ちつつもラグジュアリーな雰囲気と乗り心地を両立した素晴らしいクルマだった。以来、日産車に乗り続けて32年になる。その大好きな日産が今、創業以来最大の窮地に立たされている。
    がんばれ!!ニッサン!!


  • 檜枝岐(ひのえまた)

    【製造元】池田食品工業株式会社(福島県福島市)
    【購入価格(税込)】 200円 (270g)つゆ付属
    【特徴】独自の「手揉み式製法」によって茹で伸び遅く腰がある麺。
    【原材料】小麦粉(国内製造)、そば粉、食塩
    【茹で時間】再沸騰から3~4分
    【管理人のコメント】 檜枝岐村(ひのえまたむら)は福島県会津地方南西部に位置し、日本有数の豪雪地帯で特別豪雪地帯に指定されている。昔から良質なそばが穫れ、延ばした麺生地を数枚重ね包丁で手前に引くようにして切る「裁ちそば」が名物だが、この商品はその製法ではなく、池田食品工業独自の「手揉み式製法※」で作られている。
    ちょっと太目で弾力があり食べ応えがある。ワシワシ食べるそばという感じだ。甘みも感じられて美味しい麺だった。

    ※手揉み式製法とは
    原料粉(小麦粉、そば粉)に多めの食塩水を瞬間的に加水し(水回し)、よく捏ねた生地を厚麺帯にまとめ、熟成し(多加水熟成)、縦横に押し延ばすように圧延し麺線に切り出した後、乾燥した乾麺です。手打ちの技法を研究し機械で手打ちの食味食感を再現いたしました。
    (池田食品工業株式会社ホームページより)


  • 自然薯そば

    【製造元】株式会社名田庄商会(福井県大飯郡)
    【購入価格(税込)】 いただき物なので不明 (麺200g)つゆ付属
    【特徴】豊かな大地で育まれた福井県おおい町の自然薯。力強いコシが、より一層そばの香りを引き立てます。
    【原材料】麦粉、そば粉、じねんじょ、食塩
    【茹で時間】6分
    【管理人のコメント】 1985年ごろ自然薯栽培の最適な土壌を持つ名田庄村(なたしょうむら)で栽培・研究が始まり、糖度とねばりが抜群の極上品質を誇る自然薯が完成した。この商品はその自然薯がたっぷり練りまれている。
    茹で上がりは柔らか目で、とても滑らかな食感と優しい風味は自然薯によるものだろう。付属のつゆは、根昆布だしなど多くの調味料を製造する札幌のメーカーにカスタムオーダーしたものらしく、福井県民の味覚に合っていると思える。

    余談ですが・・・
    1970年代から1980年代前半にかけて活躍したフォークバンド「ザ・ナターシャー・セブン」をご存知だろうか。ブルーグラスやアメリカのトラディショナルフォーク、日本の民謡のほか、世界各国の伝承曲をレパートリーとしていた。メンバーは、高石ともや、城田じゅんじ、坂庭しょうご、木田たかすけ、などなど。
    バンド名の由来は高石さんが住んでいた福井県遠敷郡名田庄村(現:大飯郡おおい町名田庄)から取ったものだった。


  • 磐梯の味 長命の泉そば

    【製造元】株式会社あらい屋製麺所(福島県郡山市)
    【購入価格(税込)】 356 円(250g)
    【特徴】 会津産のそば粉を原料にハイルチン(そばの若葉)を加えて作られたそばです。
    【原材料】小麦粉、そば粉、食塩、そばの若葉
    【茹で時間】4~5分
    【管理人のコメント】 あらい屋製麺所は1921年に創業した4代続く乾麺製造の老舗だ。現在では乾麺だけでなく、生麺、ゆで麺、半生麺も製造している麺の総合メーカー。
    このそばの最大の特徴は、そばの若葉から作られたルチンを豊富に含む粉末製品「ハイルチン」を混ぜ込んでいること。商品名の「長寿の泉」は、ルチンが高血圧や肝臓病に良い栄養素であることに由来していると思われる。
    比較的細麺だが噛み応えはしっかりしている。色の濃さはハイルチンによるものかもしれないが、風味は特に変わってはおらず食べやすい麺だった。

    余談ですが・・・
    福島県には県民食とも言える乾麺「清鶴麺(しんつるめん)」がある。
    清鶴麺は1958年(昭和33年)に、もっとおいしい乾麺を作ろうと福島県内の乾麺業者が日清製粉の協力をえて開発した共同ブランドの乾麺。 現在は県内8企業(清鶴会)で製造しており、あらいや製麺所はその中の1社である。


  • くるめ ほとめきのそば

    【販売元】農事組合法人山辺の里(福岡県久留米市)
    【製造元】株式会社熊谷製麺所(福岡県うきは市)
    【購入価格(税込)】 350 円(160g)
    【特徴】 福岡県南部に聳える耳納連山(みのうれんざん)の裾野、久留米市山本町・草野町で栽培したそばを「石臼挽き」にして5割使用。つなぎの小麦粉にもこだわり、地元・福岡県産小麦を使用しています。
    【原材料】そば粉、小麦粉、小麦たんぱく、食塩
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 「ほとめき」とは筑後地方の方言で、客を温かく迎えることを意味しており、「家うちに来たなら、ほとめくばい。」(おもてなしをするよ。)などと使うようだ。
    白くしなやかで上品な茹で上がり。久留米産の上質な原料のみで作られており、豊かなそばの風味が感じられ、まさに「おもてなし」に相応しいそば。
    久留米のグルメと言えば、豚骨ラーメンの発祥とされる「久留米ラーメン」や、屋台文化から有名になった「久留米餃子」、久留米の3大B級グルメの1つに数えられている「筑後うどん」などがあまりに有名で、残念ながらそばのイメージは薄い。この商品が流通することによって、久留米の暖かな方言とともに久留米のそばが広く知られることを願いたい。

    途中から福岡県北九州市名物の「激辛黄金唐辛子ごま」で味変。かなり辛いけどそばに合う!


  • 忍法ねじれそば

    【販売元】忍者そば五エ門本店(群馬県前橋市)
    【製造元】有限会社粕谷製麺所(群馬県前橋市)
    【購入価格(税込)】 292 円(230g)
    【特徴】 ねじれさせながら乾燥させる代々受け継いできた技法を守り、おいしさと美しさにこだわったお蕎麦です。
    【原材料】小麦粉、そば粉、大麦粉、食塩、小麦蛋白
    【茹で時間】4~5分
    【管理人のコメント】 忍者そば五右衛門は群馬県前橋市内のお蕎麦屋さんで、各席にセットされた揚げ玉・ワカメ・大根おろし・カイワレ・ネギなどが取り放題の「薬味バイキング」が名物。この商品は店舗で提供されている蕎麦ではないが、トリッキーな形状が屋号にマッチしているのでお土産品に設定されたのではないかと推測する。
    製造元の粕谷製麺は「ねじれそば/うどん」のほかに麺の形状が竹の節の様になった「竹割そば/うどん」を開発・製造するユニークな製麺会社。
    ねじれた麺は茹で上がるとまっすぐになってしまうので少し残念。韓国冷麺のようなシコシコ、ツルツル食感はそばらしくはないが、美味しい麺だった。


  • 飛騨 荘川蕎麦

    【販売元】株式会社Be・まる(岐阜県高山市)
    【製造元】キッセイ商事株式会社(長野県塩尻市)
    【購入価格(税込)】 630 円(250g)
    【特徴】 冷涼な気候の「飛騨荘川」で自家栽培したそばの実だけを使った、こだわりの逸品です。
    【原材料】そば粉(そば(飛騨荘川産))、小麦粉、小麦たんぱく
    【茹で時間】5~6分
    【管理人のコメント】 荘川の干しそばは2020年7月に「飛騨高山 荘川源流そば」をいただいた。それは太目で蕎麦殻をたくさん含んだ麺だったが、今回のそばは細くて白い更科風だ。弾力は少なく噛み応えがあり、何とも言えない独特な風味を感じる。荘川の水にはミネラルが豊富に含まれており、その影響で荘川蕎麦にはカリウムが特に多く含まれているという説がある。そば湯を飲んだ時にかすかな苦味を感じたのはそのせいだろうか。

    【余談ですが】
    パッケージの水車の絵は、荘川町のシンボル「5連水車」と思われる。
    荘川町中畑のそばの里にある五連水車は、国道から見て左端の最大のものが直径13m(でかい!!)。順に直径4.5m、5.0m、5.5m、3.6mの水車が並んでおり、五連水車としては日本一の大きさとのこと。水車小屋では最大の水車の動力を利用し、直径2.2mの石臼(でかい!!)を回して蕎麦を挽いているらしい。